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歯列矯正をするお金はこうして貯めました~昼職で仕事の掛け持ち出来ない人向け~

歯列矯正のワイヤーを付けて2年、リテーナーの保定期間に入って1年、歯列矯正生活をして合計3年目になります。こんにちは、Yaebaです。

私は自分で歯列矯正を経験して少しでも「歯列矯正をしたいな」と思う方には是非チャレンジしてもらいたいと思っています。ですが歯列矯正には多くのハードルがあります。

・ワイヤーを付けた見た目が汚い
・高額な治療費が払えない
・治療期間が長い

今回はその中でも「高額な治療費が払えない」という悩みにフォーカスを当てて、少しでも治療費の悩みを無くすためにお金についての考え方と貯め方をシェアしたいと思います。
昼に働いている人が夜に働いたり掛け持ちすれば一気にお金がたまるかもしれませんが「夜職も掛け持ちも出来ない」という昼職の方向けに書きました。

私自身は昼職に働くごく普通のOLで、歯列矯正の治療費を払うために独学でお金について勉強しました。お金について知ることは治療費を払うためだけではなく、後々の生活にもかなり良い影響を与えてくれたので是非知ってほしいと思ったので公開致します。

できるだけ有益な情報を詰め込もんだつもりです。文字数は6000文字を超えたのでそこそこボリュームのある内容になっているのではと自負しています。

少しでも不安を取り除くお話ができたら嬉しいです!

【歯列矯正の費用やクリニックについてまとめました。不安な方のお役に立てれれば嬉しいです】



①自分の今のお金の流れを把握する

お金を貯めるにはまずはお金の流れを把握することから始めます。
毎月の収入(入ってくるお金)と支出(出ていくお金)を把握するのが一番大切です。

把握する方法はすごく簡単で、買い物をしたらレシートを必ずもらって1ヶ月分溜めてレシートの合計金額を出せばOKです。これで月の支出金額が分かります。(カード決済しているものはカード会社サイトのマイページで金額を確認しましょう)

大体2、3ヶ月分のレシートを溜めたら、自分が毎月「何にどれだけお金を使っているのか」が分かります。自分が何にお金を使っているのかを見てみると、出来るだけ必要最低限のものしか買わないように心掛けます。
例えば、毎日カフェでカフェラテを注文していることが分かれば買うのを控えます。1日だけで見ると450円の安い買い物でも、1ヶ月で見ると13,500円です。このお金で大阪から東京までの新幹線に乗れる金額ですから意外と大きい金額です。 

ここで大切なのはこんな風に「もったいないことしてた!」と気付くことです。「ここのお金をもっと有益な別のものに回そう」とお金の使い道を考えられるようになったらベストです。


②奨学金やエステのローンなどの借金を全て洗い出そう

「自分の貯金額は把握してるけど、そういえば借金額は把握してないわ」って方はいませんか?

これ結構危ないです。自分の借金は必ず把握しましょう。 毎月の出て行くお金が把握できたら、次に自分がいま抱えている借金を洗い出してください。例えば奨学金やエステのローン、スマホの分割払いなど。

ポイントは月々の支払い金額ではなく各借金の全額を洗い出すことです。 全額が洗い出せたら、その中で早めに返済できそうなものはありませんか?
例えばエステのローンとか、リボ払いしてるやつなど。
リボ払いをしてる人は即刻やめた方がいいです。あれは金利が高いから利子でどんどんお金が取られます。下手したら借金地獄になります...!

ちょっと頑張って返済できるものは一気に返済してしまった方がいいです。一括払いすることで、ローンの手数料をこれ以上取られないようにします。金融機関は手数料で利益を上げているので、できるだけ手数料を払わないようにするのが節約するポイントです。

私も全身脱毛のローンを組んでいるときに、手数料がエグかったので少し頑張って途中で一気に返済しました。返済はローンを組んでいるクレジットカード会社に電話して「一括で支払いたいです」と言えばOKです。少し大変ですが、後々のことを考えれば一括で払った方が安く抑えられます。

