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学歴コンプ

俺はめちゃくちゃ学歴にコンプレックスがある。大学の話とかになった時に具体例を出さずに「あ、茨城の方の大学通ってました。」とか言って濁すことがよくある。

実際のところ言ってしまえば俺の最終学歴は筑波大学人間学群心理学類だ。めちゃくちゃ偏差値は高い。早慶くらいある。この話をすると「なんだ自慢か。」みたいな感じになる。俺も黙るからお前も黙れ。

就活生の頃も大学の話になった時に、「あ、筑波大学です。」と言うと、「え、すごいですね。」とか「頭いいんだね。」とか言われたけどそんなことはない。勉強がそこまで嫌いじゃなかったから平均より勉強していただけだ。頭は良くないし、勉強ができただけ、しただけだ。

そして、何より小さい頃から唯一と言っていい母親からの教えとして「学歴を自慢する奴にだけはなるな。」ということだけはずっと言われてきた記憶がある。学歴は歴であり過去だ。学歴を自慢しているということは現状に誇るところがなく、過去が自分のピークだと宣言しているようなものだ、と。そんな感じだった気がする。いや、多分他にももっと色んなこと言ってくれてたんだとは思うけど、、、

つまり、俺は学歴を言うたびに中学の頃モテていた自慢をしているような、いたたまれないような気持ちになるのだ。中学の頃モテていたはまだネタにできるが、いい大学出てるは本当にネタにできないし、どうしようもない。中学生のモテる基準と大人のモテる基準は違うけど、勉強の出来の基準は基本いつでも偏差値だし、あと勉強できたやつが急激にできなくなることもないから。

高卒でバリバリに第一線で活躍しているバンドマン 、芸人、成り上がり這い上がってきたアーティストなどを見かけるたびに本当に自尊心が傷つく。今からでも家出をしてわざとでもドブ水を啜ってやろうかという気持ちになる。どうせそんな度量もないくせに。

今更こんなことを言ってもどうにもならないのだろうけど、今までの俺の人生は親がちゃんとしていたからどうにかなってきたのだなと常に思う。

俺の思考力とかそういう学歴社会で身につけたものはいつだってネガティブなことを考える時に発揮される。ストッパーにはなってもブースターにはならない。いつかは変わるのだろうか。

なんか歯切れの悪い文章だな。いつか書き直そう。

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