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「東京あんこ巡り」のデザイン

GOOD FLOW / 大橋マホ

今日は去年から今年にまたがって制作した「東京あんこ巡り」のお仕事について。あんこ好きで有名な川田裕美アナの書籍や諸々に携わった。ウォーカープラスの連載から始まって、そののち書籍発売という流れで、デザイン一式を担当させてもらった。

編集の河合さんとは以前「恋する台湾」というガイド本をきっかけにご縁ができて、それからしばらく時間は空いたのだけど、その間に私と仕事する機会を伺ってくれてたという。こういうお話をされると本当に胸が熱くなるというか…心から嬉しい。頑張っていてよかったと思う瞬間(涙)。

そして編集の河合さんもあんこが好きで今回の企画に至ったそう。私の中で河合さんと川田さんは印象がリンクするところがあって、お二方とも見た目もしっとりしてて服装も女性らしく可愛らしくて&お仕事ができる女性。なので川田さんと河合さんのタッグは「素敵な女性×あんこ」。はじめる前から成功の良いイメージが出来上がっていた。

テレビを持っていない私は、お話をいただいた段階で川田さんを全く存じ上げておらず。まずは有名なスキップの映像から入ったんだけど、もちろん楽しませてもらって(笑)。そのあとはあんこを食べてる工場見学のロケを見て。それ以上は先入観を入れすぎないようにストップしておき。その後はフォローしたインスタを眺め続けた。

そしてなんと後日ご本人の撮影に立ち会う機会がやってきた。取材に立ち会う機会はそんなに多くない。ありがたいチャンスだった。

お部屋に入るとご本人が取材中だった。

「わ、可愛い…」

初めて生で聞く声はハリがあって聞き取りやすくて、かつ落ち着いたトーンで。なんでしょう。聞いてるとホッとする感じ。あー素敵な人だなーと。パーッと華やかなものが放出されてる。

私は部屋の端っこで見学をさせてもらう。川田さんはたくさんのあんこ菓子を前に、一つずつ商品を選び、口に運んでは丁寧に感想を述べていた。衣装も可愛い。お菓子が似合う。「食べる」「感想」「撮影」の繰り返しが続く。私は黙ってヒラすら見る。さらさらっとスマートにこなすので気づきにくいけど、川田さんは商品をしっかり食べ切っている。ぺろっと。そしてお茶をごくっと。潔い。コメントもハキハキしてる。静かにちょっと熱い(情熱??)。

さらにびっくりしたのはその後。川田さんが帰られてから。私はライターさんと河合さんと一緒に商品を味見させてもらっていた。私もあんこが好きなので嬉しくてしょうがない。しかしどれを食べても私の口からは「あ、美味しい…(幸)」くらいしか出てこない。そしてその自分のボキャブラリーの無さからふと川田さんの表現力の素晴らしさに気がついた。

『わ! そういえば川田さん、この種類の商品を絶妙に語り分けてたじゃないか…。あんこだけじゃなくて包んでるお餅のこととか、お店のこととか。』ここまでいろんな表現ができるものかなと。そこに気づき驚いてしまったのだった。川田さんと同じものを口にしながら川田さんの言葉の数々がフラッシュバックしてワーッと溢れる。川田さんすごい。私はその日静かに盛り上がった。

そしてしばらく時間が経ってふた月くらいだったか、今度は表紙の撮影に立ち会った。川田さんがちょうどご結婚された後で、これまた数ヶ月の間に美しさが増していて。華やかさが倍増していた。寒い日だったのに川田さんの周りは温かさが漂っている。

無事撮影が終わり、川田さんを満喫したその後は、ひたすらにデザイン業務が待っていて黙々と作業をこなす。写真でも川田さんといっぱい会う。そして私はこの仕事をきっかけに案の定あんこにハマり、家ではぜんざいを毎日(お餅入りで!)食べたり、わざわざ早朝にモーニングを狙って小倉トーストを食べに出かけたり。すっかり影響を受けた。

いよいよ最後、無事見本誌が上がり私は自身のインスタで書籍の紹介をさせてもらった。するとなんと川田さんご本人が私のことを見つけてくださりわざわざコメントを送ってくれた!

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なんとお優しい(涙)。こういう丁寧なところが川田さんの人気と魅力なんだなと、川田さんを通してあんこ愛も増したし、素敵なエッセンスをたくさんいただいた。こう言った出会いや機会がデザインの楽しさの一つであり喜び。

川田さん河合さん、このような機会をいただきどうもありがとうございました。関わって下さった皆さまも、どうもありがとうございました。


おわり

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