ここでしか味わえない絶品いちご大福 古川日登堂(ふるかわひのぼりどう)
歴史深い彦根というまちに、一度食べたら忘れられない絶品いちご大福があるのをご存知でしょうか?
そのいちご大福を食べられるのが、彦根市中央町にある「古川日登堂」さんです。
(いちご大福 税込210円)
忘れられない理由は、なんと言ってもそのおいしさにあります。
私は、職業柄2・3年で各地を転勤するのですが、もともと甘いものが好きで、行った先にある、おいしいと評判のお店にはよく足を運びます。
その中でも、古川日登堂さんの「いちご大福」は、苺の酸味と大福の甘さのバランスが絶妙。苺は九州産のあまおうを使用しており、大福の甘さに負けない苺のおいしさがしっかり楽しめます。
いちご大福が食べられるのは、11月の彦根えびす講の時期からゴールデンウィークの頃までです。
本当に人気のある商品で、しかも手作りのため、品切れになることも…。そんなときは電話で取り置きしてもらいましょう!
(日中忙しいサラリーマンの方には耳よりな情報!)。
(お店に立つ2代目の古川登志雄さん)
現在、お店を切り盛りされるのは2代目の古川登志雄さん。お父様から26歳でお店を継がれ、今年で35年になられるとのこと。もともとは、大阪の住吉大社近くにある「喜久寿(きくじゅ)」さんという有名な和菓子屋さんで修行をされており、地元の彦根に戻られました。
(年間を通してもっとも売れる「彦根大名焼」)
古川さんが「いちご大福もいいのですが、、、」と言いつつ、勧めていただいたのが、一年を通じてもっともよくお客さまに喜んでもらえるというどら焼きの「彦根大名焼(だいみょうやき)」。
実際食べてみましたが、ふっくらとした皮に甘すぎない粒あんと、中にきざみ栗が入っており、こちらも他のお店にはない忘れられないどら焼きでした。
(いちご大福、彦根大名焼の他にこしあんの草もちもオススメ)
季節にあわせて、年間約50~60種類の商品を、すべてカウンターの後ろにある作業場で作っていらっしゃるとのこと。それだけの種類を、毎年その味を待ち続けるお客さまに、期待を裏切らないように作り続けるのは簡単なことではないと思います。
お客さまに喜んでもらいたいという古川さんの思いが、こちらまで伝わってくる絶品和菓子たちに出会えました。
(写真・文:シゲオ)