奨学金を除いて、すでに50万円以上の借金を抱えている人は借金を全て返済してから歯列矯正を考えた方が良いかもしれません。デンタルローンという手もありますが、新たに借金を増やすことになります。月々にのし掛かってくる「ローンの返済+手数料」は後々精神的にしんどくなるので、私個人としてはあまりオススメ出来ません。私は全身脱毛の30万とエステの10万を全て完済してから歯列矯正を始めました。歯列矯正代約100万のローンを36ヶ月で返済しようとしても月々28,000円+手数料なので3万は掛かります。無理せず落ち着いて返せるように組み立てるのが良いかと思います。


③まずは「夜職で稼ぐ」よりも「固定費の削減」を考えよう

お金を貯めるポイントは「無駄なところにお金を使わないこと」。毎月入ってくるお金と出ていくお金を把握できたら、まずは毎月必ず支払う「固定費」の削減をしていきます。 

固定費とは
家賃や光熱費、携帯代や通信費など毎月必ず掛かってしまう費用のこと。
変動費とは
食費や交際費、洋服の買い物など固定費とは逆で月々によって支払いにバラつきがある費用のこと。

この固定費の削減がかなり大きいです。いらないもの、特になくても困らない月額サービスなどはどんどん削っていきます。出来るだけ必要最低限のものに留めておきます。

削減できる固定費の一例
・家賃
・携帯代
・保険料
・使っていない月額サービス

この中で一番手っ取り早く削減できるのが、携帯代と保険料の削減です。


④今すぐ大手キャリアから格安スマホに乗り換えよう

携帯のキャリアは何を使っていますか?
ドコモ、au、ソフトバンクなどがありますが、これら三大キャリアを使っていて月々の携帯代の支払いが8,000円以上の人はいますぐ格安スマホに乗り換えた方がお得です。

格安スマホとは
SIMフリー携帯と言われていて、SIMロックを解除した携帯(またはSIMフリー用に購入した携帯)に自分の好きなキャリアのSIMをセットすることで使える携帯です。スマホに入れるSIMを格安スマホ用のSIMに切り替えるだけで携帯代が安く抑えられます。

三大キャリアの携帯は2年縛りなどの解約制限や更新が発生しますが、格安スマホはそういった複雑なシステムは一切ありません。シンプルに自分の使いたい分だけ使って料金を支払うシステムです。格安スマホの主なキャリアに楽天モバイル、UQモバイル、LINEモバイルなどがあります。

ちなみに私はiPhone8で楽天(旧DMM)モバイルを使って、月々の携帯代が1,600円です。前はソフトバンクで8,000円以上支払ってたので、単純計算で月6,400円の削減、年間だと76,800円の削減が出来ています。7万ってめちゃくちゃデカくないですか…? 

格安スマホに向いていない人もいるので注意が必要です。
・電話を頻繁にするor長電話が多い人
・家にWi-Fiが無い人

この二つに当てはまる人は格安スマホにしない方が寧ろお得かもしれません。

格安スマホは基本的に電話をあまりしない人向けです。かけ放題というプランが無いのと、電話代が割高です。少しの電話ですぐに200円とかいってしまうので、電話を頻繁に掛ける人や長電話をする人には不向きです。
格安スマホを使いつつたくさん電話をしたい人は、LINEの電話やskypeの電話など無料で使えるものをひたすら利用するといいと思います。

また、家にWi-Fiが無い人も少し厳しいかもです。格安スマホは通信などに使えるデータ容量を少なく設定すればするだけ安い料金で使えます。私は最安値の月3Gプラン(通話対応SIM)です。

3Gプランで外で動画とか観てたらすぐに容量オーバーになってしまい、通信制限が掛かったり、最悪課金しないとネットが使えなくなります。Wi-Fiがある環境であれば容量を気にせずにネットが使えるので、動画を観るときはWi-Fiがある家だけに限定にしています。
家にWi-Fiがなく、動画も楽しみたいという人は容量の大きいSIMを選択するか、そもそも格安スマホに変更しない方がお得という可能性もあるので注意してください。


⑤保険は必要最低限のみ入ればいい

携帯代の他にももう一つ大きく削減できるのが保険料です。
自分がどの保険に加入して、毎月いくら支払っているのは把握していますか?よく「保険は絶対入らないといけないから入っている」とか「みんなが入っているから入っている」と言う人がいますが、これは正直危険です。そもそも「保険とは何か」が理解せずに加入している人はこの機会に一度考えてみるのもアリかもしれません。

