線維筋痛症、オランザピンにより起きたこと

オランザピンというお薬があります
元々は精神薬ですが
使用用途は精神的なものに留まりません

私は線維筋痛症という
強い痛みの病気の症状に
鎮静目的で使用しました

癌患者にも同じように
使用する事もある
強いお薬だそうです

私が始めてオランザピンを
使用した時は寝たきりで
自力で食事やトイレに行くことが
出来なかった状態の時でした
けれどしっかり強い痛みは感じていて
医師からきっと効くから
「オランザピンを使用して欲しい」
そう言われて使ってみることに
しかし衰弱しきった私に
オランザピンは強すぎたようで
軽い昏睡状態になってしまいました
意識はあっても目は開けられず
食事もトイレも出来ない状態に

これではさすがに困るので
一時使用を中止しました
とにかく使えるようになるまで
しっかり食べて、寝てを繰り返し
衰弱しきった状態から
少しでも回復するように
努めながら日々を送りました
その間は鎮痛剤として
リリカ、ワントラム
頓服でトラマールを使用し
何とか痛みを誤魔化していました

しかしこれらの薬は
一時しのぎでしかなく
その時の痛みを抑えるだけで
生活は大きくは変わりませんでした

食事やトイレが
補助ありででも自力で
繰り返し出来るようになり
寝返りが自分で打てるようにもなった頃

もう一度医師から
オランザピンの提案がありました

ここで2回目のチャレンジが
始まりました

今度は昏睡状態にはならず
普通に服薬を続けることが出来ました
そしてこれをきっかけに
身体は劇的に変わりました
まず車椅子無しでも
歩けるようになりました
それにより家の中を
自由に歩けるように

少しずつ自分で出来ることも
増えました
一人でお風呂に入ることや
一人で食事をすること
一人でトイレに行くこと

しかし1つだけ難点がありました
それは副作用で
劇的に体重が増えたことです
食べても食べても
お腹にたまった感覚がないんです
半年で20kg増えました
それにより肝機能も悪化
まさかの婦人科で指摘されました
※婦人科から処方されていたピルも
肝機能に影響していたので
定期的に血液検査をして
肝機能をチェックしていました
⇒その後慢性的に肝機能が悪い為
 肝機能管理は
 消化器内科へバトンタッチ

急いで線維筋痛症担当の
麻酔科医に相談すると
責任を感じていました
そしてオランザピンからラツーダという
似たような効果を得られるが
今回のような副作用は出ない
お薬に変更されました
食欲は元に戻りました

薬を変えるまでは止まらない
体重計だったのですが
ここで増え続けた体重は
ストップされました

何故始めからラツーダを
出さなかったのか
疑問ですよね?
医師曰く、最初に出してしまったのが
オランザピンで
私が初めての薬に敏感な体質だったので
使ったことのある薬を
再度試す形の方が
身体に影響がないのではと
思ったそうです

なかなか体調不良や体力の無さから
激しい運動をする事が難しいですし
食事量も普段は少なめな上
バランスの良い食事を心がけていても
血液検査をすると栄養値は少なめ
エネルギーを取るためにも
炭水化物ももっと取りなさいと
看護師さんには注意されるほど

しかし肝臓の為に
体重を落とさなきゃ行けない状況
実際現状は肝機能を定期的に
見てくれている消化器内科の医師と
麻酔科の医師との間で
板挟みになっている状況です
消化器内科からは痩せるか
薬を減らすよう麻酔科の先生と
相談してくださいと言われ
麻酔科では痛いなら飲むしかないし
仕方ないからなぁの一点張りなので💧

こんな事にならない為にも
お薬は飲むことを決める前に
起きる副作用等を把握したり
それによる不安を消化してから
飲むことをおすすめします
医師を全面的に信頼する事も
必要な時はありますが
医師がいつも完璧な答えを
持っているとは限りません

必要な言葉を交わしながら
治療を選択していけると良いですよね

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