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メキシコ滞在ほぼ終盤、ユカタンに移動しました

私がバス移動するわけ

アイデアの3B

アイデアの3Bをご存知だろうか。バス(bus)、お風呂(bath)、ベッド(bed)である。これらのアクティビティをするとき、私たちの思考は速度を緩め、リラックスするらしい。この緊張が緩んだ状態で、いいアイデアがポコポコと出やすい状態になるそうだ。それがアイデアの3Bと呼ばれる理由。これを聞いたとき、私がなぜバスや飛行機、自動車での移動中に妙にリラックスするのか、気分が高揚するのか、ノートに思考を書き留めたくなるのか、理解した気がする。私は起きている間、これもしなきゃあれもしなきゃと常に忙しなく動いている。もっと悪い言い方をすれば、休むことに罪悪感を感じる。思考も起きている間はフル回転。「ああもう動けない、もう考えられない」という限界点に達して、1日の終わりにベッドに倒れる。休むのがものすごい下手なのだ。そんな私が自分自身に強制的に休みを取らせることのできる瞬間が、この「移動中」。何もしなくていいと素直に思える。白昼夢に浸かるのでもいい。ずっと考えることを避けてきた問題について考えてみるのもよし。何もできないから、寝るのもよし。だから皆が嫌がる長距離バスも、自分にとってはポジティブな選択肢に思える。

ユカタンまで、21時間半のバス旅

メキシコシティを夜12時に発ち、翌朝タバスコ州のVillahermosaで1時間の休憩を取った後、3時間遅れで夜9時半にメリダ到着。21時間半のバス移動、初めての経験だったが、景色が変わるのを眺めたり、エメラルド色のメキシコ湾をぼーっと眺めたり、のんびりと過ごせた。ちなみに私が利用したのは安心安定のADO社で片道1918ペソだったかな、日本円で17500 円ほど。そう、メキシコのバスは決して安くないのである。(早めに購入すれば、空路のが安い場合も多い。)
正確には、ここ2年くらいでバス代が爆あがりした気がする。バス代「も」が正しい言い方かな。インフレの影響もあるけど、日本円の弱体化の方が影響が大きい。私が初めてメキシコに来た2015年、メキシコの物価は体感で今の半分以下。日本人としてメキシコに旅行に来ると、全てが安いと感じられた。時は流れ、2024年。現在は日本へ旅行したメキシコ人に、「日本はなんでも安すぎてビックリした」と言われるのである。一方で「メキシコ高すぎてびっくり」の私。2015年、どこの誰がこの物価の逆転を予想できたんだろうか。いきなり仏教的思想への転換となるが、この世に普遍的なものなど一つもないのである。とは言えど、通貨の価値は上がったり下がったりするものなので、このままペソが日本円に対してずっと強くなっていくということはないのかもしれないけど、まー、日本円で旅する人にはメキシコ高いわぁの感想一択なんだろう。(ちなみに私はドイツのクレジットカードをメインで使用している。ベルリンとメキシコの物価を比較するとベルリンのが若干高い…気のせいかな?のレベル。)

高所で乾燥したメキシコシティから低所で湿地のタバスコへ、車窓からの風景がジャングル風になる
この辺りの建物はスペイン領コロニアル風。
メリダのADOバスステーション。新しくて綺麗。

話が逸れた

自分がバス旅好き(というか手段はなんでもいいんだけど、長距離移動が好き)をアイデアの3Bに絡めて説明したかったんだけど、結局物価の話になり、話が逸れた。これが私がブログ記事を書き上げられない理由なんである。私は話をうだうだに広げるので、「あれ、私何について書いていたんだっけ?」と迷子になる。思考がADHD。あれもこれも考えて終わりが見えなくなる。周りにいる、できる女たちが自分の意見をバンっと机の上に叩きつけると、おーカッケーな、と畏敬の念で見る。私、よく何考えてるのかわかんないって言われるので。無理もない、私も時々わかんないから。

