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今週のグッドデザインを紹介します(4/22 〜4/26)

今日は、 4月4週(4/22〜4/26)のとれたてグッドデザイン5点をまとめてご紹介します!



4/22 アウトドア テーブル[Butterfly Table S / M]

厚さ2㎝でフラットに収納できる、組み立て不要の一体型アウトドア用テーブル。

Butterfly Table S / M

受賞者によるデザイン紹介
アウトドア用の組み立て不要の一体型薄型テーブルS/M。アウトドアのためのテーブルの本質を見直し、設置と撤収が容易で時短につながり、車のわずかな隙間にも積載が可能な薄型の形状を実現。さらにハンガーを左右に備え、ガスバーナーなどの拡張も可能な機構。

審査委員からのコメント
2㎝の厚みでフラットに収納できるアウトドア用テーブル。簡単に設置や折り畳みができる天板と一体型の脚部の機構や2台のテーブルの間に専用のガスバーナーキットを取り付けられる左右の拡張ハンガーなど、機能やディテールへのこだわりを高い精度で実現していることが評価された。クラフト的な魅力を感じさせる独自の世界観でシリーズ全体がトータルにデザインされ、アウトドアに限らず、日常のインテリアにも馴染み、多様なシーンでの使い方が想像できる。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/16049

4/23 耳かき[お玉のような耳かき]

すくった耳垢を耳の中でこぼさない、やわらかいブラシのついたナイロン製の耳かき。

お玉のような耳かき

受賞者によるデザイン紹介
耳垢を逃がさないフチ付きの皿部と、やわらかブラシのついた「お玉のような耳かき」です。フチがついているため、すくった耳垢をこぼすことなく取り出すことができます。 持ち手には、掻いている方向を見失わないようにグリップに半球が付いています。ナイロン製のため、流水で流すだけで汚れが落ちるので衛生的です。

審査委員からのコメント
小さいながら秀逸にデザインされた一品。使ってみるとわかるその優れた機能性や耳あたりの良さが手放せなくなるほどだった。流水で洗って使いまわすことができることで、旅行時に持ち歩くアイテムとしても優秀。省スペース化が実現できる点も素晴らしい。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/14630

4/24 バックパック[コンディショニングバックパック]

夏の通勤を涼しく快適に。周りに気づかれずにさりげなく背中を冷却し続けるコンディショニングバックパック。

コンディショニングバックパック

受賞者によるデザイン紹介
長年エアコンを開発してきた富士通ゼネラルが、コロナ終息に伴い出社勤務が戻りつつあるビジネスパーソンのコンディションを支えるために開発したバックパック。蓄冷熱交換技術による独自の冷却機能で背中を快適に冷やし続け、まるでクーラーを持ち運ぶような快適さで夏の通勤時の不快感を軽減し、ビジネスパフォーマンスの向上をサポートする。

審査委員からのコメント
近年、保冷剤で出来たネッククーラーやネックバンドを目にすることが多くなった。国内でも最高気温を記録するエリアがどんどん北上しており、暮らしそのものにも大きな変化が現れている。日中の外出を諦めたくなる中で、陽射しを避けて働いていく。こうした環境下ではどのような対策が必要なのか、様々なアイデアが求められている。 このコンディショニングバックパックは、三社共同の共創によって生まれた。各社の特性が企画からアウトプット、流通まで見事な流れでイノベーションを起こしている。冷却機能は従来あるファンによるモノではなく、富士通ゼネラルの蓄冷熱交換技術によって行い、冷却システムパックの重量を分散させる機能部分はミズノが担う。そしてMakuakeにより製品を流通し、市場ニーズを引き出していく。この三社の共創こそ、いままでにない環境の異変やその課題の解決に繋がっていくように思う。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/17512

4/25 自律移動モビリティ [Honda Autonomous Work Vehicle Generation 3]

現場で人と一緒に働く、安全で正確に搬送業務を担うことのできる電動自律移動モビリティ。

Honda Autonomous Work Vehicle Generation 3

受賞者によるデザイン紹介
建設業界をはじめとする労働力不足市場に対し、屋外の人も混在する環境下においても安全で正確に搬送業務を担える、事業者向け電動自律移動モビリティ。高精度なセンサーで周囲の状況を把握しながら自律走行。汎用性の高いプラットフォームにより様々な作業に活用でき、現場で一緒に働くパートナーとしての存在を目指しました。

審査委員からのコメント
物流の世界では10年内に輸送力が30%落ちるとも言われており、労働力不足の解消は喫緊の課題となっている。この自律移動モビリティは、高度な自律機能もさることながら、その愛嬌ある佇まいが協働作業の障壁を低くし、親しみやすさと安心感を生み出している。ロボットが身近なものとなり、本格的に人とロボティクスが協働する時代がすぐそこに来ている今、ひとつの理想像を示したデザインであると評価された。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/15124

4/26 幼児用自転車[へんしんバイクC14 with ペダルくん]

遊びながら自然と乗り方が身に付く。子どもの感性を育て、親子の体験を豊かにする自転車。

へんしんバイクC14 with ペダルくん

受賞者によるデザイン紹介
3歳から3年間で、親子で遊びながら自転車の乗り方を身に付けられるバイク。1台でキックバイク、ブレーキ、ペダル練習、自転車デビュー、サイクリングまで乗換え不要で環境に優しい。三輪車に乗らなくなりペダル回しに苦労する子ども続出に対応し、梱包箱をペダル回しスタンドにできる。自宅でペダル取付でき、忙しい共働き家庭に優しい設計。

審査委員からのコメント
3歳でのキックバイクとしての乗用開始から、小学校低学年での自転車としての乗用までを見越し、各フェーズにおいて、ユーザーに寄り添った使用性を提供できるデザインを高く評価した。自転車店の減少に対応した自宅でのペダル取り付け、キックバイク普及によるペダルこぎ練習のニーズ増加に対応した、梱包箱活用の練習スタンドなど、ユーザー目線での丁寧な設計を重ねており、結果としてフレーム形状も、品質感の高い本格的な印象を獲得するに至っている。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/16416

この連載では、グッドデザイン賞インスタグラムで毎日1点ずつアップしている受賞作品をまとめています。
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