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パリ ロベール・マレ=ステヴァンスの建築に焦る

こんばんはテンプラです。

ミラノサローネの後は、鉄道など手軽に移動できる各地各国へ観光、、いやいや建築視察へと移動するのですが、昨年はミラノからスイス~フランス、以前はイタリアの各州へ、またパリからアメリカへ!など、毎回いろいろな移動を繰り返しております。

フランスのパリへも我々団体で行く事は最近では定番で、コルビジェの建築群を見る&観光&買い物がセットになっており、ブランドが好きな人は集中して買い物!みたいな事になっています。
私は正直ブランドはよくわからないので、建築視察以外は街をブラブラ、またルーブル美術館、オルセー美術館など美術館巡りや、ちょっとだけチョコレート好きなのでパトリックロジェ等有名店を巡ったりですかね。

あとは私の得意な1人ホテルにこもる( ̄▽ ̄)

そのコルビジェの建築視察で定番なのは、世界遺産でも有名なサヴォア邸とラ・ロッシュ邸。
毎回見学させていただいています。
その流れで、ラ・ロッシュ邸に行く際に一度だけ見に行った建築がタイトル写真でもありますロベール・マレ=ステヴァンスの建築。
彼もコルビジェ同様にモダン建築の同世代の建築家で、マレ=ステヴァンス通りという通りの建築を見に行きました。
友人の住宅と自身の事務所を設計した集合住宅群です。ここはステヴァン自身が開発した私道で、彼が自由に設計した建築群。
自分の名前が通り名であり、その周りの不動産も含めて自由に建築出たわけで、理由はどうあれ羨ましい。

通り側から見た感じ

Casa掲載によると
「外観は箱や円柱を重ねた幾何学的な印象。だが、空間のプロポーション、鏡を使い視覚的にエンドレスに見せる螺旋階段「エスカルゴ」、各住居の作り付け家具の完成度など、緻密なデザインがステヴァンスならではの品位を際立たせる。驚くべきは、彼が若き金属加工製造業者ジャン・プルーヴェを発掘したこと。表門や金属製の窓枠システム「ギロチン」、金属ボールがレール上を滑るカーテンレールなど、今もプルーヴェの初期の仕事が残っている。ステヴァンスとの協業はその後、プルーヴェにコルビュジエやペリアンとの出会いを生んだ。」・・・すごい人。

カーサによれば、内部見学も一部可能だそうです。我々が行った際にはそんな風には見えなかったので真偽は定かではございません。

ただ、外観だけでも必見の価値あり。面白い建築群。ぜひ訪れてください^^。

やっぱりこの当時の建築群はサッシのデザインが魅力的です。
省エネ性能を追い求める住宅業界では難しいー。

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