強制的に話を進める

メキシコに来てから10週間が経った。最初は8週間を予定したワーケーションだったが、ベルリンに戻ることにどうしても気が乗らず、復路便のチケットを捨てての延長滞在決断だった。今、ユカタン半島のメリダにいる。ここ1ヶ月、メキシコは熱波に襲われており、ここメリダも例外ならず。昼間は40度を超え、さらには私の泊まっている部屋はエアコンがないので、日中は汗をダラダラ流しつつ仕事をしていた。名古屋の夏を毎年経験して育ったこの身体、メキシコ人も慄くメリダの「くそ蒸し暑さ」にもすぐに順応してくれるかと思ったが、そうでもなかった。滝汗を流しつつ仕事をするというのは身体への負担が意外と大きいらしい。昨日はイースター連休の初日で、張り切って近くのビーチタウン Progreso まで足を伸ばしたが、体がだるくて思いの外楽しめなかった。その夜、ベッドでゴロゴロしていたら、腹痛に襲われる。昼間マーケットで食べた海老が当たったかと思ったんだけど、どうやら生理前の子宮の疼きだったようで。5時間近く痛みが治らず、痛みに悶々しながら午前1時ごろに寝落ち。身体や心が疲れていると、本当、生理前や生理中の痛みがひどいので、わかりやすい。休んでくださいと、シグナルが送られてくる。今日は車で一時間ほどのところにあるセノーテまで泳ぎに行くつもりだったが、メリダの街でのんびりして自分の今後をプラニングすることにした。「やらない決断」も大事だし、これ、FOMO(Fear Of Missing Out 楽しいことを逃す恐怖のことをこう呼ぶ)恐怖症の私としてはとても難しいんだけど。「また無理して体壊したら元もこうもないでしょう」と小一時間自分に言い聞かせを頑張った。今、「Pan & Køf.feé」という小洒落たカフェで久々にカフェインを摂取しながらこれを書いている。とりあえず、今回のメキシコ旅について何か書き留めておかないといけないと思っている。(この10週間のうちに何回か試みたんだけど、下書きの山となって終わっている。自分で校閲しているうちに、まとまりなくなって、途中で飽きてしまうんだよな。20代の頃はもっと私の話を聞いてくれって感じでガリガリかけたのにな。文章を書ける私が本来の私なのか、文章が書けない私が本来の私なのか。)

Pan & Køf.feé : 洋梨とゴートチーズのサワードウピッツァは頼まざるを得ない。
Pan & Køf.feé : 大きな木で日陰が出来て気持ちのいい中庭。メキシコ人の、自然をガツンと家屋やインテリアに取り入れる感覚、ものすごい素敵だし、真似したい。

ここ3日ほど、メリダの気温は落ち着いている。今は春なので、本来の春気温になった。それでも32度。日陰にいる限り、そよそよと気持ちのいい日を過ごすことができる。そう思うと、日本より乾燥しているんだろうな。

私がメリダで惚れたもの

メキシコ一安全!

メリダはメキシコで「もっとも安全」と言われる街である。夜中に女性が一人で歩いても問題ないそうだ。私も夜10時ごろに近くのコンビニまでぶらっと水を買いに行くことがあるが、人気のない道でも怖いなと思うことはない。もちろん何があるかわからないのでやらない方が身のためだが、サンクリストバルやオアハカ、ベラクルス、メキシコシティでは夜9時以降は一人で歩かないようにしていたので、久しぶりの感覚である。ご飯も美味しいし、街は比較的綺麗だし、住みやすい都市だと思う。熱波以外は。アプリで使えるレンタル自転車もあるし、ショッピングセンターもあるし、コストコの駐車場にはちっさいセノーテあるし(ただし泳げない)。メリダの周辺には有名な遺跡や数々のセノーテがあるので、観光の拠点としてもおすすめである。

レンタル自転車 EN BICI!

airbnb のホストに無料だよと聞いて使ってみた EN BICI。アプリをダウンロードして、使う前にクレジットカードを登録しないといけないんだけど、自転車を使うこと自体は現在もまだ無料。課金一切されていない。

