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【大量発生警報!】インプレゾンビって何?

昨今X(旧Twitter)でよく耳にする「インプレゾンビ」というワード…
SNSを運用していると意味の無い投稿がリプライ欄を埋め尽くして非常に迷惑ですよね。
この記事では「インプレゾンビ」の解説と対策をご紹介します!


1.「インプレゾンビ」って何?

インプレゾンビとは、閲覧数(インプレッション数)を伸ばす事で収益を得ようとするアカウントのことです。
Xでは2023年8月以降、運用方針の変更から有料サービス「X Premium」からクリエイター向けの広告収益分配プログラムがスタートしました。
このプログラムでは投稿の閲覧数によってXから収益を得ることができます。

インプレッションでどのくらい稼げるの?

Xのインプレッションで稼げる金額は、ぶっちゃけ大したことありません。
上記投稿はアメリカの企業、Twin Birch共同創設者であるSawyer Merritt氏の投稿です。
「6.5億インプレッション」に対して「6,465ドル(約102万円)」支払われた事が共有されています。
つまり「10万インプレッションあたり1ドル」程度の還元率というわけです。
先日筆者個人のアカウントで万バズした際は228万のインプレッションがつきました。
ですので1投稿で3600円程度…お小遣いにしてはまあまあ嬉しいですが、しつこく有名アカウントに張り付き時間と労力をかけるには、少し報酬が少ないかな…という印象です。
日本なら無難にコンビニバイトした方がよっぽど安定的に稼げるでしょう。

どんな人がインプレゾンビになってしまうのか?

インプレゾンビの投稿やプロフィール欄で目立つのがアラビア文字です。
ナイジェリア、サウジアラビア、パキスタンを中心とした発展途上国では月収数千円というケースが割とあります。
ですので数千円であれどインプレッションから得られる現金収入は、彼らにとって十分な利益となってしまうのです。

インプレゾンビによくある手法

代表的なのが「人気投稿へのリプライ」です。
Xでは同じ投稿を繰り返すとBANの対象になる可能性が上がりますが、少しでも文章や絵文字を変える事で回避が可能です。
その為、一つの投稿に同一アカウントから似たようなリプライが大量に並ぶ…といった事態になる訳です。
自分たちの投稿に対して正しい反応が確認しづらくなるのは非常に迷惑ですよね。
その他にも「トレンドハッシュタグへの投稿」や「人気投稿のコピペ」が挙げられます。
筆者も以前、画像ごと投稿をパクられ大変ムカついた記憶があります。
ですがそもそもパクられたことにすら気づけないケースもあるので、日常的にアンテナを広く張っておく必要がありそうです。

2.インプレゾンビへの対策

現状インプレゾンビを直接減らす対応策を、残念ながらX側はとっていません。
投稿者側でも閲覧者側でも、個々人毎の対策が必要になります。

<インプレゾンビを見かけたら!>対象アカウントのブロック

インプレゾンビは同一アカウントで似たような有名アカウントを徘徊している事が多く、まずはブロックで迷惑リプライの表示を減らせます。
更に多数のブロックでアカウントごと凍結される確率も上がりますので、見つけ次第ブロックは必須対策の一つです。

<インプレゾンビを見かけたら!>対象ポストの報告

こちらも繰り返し行うことでアカウントの凍結を促す事ができます。
対象ポストの右上にある「…」をタップ

「ポストを報告」

スパム」を選択&「次へ」をタップ
これで報告完了です!
ただし短い時間で一定数以上報告しますとエラーになってしまうので、注意が必要です。
また、ポストごとの報告になる為、同一アカウントからの大量投稿に対しては少し手間がかかります。

<投稿者専用対策!>リプライの範囲を設定

Xではポストを投稿する際にリプライできるアカウントの範囲を設定する事が可能です。
投稿してすぐを狙って閲覧数を稼いでくるインプレゾンビが多いため、投稿初動は「あなたが@ポストしたアカウントのみ」に設定し、後から「全員」に変更する対策が一般的です。
一律「フォローしているユーザー」に設定し、無関係ユーザーのリプライを制限するのもおすすめです。
上記の通りリプライの範囲は投稿後も変更可能ですので、気軽に試す事ができます。

<検索時に!>検索コマンドの活用

トレンドハッシュタグを検索時に、インプレゾンビを除いた状態で検索できるコマンドがあります。

lang:ja: →日本語の投稿だけを結果表示するコマンド
within:  →特定範囲内の投稿だけを結果表示するコマンド

二つのコマンドを掛け合わせる事で、より正確にトレンド情報を追いたい時に活用できるのでおすすめです!

3.インプレゾンビのパンデミックは続く…

以上がインプレゾンビのおすすめ対策になります!
ただしいずれも対処法でしかなく、X側への根本的な対策が今も求められています。

緊急時にはインプレゾンビによる誤情報が大量に出回り、社会問題にまでつながりました。
現代社会に根付くSNS文化として、現状は正常な状態とは言い難く早急な改善が求められます。
インプレゾンビが蔓延する前より言われている事ではありますが、「正しい情報を見極める力」がより一層必要と考えられるでしょう。

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最後まで、お読みいただきありがとうございました!

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