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予防医学とは?予防医学を実践するメリットと具体的にやるべきこと

こんにちは!
睡眠の専門家・しょうです。

これまでの健康・医療分野では、発見した病気や不調に対して薬や手術などで対処することで、回復させようとするのが一般的でした。

しかし近年注目されているのが、病気や不調になる前に対策する「予防医学」です。

予防医学に取り組むことで、健康寿命やQOLが伸びて、医療費が節約できるなどのメリットが得られるようになります。

そこで今回のnoteでは、予防医学の特徴やメリット、具体的にどんなことをすればいいのかをご紹介していきます。

予防医学とは?

予防医学は、病気になる前に予防しようとする考え方のことを言います。

病気や不調になってから治療するのではなく、そもそも病気にならない体づくりや生活習慣を身につけることが、予防医学の目的です。

近年では世界的に高齢者が増えて医療費が増大し、社会保障が追いつかなくなる可能性が指摘されています。

そこで予防医学を実践することで、治療・介護を必要とする人を減らし、社会全体の医療費負担を減らそうという動きがあるのです。

実際に福祉大国と呼ばれる北欧の国々では、世界に先駆けて予防医学を取り入れ、寝たきりになる人が減少傾向にあると言います。

私たち個人にとっても、病気を予防したり軽症の段階で発見したりと、苦痛に悩む可能性を減らすことが可能です。

また、病院で支払う医療費が安くなったり、健康で脳が働くため高いパフォーマンスを発揮できたりするメリットも得られます。


予防医学の3段階について

予防医学には、段階に応じて「一次予防」「二次予防」「三次予防」の3つがあるとされています。

各段階によって目的や実践する内容が異なるので、それぞれご紹介しましょう。


一次予防

一次予防は、健康な時期に病気の予防を行うことを言います。

たとえば、バランスの取れた食事や運動習慣、十分な睡眠を取り、ストレスをうまく解消することなどが挙げられます。

予防接種やワクチンなども一次予防に含まれます。

これまでの医療では、病気を発見することや病気を治療することを重視し、この一次予防はあまり注目されていなかったという実情があります。

予防医学では、この一次予防を重視することが大切です。


二次予防

二次予防には、健康診断やがん検診などが含まれます。

病気を早期発見することで、軽症の段階で治療し、合併症や重症化を防ぐのが目的です。

ちなみに「健診」はプログラムを組んで行う健康診断の略称で、「検診」はがん検診などの特定の病気について調べることを指す言葉です。


三次予防

三次予防は病後のリハビリのことを指し、病気にかかった後に再発防止や体力低下を防ぐために行われます。

病気になる前の予防を重視する一次予防と比べると、三次予防は病気を治療した後のケアに重点を置いています。


予防医学を実践するメリット

予防医学は、社会全体の社会保障費を抑えるというメリットもありますが、私たち個人にとっても多くのメリットがあります。

たとえば、私たちが予防医学に取り組むことで、次の効果が得られるでしょう。

  • 健康寿命やQOLが向上する

  • 医療費や保険料が安くなる

  • 高いパフォーマンスにつながる

それぞれ解説します。


健康寿命やQOLが向上する

予防医学を実践して病気のリスクを抑えることで、健康寿命やQOLを向上させることが可能です。

医療が発達した現代では、「人生100年時代」と言われるように、長生きできるのが当たり前となっています。

しかし高齢になって以降は寝たきりになったり、自分で食事ができないほどの介護が必要になったりすれば、幸せな人生とは呼べなくなるでしょう。

周りに迷惑をかけずに最期まで幸せに暮らし、元気に生活できる健康寿命を延ばしたい方は、若いうちから予防医学に取り組むことが大切です。


医療費や保険料が安くなる

予防医学によって病院を受診したり保険に加入したりする必要がなくなれば、お金が浮いて経済的なメリットも得られます。

厚生労働省の発表によれば、令和2年度の国民医療費は42兆9,665億円、国民一人当たり34万600円が1年間に発生している計算です。

予防医学でこの医療費を節約することができれば、年間30万円以上実質的にお金が増えるわけです。

健康的な食事や寝具などにお金を使ったとしても、十分なリターンが得られるでしょう。


高いパフォーマンスにつながる

病気や不調に悩む時間を減らすことができれば、限られた時間をより有意義なことに使うことが可能です。

たとえば、病気の治療のために1週間の入院が必要になれば、1週間は働いたり勉強したりするのが難しくなるわけです。

福利厚生が手厚い大企業に勤めている方であればそれほど影響はないかもしれませんが、ご自身でビジネスをされている方やフリーランスの方の場合、1週間収入ゼロが続くことになります。

他にも体調不良で脳や体のパフォーマンスが下がり、集中力や体力が低下してしまうこともあるでしょう。

そうした影響を最小限に抑えられるのも、予防医学のメリットです。


今日から始めたい予防医学の具体例

最後に、予防医学を実践するための具体的な方法についてご紹介しましょう。

  • 質の高い睡眠を取る

  • 腸内環境を整える

  • 健康診断や定期検診を受ける

こちらの3つの行動について解説するので、ぜひ今日から予防医学を心がけてみてください。


質の高い睡眠を取る

予防医学の中でも「一次予防」に代表されるのが、質の高い睡眠を取ることです。

普段から寝不足の状態が続くと、注意力の低下や免疫力の低下により、ケガ・病気のリスクを高めることになります。

質の高い睡眠は日々の疲れを癒し、日中に高いパフォーマンスを発揮するためにも不可欠な要素です。

質の高い睡眠取るコツは、私のnoteでも日々発信しているのでぜひチェックしてみてください。


腸内環境を整える

バランスの良い食事を取り、腸内環境を整えることも予防医学に役立ちます。

最新の研究では、腸内環境が私たちの脳や体のパフォーマンスに大きく影響していることがわかっています。

腸内環境が乱れると、セロトニンやメラトニンの生成が阻害され、うつ病や不眠のリスクも上昇します。

最近では「腸活」という言葉もブームになっているので、腸活に良い食材やアイテムもうまく取り入れていきましょう。


健康診断や定期検診を受ける

予防医学の「二次予防」のステップではありますが、健康診断や定期検診を受けることも重要です。

どれだけ健康に気をつけていても、100%病気にかからない保証はありません。

たとえ病気にかかったとしても、早期発見と迅速な治療を行うためにも、日頃から健康診断や定期検診を受ける習慣をつけましょう。

特にフリーランスや経営者の方は、自分自身で健康診断に申し込む必要があるのでつい先送りしがちですが、入院などで無収入になるリスクを下げるためにもぜひ受けるようにしましょう。


おわりに

予防医学は、治療が必要な病気にかかる前に予防しようという考え方のことを言い、中でも食事・運動・睡眠などに気をつける「一次予防」にはさまざまなメリットがあります。

具体的に実践する際には、睡眠の質の向上や腸内環境の見直しからスタートすることをおすすめします。


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