経験ゼロでも仕事は「対等」。バックオフィス担当のママ友が教えてくれたこと【社内対談】
一人目社員を募集しているグッドローカルですが、実は社内にバックオフィスを担当してくれているアルバイトの方が一人います。経理や法務など、僕が苦手な業務を引き受けてくれているのは、ママ友の兵藤 唯さん(通称「唯ちゃん」)です。
わが家の娘が二人とも兵藤家の子どもたちと同級生で、気づけば家族ぐるみの付き合いが6年以上続いています。コロナ禍以前は、兵藤家と一緒に旅行やバーベキューにもよく出かけていました。
今回はそんな仕事とプライベートの両面をよく知っている兵藤さんに、グッドローカルがどんな会社か聞いてみました。
「『働かせてもらっている』という姿勢を出さないことにした」
写真:兵藤 唯さん
兵藤 唯さん(以下、兵藤):たいしょう(永田のあだ名)は、仕事だと厳しいよね。私はITの知識がまったくない状態で入社したから、最初のうちは何も分からなくてよく質問していたでしょう。そういうとき「自分で調べて」って言うもんね。
永田:言うね。別に厳しくしようと思っているわけじゃなくて、仕事が詰まって余裕がないことの表れだよ。その点はいつも反省してる。でも、最近は「自分で調べなよ」と言う頻度も減った気がするな。
兵藤:それは私が成長している証拠です(笑)。
永田:僕には人の成長を早く望んでしまう悪い癖があって、つい「このくらいの業務ならもう一人でできるだろう」と思ってしまうんだよね。
兵藤:でも、そのおかげでまずは自分で考えてから質問するようになったよ。「こう思うんですが、どうでしょうか?」って。仕事の話をするとき、私が敬語を使っているのは気づいていた?
永田:言われてみれば、質問するときの唯ちゃんはいつも敬語かもしれない。意外とオンとオフの切り替えをしているよね。オフのときに雇用主っぽい言い方をすると怒るし(笑)。
兵藤:プライベートでキャンプや旅行をしているときとかね。たいしょうは段取りが上手だから、よく準備をお願いするんだよね。いつもは快く引き受けてくれるのに、あるとき仕事のトーンで「自分で調べなよ」って言うから「私の仕事じゃないので」と断ったっけ(笑)。
これは笑い話だけど、たいしょうの会社で働くことになったとき、どんな姿勢でたいしょうに接するべきか少し考えたんだ。社長と従業員という関係は事実だし、かといって堅くなり過ぎても不自然だし。
プライベートでの信頼関係を崩したくなかったから、あえて「働かせてもらっている」という姿勢を出さないことにしたんだよね。業務は確かにまだまだ勉強が必要だけど、だからといって過剰にへりくだる必要はないかなって。
永田:それは僕も助かる。前職でも「部長!」って呼ばれるのが苦手だったからね。役職や経験、年齢に関係なく、対等に話してもらえるのが一番うれしい。
お互いが気を使わなくて済む仕組みをつくる
写真:永田
永田:唯ちゃんの入社が決まったとき、できるだけ働きやすい環境を整えたいと思ったんだけど、実際に働いてみてどう?
兵藤:グッドローカルはすごく働きやすい会社だと思う。たいしょう自身が仕事と家庭の両方を大切にしているから、こちらの都合を理解して柔軟に対応してくれるしね。
今は月4回、1日4時間勤務ということだけ決まっていて、いつ出社するかは自由。下の子をオフィスに連れていっていた時期もあったよね。
永田:リモート会議が始まると落ち着かなくて大変だったよね。ゴミ箱の中をあさったり、Webカメラの後ろで叫び出したり(笑)。大人たちの注意が自分に向かなくなるのが嫌だったのかもしれない。
僕は会議に参加しないといけないし、唯ちゃんは子どもを落ち着かせたいし、お互いに気を使わなくて済む状態をつくろうということで、Googleカレンダーを共有して会議のない日を選んで出社できるようにしたんだよね。
兵藤:Googleもほとんどさわったことがなかったからなあ。会計ソフトも、日々の連絡をとるためのSlackも、グッドローカルで働かなかったら一生使わなかったかも。
永田:唯ちゃんは相当な勉強家だよ。僕にとってバックオフィス担当のロールモデルは、前の職場にいたアルバイトの女性なんだけど、唯ちゃんにぜひ目指してほしいと思って紹介もしたよね。
彼女に聞けば、管理部門の仕事はほぼ分かるはず。最近Slackに3人用のチャンネルをつくって、必要なときにいつでも相談できる仕組みを整えたところだね。
兵藤:一人目社員が入社したら、私が労務手続きをするんだよね。初めての経験だから、何か分からないことがあったときに相談できる人がいるのは心強いな。
会社にとって大事な業務は、信頼できる人に任せたかった
永田:唯ちゃんが働き始めたのは2020年の7月だから、入社してもうすぐ1年か。最初に声をかけたのは、子どもたちの誕生日会だったよね。
兵藤:そう!「そろそろ仕事をしたいんだよね」と話したら、たいしょうが「じゃあ、うちで働く?」と声をかけてくれて。
永田:独立したときからずっと「人手が足りなかったら唯ちゃんを雇いなよ」って妻が推薦していたからね。
兵藤:信頼しているたいしょうの役に立てるのはうれしかったけど、仕事の詳細はまったく知らなくて。入社した初日に「それで、どんな仕事をしているの?」と聞いたくらい。
永田:受託開発の仕事は、いくら仲がよくてもプライベートで詳細までは言えないからね。唯ちゃんにも「アプリをつくっているよ」って話したくらいかな。
兵藤:前職の化粧品会社ではパソコンを触ることがほとんどなかったから、「本当に何もできないよ?」って念押ししたよね。
永田:確かに何回も言われたなあ(笑)。でも、未経験の唯ちゃんにお願いしたのには、ちゃんと理由があるよ。
一人の会社だと、受託案件を進めながら経理や総務の仕事をこなすのはすごく大変なんだ。だけどバックオフィス業務は会社にとって大事な仕事だから、絶対に信頼できる人に任せたかった。知識や経験じゃなくて、いかに安心して任せられるかを基準にして決めたよ。
「グッドローカルの仕事は、子どものためにもなる」
兵藤:働きやすいのはもちろんだけど、会社が掲げている「地元をよくする」っていうスローガンも魅力的だよね。うちは夫が藤沢市出身で、この場所で子育てをしていくって決めているから、グッドローカルでの仕事が子どもたちのよりよい未来につながっているのはうれしい。
永田:今は時短勤務のほうが働きやすいと思うけど、もし今後フルタイムで働きたいとか、アルバイトから社員になりたいという要望があれば、実現していきたいと思っているよ。
兵藤:自分が勤めている会社の代表がこういう考え方なのがすごくありがたいな。最近やっと「働くこと」に慣れてきたから、子どもがもう少し大きくなったら働き方について相談させてもらうかも。
永田:ロールモデルとして紹介した女性も、バックオフィスは未経験からスタートしたんだよ。10年以上かけてその道のプロになったわけだけど、唯ちゃんも10年後にはきっとそうなれるはず。それまで会社が存続するよう、僕もがんばらないとね。
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