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笹井宏之さん『えーえんとくちから』【躁うつ読書記】


こんにちは。朝といいます。
最初の記事「躁うつだけど、本が読みたい!」を投稿して、半年以上が経ちました。

やっとこさ「文章を書いてみようかな」という気持ちになったので、この記事を書いています。
躁うつ読書記、第一回目のスタートです。

この読書記には、躁うつの私が読めた本・歌詞などを記していきます。
もしも、私と同じように本や文章が読めなくて苦しい気持ちをしている人が参考にしてくださったり、「これなら読めたからおすすめだよ」と私に教えてくださるような記事にしたいです。
よろしくお願いいたします。

第一回目では笹井宏之さんの作品集『えーえんとくちから』を紹介します。
この作品集には主に短歌・俳句・詩・エッセイが収録されています。

この作品集のいいところは、挙げるとたくさんあるのですが
躁うつ読書記としては「1ページあたりの情報量が多すぎないこと」を挙げたいです。

短歌のページを例に挙げると、1ページに収録されている短歌は最大で2つ。
どのページを開いても読みはじめることができ、すぐに読み終えることができます。

躁鬱になり、記憶力が落ちてしまい、「途中まで読んだ本の内容を思い出し、続きから読む」ということも難しくなった私にとって、
短歌集のこの「どこからでも読むことができ、どこでも読み終えることができる」という点は大きすぎる魅力です。

数ある短歌集のなかでも、特に1ページあたりの情報量が多すぎず、また言葉遣いが現代的で読みやすい笹井宏之さんの作品集は、本を読みたいけれど読めない私の心を潤してくださいました。
ずっとお守り代わりに持っておきたい本です。

それでは最後に、笹井宏之さんの作品の中でも特に大好きな短歌を紹介して終わります。

「ふわふわを、つかんだことのかなしみの あれはおそらくしあわせでした」



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