見出し画像

畑サンデー part.4 病害虫

7/16 日曜日は第4回目の畑サンデーでした!
前回から育っていた夏野菜たちは
梅雨を越えた途端に
元気がなくなってしまい、、、
残念ながら復活することなく
枯れてしまいました。

ピーマン
白ナス
株元に糸状菌たちが
違う畝のビーツも白絹病
キノコのような香り


いろいろと症状と照らし合わせたり
ある方のご意見などを伺ったところ
土壌環境の悪化で眠っていた菌(糸状菌)が
起きたことによって起きた
“白絹病”というものでした。
白絹病は高温多湿で敷き草と雨の水はけの悪化によるもので、それを改善していくことにより
自然に消えていくとのことでした。

確かに、畑クラブの圃場の土は
水はけがあまりよくありません。
ちょうど違う畝に植えていたインゲンも
3株中2株が急に枯れてしまいました。
原因はいろいろあると思いますが
水はけの悪さが枯れる要因にもなるとのこと。

唯一残ってるいんげん一株
トマト

トマトは急に葉がくるくるまるまるように
なってしまいました。


とくに葉の色は問題なく
枯れることはありません。
こちらも症状と照らし合わせて調べてみた結果
“窒素過多”によるものだと。
しかし肥料も何もあげていないのに、
本当に窒素過多なのかは不明。。
また“芯止まり”という症状を起こしており
この場合は主軸が伸びていかなくなってしまうためそのすぐ横の脇芽を伸ばしていかなければ
ならないようです。
しかし、、、、その脇芽をかいてしまったため
それ以上伸びてくれません。涙
また“窒素過多”の場合は脇芽は取らずに伸ばしていくことにより栄養が分散するとのことでしたが、脇芽もまったく出てこず成長が完全に
止まってしまっています。
しかし実は順調に色づき出しているので
この実を取ればまた株に栄養がいくのか、、、
しばらく様子をみてみることにしました。

今回はその野菜たちの症状の観察をして
原因を考えてみたりどのように対処するべきかを
みんなで考える良い機会になったと感じました。
野菜栽培において病害虫の被害というのは
避けては通れないものだと思います。
そして“せっかく順調に育ってたのに、、、”
と心が挫折するひとつなはず。
そこで農薬を使ったり、土壌消毒を行ったりと
ネットでの対策はだいたいは
この2つが出てきます。
しかし、自然農ではそれは行いません。
不耕起栽培に挑戦している畑クラブでは
天地返しすらも出来ません。
そこで私が考えたのは、、、
“植物、菌、虫たちを知る”ということ。
野菜それぞれ原産地(育ちやすい環境)
があります。
菌にも発生しやすい環境があります。
まずはそれを知るということ。
そうすると何故今こうなっているのかなどが
腑に落ちたり。
また、今後の対策も考えやすかったり。

お野菜をたくさん確実に収穫したい!!
と思う方であれば
農薬もひとつの手段なのかもしれません。
(私は使ったことがないのですが)
しかし
農薬=症状にのみ対処するもの

何故その症状が起きてしまったのか、
根本から対処していく。
これが自然農において大切だと思っています。

自然相手に完全な正解はないです。
今年うまくいったり、
来年はうまくいかなかったり、、、
でもそれを繰り返して考えることによって
だんだんと成功率はあがるはず。
また、つまずく度にその問題としっかり向き合って考えることで、より理解が深まっていく。
それは野菜を収穫出来る喜び以上に
大切なことのように私は感じます。

症状のみに対処して
人間だけ生きようとしていくのか
根本を見直して生物を理解していくのか。
これを軸に畑クラブは今後も
美味しいお野菜を育てていきます。

その他のお野菜は順調そうです!

大きくなりすぎた四葉きゅうり
意外に美味しい!!
たのくろ豆
やっと受粉できたかぼちゃ
笹を食べやすくちぎってあげるメンバーさん
お弁当は畑で採れた野菜をトッピングした汁なし坦々麺

mari




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?