以下、使い方。

  1. EN BICI のアプリをダウンロードする。

  2. ユーザー登録とクレジットカード情報を入力をする。

  3. 任意?でEN BICIの保険に加入する。(ただしこれも無料)

  4. EN BICIの駐輪スポットを見つける。アプリの地図上ではEのマークで印がついている。

  5. アプリを開いて、借りたい自転車のQRコードをスキャンし、アンロックする。

  6. 乗る。

  7. 自転車の使用終了時は、最寄りの駐輪スポットに停めること。アプリを開いて『End Trip』をクリック。手動で施錠する。

ちなみにちゃんと自転車のメンテナンスをしていないようなので(VIVA MEXICO!)、外れ自転車(というか乗るの危険)が多く存在している。少し乗ってみて違和感あるようなら、別の自転車に乗り換えよう。命大事。

とりあえずめっちゃ重宝するのと同時、久々に自転車に乗って(メキシコで初めてやね)、自分が自転車移動大好きなことを再痛感。ありがとう、メリダ政府。

EN BICI の駐輪スポット。メリダ市内各地に点在している。

マヤの秘草 CHAYA!

秘草でもなんでもないんだけど。マヤ料理によく使われる葉っぱがあり、それがチャヤと呼ばれるもの。見た目的には葡萄の葉っぱ、味はほうれん草、木に成るので、ビジュアルに興味がある人はググってみてください。これが美味しくて、ドリンクに入れてもよし、スープにしてもよし、ハマってます。家にチャヤの木が欲しい…ドイツや日本でも購入可能なんだろうか。

ちなみにチャヤはスーパーフードらしく、肥満、糖尿病、炎症など、さまざまなものに効果があるらしい。ほうほう。それを食べても膨よかボディのユカタン人、やはりチャヤを食べててもそれ以上にカロリー摂取したら太るっちゅうことだな。食事はバランスが大切です!

チャヤのクリームスープ
チャヤ x ライムジュースのドリンク
卵大好きの私のテンションが上がったユカタン名物 Papadzules。とうもろこしのトルティーヤにみじん切りの卵がこれでもかというくらい詰められている。一人前で卵10個くらい使っているんじゃないかと推定。チャヤのクリームソース&パンプキンシード添えで、カロリーもコレストロールも超過を狙う(ある意味で)スーパーフード。

以上の料理、La Chaya Mayaというレストランで食べられます。市内に二軒あり、La Chaya Maya Casonaの方がインテリアが良さげです。

アライグマ天国 El Corchito!

正式にはメリダではなく、メリダから45分ほどの場所にある港町 Progreso になる自然保護区なのですが、野生のアライグマがテケテケと忙しなく走り回っている場所があります。その名も El Corchito。マングローブの森で泳げるセノーテもあるので、水着を忘れずに。保護区に入ると、ロッカーがあるので、荷物預けられます。アライグマの他に、ハナグマもたくさんいる。というかハナグマの方が多くいた。でもアライグマもハナグマもめっちゃいる。ビデオでお見せできないのがざんねんだけど、私たちのボートが到着した途端、わさわさわさーっとどこからともなく群れで現れた。動物好きにぜひおすすめしたいメリダからの日帰りスポット。

人慣れしているみたいだけど、触ってはいけません。
ハナグマ。初めて見た。アライグマよりおちつきなく走り回って、テンション高めの生物。
ハナグマ昼寝中。
敷地内に水深2.2 - 2.4mほどのセノーテが二つと、子供用の浅いセノーテが一つある。中に魚も泳いでいるよ!
敷地内はプチマングローブ。

以下、メリダからの行き方。

  • メリダ市内のAutoprogreso(Calle 62 524 x Calle 65 y 67, C. 62 524, Centro, 97000 Mérida, Yuc.)からProgreso行きのバスに乗る。2024年3月、往復で50ペソ(457円)。

  • Progresoに着いたらUber配車。El Corchitoの駐車場までお願いする。

  • 市内から10分ほどで到着(片道40ペソほど)。駐車場からボートが出ている。ボートを乗る前にチケット(大人129ペソ)を買う。荷物点検もされ、日焼け止めと食べ物、ビニール袋を持っていたら、ここで預けないといけない。(その他の荷物は島についてからロッカーに預けられる。)ボートに乗ると、2分であっという間に保護区到着。

