【鏡の実践】の基本のき③思考の書き出し
昨日、セッション募集のお知らせの記事を投稿しました。
セッションのベースとなるのは、【鏡の実践】と、もうひとつ、あります。
それが【思考の書き出し】です。
私たちは、普段、考えていることのほとんどを「自分の思考」だと思って生きていますが、
よーくよーく自分の思考を観察してみると、自分のオリジナルではない思考を、自分自身のモノとしていることが、けっこうあります。
なので、自分がどういう思考を持っているのか?を、じっくりと紙に書き出してみると、自分(他人にも)に制限をかけたり、自分(他人にも)に強く何かを禁止/否定をしている思考が見つかります。
たとえば、私の場合だと、「私は多くを求めてはいけない」という思考を持っていたことに気がつきました。
「私は多くを求めてはいけない」という思考を、いつ、どこで取り入れたのかは分からないのですが、なぜだか、無意識に制限をしていました。
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多くを求めること=(+)多くを求めないこと=(-)とします。
『(-)は良いことで、(+)が悪いこと』というジャッジメント思考を持っていると、
自分のまわりには、モノを捨てない人や、モノを多く持っている人が現れたりします。
自分が(-)に傾けば傾くほど、つまり、多くを求めない方に傾けば傾くほど、自分の外には反対側の(+)の現象が表れます。
そして、(+)を強く禁じれば禁じるほど、ある日、自分も(+)に転じてしまうときが来ます。
だから、私は、「多くを求めてはいけない」と自分に強く禁止していたにもかかわらず、逆に多くを求め過ぎ、買い物依存に陥りました。
本当は、多く求めること自体に良い悪いというのは、ないはずなのです。
良いか悪いか?ではなくて、好きか嫌いか?自分の好みかどうか?
自分はどうしたいのか?を基準にすると、逆に、本当に自分に必要なモノだけ、自分が本当に欲しいと思うモノだけを求めることができます。
すると、自然と断捨離できるようにもなり、無理せずともミニマリストになれます。
ダイエットを頑張っている人も、「たくさん食べてはダメ!」と思えば思うほど、たくさん食べてしまうと思います。
「たくさん食べても良いよ」と自分に許可した上で、「いま、自分が本当に心から食べたいモノ、身体が喜ぶモノはなんだろう?」と自分に問いかけて、食べるモノを選んだ方がダイエットの効果が上がるかもしれません。
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私たちは一日に1.2万~6万回も思考しているといわれています。そして、その大半が前日と同じ内容を繰り返していて、しかも、その8割ほどが、ネガティブなことを考えているそうです。
なので、自分が考えていることをバーっと紙に書き出してみて、自分にとって有益にならない/自分を苦しめるような思考や、無意識にかけている制限に気がついたら、「もう、この思考を持っている必要はない」と捨ててしまってもいいのです。
もっと軽やかに幸せに生きたい、そして、もっと簡単に願いを叶えたいのなら、いま自分が持っている重たいリュックから、もう必要のないゴミ、いつのまにか入っていた石ころ…そういうモノを取り出して、捨てる。
そういう作業が必要で、それが「思考の書き出し」になります。
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