私がオーディオにハマる理由

クラシック音楽をこよなく愛する私ですが、ここ数年、コンサートを聴きに行っていません。特に、うつ病になって以降、これが顕著になりました。

コンサートホールは、たいてい都会にありますが、そこに行くまでに疲れてしまいます。以前の記事にも書きましたが、駅のホームの発車ベル音など、街の騒音は相変わらず苦手です。職場に行かなくて良い日くらいは、家の近くの静かな場所で過ごしたい気持ちになります。

また、ホールでは、周囲の聴衆のちょっとした咳払い、服が擦れる音などが気になりますし、自分が他の方に迷惑をかけていないかも気になります。コンサートホールに限らず、飲食店に入るのも苦手になりました。

さらに言えば、コンサートホールは、席によって、聴こえ方が大きく違いますので、満足な音響が得られる確証がありません。

これらは、自分でコントロールできないので仕方ありません。今年の春ごろ、タリス・スコラーズが来日することを知り、初台のオペラシティや、ミューザ川崎に聴きに行くか、さんざん悩みましたが、上記の理由から、行くのをやめました。

その点、ホームオーディオは、気兼ねなく楽しめます。機器を買い換え、セッティングの変更などで、音の変化を楽しめるし、近隣に迷惑をかけない範囲で、好きな時間に、その日の気分に合った曲を聴くことができます。服装も自由です。

コンサートホールも、ステージも好きです。しかし、しばらく足を運ぶことはないでしょう。

もちろん、そんな気持ちにも変化が訪れる日が来るかもしれません。