  • アライグマとハナグマの群れにお出迎えされます。

澱みのないセノーテで泳ぎたい方は、平日の朝一番(9時開園)に行くのがおすすめ。私はイースターの初日に、しかも10時半ごろに行き、すぐに団体客がわさわさとやって来たので、自然の中でまったりという経験がほぼできなかった。おっちゃんたちが我が子よりもはしゃいでセノーテにわがままボディを投げ出して豪快にダイブするので、水底の砂が舞い水が澱むよ澱む。魚もびっくりだわ。子供心を忘れないのはいいことかもしれんけど、日本のおばちゃん(わし)、眉間に皺が寄る。
他人の行動はコントロールできませんので、誰にも邪魔されない一人時間大事な方はぜひ朝一番で!どうぞ。

El Corchitoの駐車場。ここからボートに乗る。
ランチにProgresoのメルカドでタコス食べました。大きなエビがプリゴロ入って美味しかった!ベスト!

もう一箇所、Progresoの動物スポット、その名もPig Beachと呼ばれる場所がある。市内からUberで15分ほど。豚が海で泳いでいると聞いたので、真実を確かめるべく行って来ました。

残念ながら豚は泳いでませんでしたが、その代わり休暇中のメキシコ人でごった返してました。メキシコ湾の水質上、メキシコ湾の海は透明度がない印象。潜っても視界不良で魚が見えず、海=シュノーケリングの私は滞在意欲が沸かず、すぐにプログレソに戻って来ました。やはりシュノーケリングなら、お隣のキンタナロー州のカリブ海が秀逸です。それか太平洋側。

ちなみにビーチに豚は本当にいます。十数頭。この日は豚小屋でツムツム状態になって寝てました。木曜から日曜の12時から13時の間だけ、海に放豚するという噂も聞きましたが、真実はわかりません。

ピッグビーチ、メキシコ湾、ブルースカイ。

メリダでノマドワーク

基本は宿泊先のデスク

メリダではairbnbの作業デスクとネット環境が良いのでコワーキングスペースには行ってません。なのでドイツの会社の仕事は大体、朝6時から11時ごろまで家でこなし、その後外出、夜に帰宅してもう数時間働くというルーティーンで行っています。

カフェ① Pan & Køf.feé

先にも述べたカフェです。二階席、中庭もあり、テーブルも広く、作業に良いです。ネットも安定していました。コーヒー、パン、ご飯も美味しい。席の近くにプラグがあるか不明なので、必要な人は要確認。

カフェ② Sempere

本屋とカフェが併設されたおしゃれなカフェ。階段を上がって2階へ上がります。ネット安定しており、グレーの壁に本の引用が書かれていたりと、シックなインテリアで落ち着きます。隣席との距離も離れており、作業に集中できる。

アールグレイと自家製フラン。

カフェ③ 安定のSTARBUCKS

メリダも例外に漏れず、STARBUCKSが何件もあります。あまりサービスは良いと言えないけども、ネットが使えるし、テーブル席で作業したい時にいい。私が行ったPaseo Montejoのスタバは二階席冷え切っていてビックリしました。こういうカスタマーへの気配りが、メキシコのスタバってイマイチなんだよなあ。

ホテル: Casa Itza

これ、私が最初の二日間だけ滞在したホテルというか民宿。エアコンあり、よいワーキングデスクあり、安定したネットあり、プールあり、キッチンありで、値段も高くなく、綺麗なので、おすすめです。

