持病持ちが、急性虫垂炎になりまして

結構多くの人が通る道で
珍しい印象でもない
盲腸=虫垂炎
今回私は急性虫垂炎になりました
聞いたことはあったけれど
イメージとは異なり
想像していたより大変でした

元々線維筋痛症という
慢性的な痛みがあるという持病持ち
そして月経困難症により
ミレーナを着用中

そんな状態からのスタートでした
まずある日の夕飯後
なんとなく胃が痛いなと思い
胃薬を飲んで寝ました
でも腹痛でなかなか寝付けず
痛みは胃から子宮辺りに移動

あまりに子宮辺りが痛かったので
私と家族が最初に思ったのは
ミレーナがズレたのではないか

急いでかかりつけの総合病院に
夜中連絡すると
救急で婦人科の先生が
診てくださるとの事でした
※この時の医師は
普段の担当医ではなく
その日に救急担当で勤務していた
婦人科の先生でした

車を父に運転してもらい
病院に行くと
38℃を超える熱が出ていました

病院に着き内診をしてもらい
エコーや触診をしましたが
ミレーナは正常な位置にあり
問題はないと言われました

その時の医師の判断は
「コロナかインフルかな？」
でした。
でも熱が出たばかりだと
検査しても結果に出ないから
すぐは分からないかもねと

お腹の痛みについては
元々線維筋痛症で麻酔科に
通院しており
麻酔科の先生の許可なく
痛み止めを処方することは
無理ということで
一般の受診時間になるまで
待つか1度帰るか
どうします？と聞かれました
※その時の時間は朝の４時くらい
一般の受診時間となると
9時過ぎまで待つ必要があります

その場に居続けるのもしんどく
一度帰ることにしました
帰宅すると水を飲むのも痛いけれど
とりあえず普段飲んでいる
慢性疼痛用の痛み止めを飲みました
あまり効果は無かったです

9時を過ぎた頃
家族がもう一度病院に連絡をし
相談をすると
麻酔科の担当医が
診てくれるとの事で
再度病院に行きました

その時は熱が39℃を超えていて
痛みも酷い状態でした
痛みや熱の説明と
婦人科で内診をした話
ミレーナは正常な位置にあったと
麻酔科の先生に説明をすると
麻酔科内にいた看護師さんが
とりあえず血液検査を
した方がいいと医師に
提案して下さいました

血液検査をすると
異常な数値がいくつかあり
これはもう一度きちんと
診る必要があると
麻酔科の先生が再び
婦人科に繋いでくれました

婦人科に回ると
婦人科の先生も困っていました
婦人科の範囲は問題はなく
これ以上やれることがない
と言うことで
CTを撮ったりして
内科が診てくれるように
色々な検査をして
内科に回せる材料集めを
始めました
その頃には夕方になっており
高熱激痛の中病院内をぐるぐる
それでもまだ解決せずで

エコーを撮った後
婦人科の先生が
「宿便がたまっているから
　それで痛いんじゃないかな？」
って少し笑いながら言い始めました

その時肝機能で普段診てくれている
消化器内科の担当医が話を聞いて
自分はこれから勤務時間外だけど
他の内科の医師に繋いであげるよ
との事で内科へ繋いでもらえました

しかし内科の先生も
「下剤出しておくので
　今日はそれで様子診てください」
そう言いました。

その時に付き添っていた父が
「じゃあ高熱も
便秘が原因なんですか？」
と聞くと医師は少し悩み
エコーを見直すと
「ちょっと待ってくださいね」
と一度席を外しました
少しすると外科の医師を連れてきて
「これ、虫垂炎かもしれません」
と言われました
そして即入院でした

もしここで熱との関係を
父が聞かなかったら
下剤だけで帰されてたと思うと
ゾッとします。

入院して翌日
また再び色々な検査をして
造影剤でのCTも撮りました
今は発作は起きてなく
吸入も使ってないとは言え
4年前程は喘息発作を
起こしていたので
造影剤の使用は躊躇われたんですが
無事使用して検査が出来ました

すると結果は段階的に
中より悪い状態らしく
膿が出てきていると言われ
その日の夜に緊急手術となりました

手術は腹腔鏡手術で
お腹に3ヶ所穴を空け行い
無事終わったんですが
膿は子宮辺りまで
流れ込んでいたとの事

これ以上悪化すると
腹膜炎になってしまうところで
危険だったとの事でした

まさかただの便秘という
診断結果から
こんな事になるとは
思っても無かったので
本当に驚きです

入院は1週間しました
2、3日で退院出来る
イメージだったので
長く感じました
その内の5日間は水しか
飲むことが許されませんでした

術後もお腹の浸出液を出す管を
抜くまで結構痛みもあり
なかなかすぐ回復とは
思うようにはいかなかったです
痛み止めの点滴を何度も
使ってもらいました

元々血管が細く見えにくい為
採血や点滴の際に
失敗した数を含めると
1週間の入院で
両腕合わせ14箇所刺しました
普段の採血より痛く感じました

私は30歳なので
30歳でまさか急性虫垂炎になるとは
思ってもなく、そして
もっと軽く捉えてたので
そんな簡単なものでも
無いみたいだよと言うことで
今回書きました

持病を持っていると
新たな原因を見つけるのは
本人も医師も難しいですよね

読んだ方が新たな発見や
もし似たような痛みになった時
参考になれば幸いです

読んでくださり
ありがとうございました。