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これが本当のあけましておめでとう?と映画ドリームホースの話

1月5日のお昼のこと。
おもちを細かく切って、フライパンに広げ
チーズを乗せて焼いた「もちピザ」を食べていました。

おいしい、おいしいと言いながら
次々と手が伸び、最後の1枚にさしかかった時、
久々かつ、聞こえただけで何が起こったか
大体予想のつく嫌な音が、耳の中に響いてきました。

「ごりっ」

あぁ、左下奥歯の被せ物が取れた・・。
新年早々、歯医者嫌だぁ。

そんなことを言っていても、元に戻るわけではないし、
翌日、お出かけの予定もあるので、
とにかくさっさと治したい。
慌てて歯医者へ連絡してみると、
夕方16時なら予約が取れるとの返答。

そして、その日のうちに
奥歯の被せ物をくっつけてもらいました。
新年早々、口をあけましておめでとう、でした。

そして、無事に迎えた翌日のお出かけ。
イギリスのウェールズで実際にあった話が元ネタの映画
「ドリームホース」を見に行きました。
親の介護とスーパーでの仕事と家事に明け暮れていた主婦が
村のみんなで一緒に共同馬主となり、競走馬を育て、
そこから奇跡が起こる話です。

実話が元ネタだったのが理由なのか、
馬が可愛かったのが理由なのか、それとも
主人公への感情移入が理由なのか、
どれが原因なのか分かりませんが
とにかく心うごかされて涙が何度も出てきました。

まさか、タイトル「ドリームホース」で
こんなに泣かされると思わなかったので
ハンカチを手元に用意しておらず、途中で

ゆーーーっくりとカバンのジッパーを開けて
そーーっとハンカチを取り出して、
涙をぬぐっていました。今年の初泣きです。

イギリスの映画は労働階級の人を主人公とした映画が沢山あります。
ミュージカルにもなった「リトルダンサー」も、
そういった映画の一つです。

今回のドリームホースも、
労働階級の人を主人公とした映画なのですが
お金をそこそこ持っている会計士が
この労働階級の人々と一緒に馬に熱を上げるようになり、
どんどん変わっていきます。
労働階級の人々も別の意味でどんどん変わっていきます。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので
このあたりで止めておきますが、みんな欲しかったのは

「胸の高鳴り」。

一口に「とってもいい映画」と言っても色々とあります。
ドリームホースは、いい映画というだけではなく、
心に残る映画でした。

心を動かされた残像が、未だ消えずにいます。

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