プールサイドからの景観。ジャングル系の鳥の鳴き声で目が覚め、ああ、ここ、ユカタンなんだなと。


次の展開

被雇用者としてのノマドワーク

2024年1月21日、ドイツの会社に雇用された状態で国外で旅行をしながらフルタイムで仕事をこなすという試みを自分史上初めて行いました。これについては旅が終わった後にまたちゃんと書こうと思います。2021年11月から2月にかけてやったフリーランサーとしてのノマドワークとはまた違ったものでした。というかやっぱり大変よね、ドイツ時間に合わせて朝起きたり、また毎日短いながらミーティングもあるので、移動は週末限定、泊まる場所もインターネット環境はしっかりしているところを探さないといけないし。ホテルと民宿合わせて、これまで15ヶ所くらい場所を移動したのではないかと。そしてメリダで6州目かな?ちょっとロシアンルーレット的なドキドキ感はありながらも、とりあえずなんとかなる。これからの働き方の可能性の拡がりを、ひしひしと感じました。多分もう10年したら、私たちが教育と社会の刷り込みを通して「普通」と認識させられた働き方が、跡形もなく崩れ去る。やりたいことも、住みたいところも、もっと流動的に決める、これが私の目指すところ。

うん、ドイツに戻る

あと2週間ほどメリダに滞在し、カンクン空港から冬が去った(!)ベルリンへ戻る予定です。はい、今季ワーケーションは終わり。

メキシコはすごく好き。一時期はこちらに完全に引っ越すことも考えた。でも今、こうやって思う存分旅行と仕事の両立を楽しんでみて、ではこのままメキシコにずっと住みたいかと聞かれると、うーんと思う。それはメキシコのせいではない。今回で腑に落ちたけど、私、どこにいても、3ヶ月くらいで「もういいや」と思うようだ。そろそろ他の文化圏に行きたいな、と。そう思うのは、私がこの国で腰を下ろしておらず、観光客というポジションでいるからかもしれない。「旅人」とは意外と疲れの溜まるポジションで、移動があるし出費も何かと重なる。自分の家がある場所に戻ってゆっくりしたいなと思う時がある。

とりあえずこのような経験をさせてくれた運命の巡り合わせ、会社の方針、彼氏の辛抱には手を合わせて感謝をしたい。この十週間で、私が人生でやりたいと考えていたことの多くを実行できたし、大胆に行動をすることを覚えた。未来のことは断言できないけども、私はメキシコを離れる時、「よし、やり切った」と思うんだろう。メキシコには戻ってくるけど、また。特にオアハカ、リソグラフスタジオに未練がありすぎるので。

残りの2024年と人生観

ドイツに戻ったら、新たに始めたいことが数個あり、どうそれらが展開するのかにも興味がある。あと、数ヶ月ごとに場所を移動することを実験的にやってみたい。もちろんメキシコ旅行みたいなことをまた今年やる財力もないので、行き先は限られるけど。恐らく日本。訪ねてみたい場所、登ってみたい山、リノベーションしたい古い家がある。先日リコメンデーションに出たYouTubeビデオで著名な心理学者が「成熟した」人格について語っていた。その格にあるのが flexibility、つまり柔軟性。成熟した人格の人は、「こうでなければならない」という考え方がない。その場の状況において、対応や対処を変えていく。もちろん、自分の性格やモットーを変えてそういうことをするのはただの日和見主義なので、それとは違うこと。私自身、無意識のうちに「こうでなければ私は幸せになれない」という考え方をしているので。例えば、これまで、「自分の住みたい場所を海外に見つけなければいけない」と考えていた。でもそういう生き方って、飽き性で好奇心旺盛な自分には果たして合っているのかなぁ、と、現在は考える。もちろん3ヶ月ごとに住む場所を変えるライフスタイルが自分に合っていないのかもしれないんだけど、それはやってみないとわからないわけで、現状に満足していないなら、降ってきたアイデアをトライするしか他に道はない。私はこうでなければならないー理想化した未来に自ら縛られにいくほど、自分を不安に陥れることはない。そういう意味で、もっと柔軟性を持って人生を歩んでいくことが今の自分には大事なんじゃないかなあと、今、ユカタン半島の一角にあるカフェで考えている。そうやって自分にも寛容になり、他人にも寛容になっていくんだろうな。ということで、4月閉じる前にドイツに戻って、新たな試みをしていく予定です。悶々として不幸になっているより、1日も多く、笑顔で眠りに落ちる日を作る。以上。


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