保険とはすごく簡単に言うと、「万が一お金が掛かる時に助けてくれる保障サービス」です。事故や怪我をして入院や手術が必要で大きなお金が掛かるときに保険に入っていれば、保険会社からお金が下りてきて入院費用などを支払うことができます。
言い換えれば「いざという時のための安心を毎月買っている」とも言えます。

「じゃあやっぱり必要じゃん!」と思われるかもしれませんが、実は保険にも大きく分けて2種類あります。それが公的保険と私的保険というものです。

公的保険とは
一般的に社会保険と言われるものです。健康保険、年金、介護保険、雇用保険など、毎月の給料から天引きされているものです。(反対に私的保険は民間の保険のことです)

毎月の給料から約3~4万円ほど予め引かれていませんか?実はこれ全て保険です。この公的保険は結構手厚いので公的保険を毎月支払っていれば、それだけで十分保険に入っていると言えるんです。

保険の選び方としては、「公的保険で補えない部分を私的保険で補う」のが賢い保険の選び方になります。

例えば私の例で見ていきます。

Yaeba
・20代後半
・女性
・独身
・健康状態良好(既往症なし)

私の場合、公的保険では少し足りなくて私的保険で補った方が良い部分としては、

・女性疾病(子宮頸癌や乳がん)への保障
・三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)への保障

これくらいでしょうか。
私は女なので女性特有の病気への保障は必要だと思います。あとは、三大疾病は日本人の死亡要因の上位として発症率が高いものなので、付けておいた方が良いかと思います。
なので、最低限これだけを付いた保険を探して加入しました。私はオリックス生命保険の医療保険に加入して毎月掛け捨てタイプのもので保険料は2,600円程です。


生命保険は結婚してからで十分

「生命保険はいらないの?」という声が聞こえてきそうですが、私は生命保険には加入していません。これは複数のFPさん(ファイナンシャルプランナー)と会って話したり、専門書を読んで自分で導きだした結論です。
私の持論としては「独身者にそもそも生命保険っている…?」ということ。

そもそも生命保険とは「自分が死んだときに残された家族に支払われるお金の保険」です。既婚者ならパートナーが万が一亡くなってしまった時の為に、死亡保険に加入しておいた方が良いですが、独身者にはそこまで必要ないかと思いました。加入していたとしても、受取人がせいぜい親か兄弟だし…。

「ご両親にお金がいくようにすれば親孝行になりますよ」と営業かけてくる保険マンがいますが、「元気に長生きしていた方がよっぽど親孝行になるんじゃない…?」と思って生命保険に入るのはやめました。
今後結婚してパートナーが出来たらその時に入ればいいと考えています。

保険選びに困ったらプロに相談してみよう

保険に関しては個人の健康状態によって大きく異なるので一概に「これがオススメです!」とは言いにくいものです。「自分で判断つかない」「プロに見てもらいたい」という人はどんどんプロに相談しましょう。私も実際、保険を切り替える前に2人くらいのFPさんの無料相談を受けてから、自分で変更しました。

個人的にオススメは保険会社の直営店ではなく、第三者の仲介会社で聞くことをオススメします。そこで契約するのは別として、第三者の方がいろんな保険会社の保険を見比べて一番適正のある保険を選んでくれるのが良いところです。

自分が毎月払える予算を決めて話を聞くと参考になると思います。
相談したからと言って、提案された保険を必ず契約する必要はないです。大事なのは、プロの意見を聞いてきちんと自分の考えをまとめること。そこで信頼できるFPさんを見つけたら、FPさんにお願いして契約をするのも良いと思います。


⑥外食や飲み会は上限を決めて行く、ランチは極力お弁当で

固定費の削減を頑張っても、その分浪費してしまっては意味がありません。つい行ってしまいがちな外食や飲み会は「月に○回まで」「週に○回まで」と上限を決めておくのをオススメします。上限を決めることによって自分の時間の確保にもなり、家でゆっくりと体を休めるのも良いと思います。
適度に制限をかけることで逆に1回の飲み会が楽しく感じられることもあります。

ランチも頑張れる範囲でお弁当を持って行くことに挑戦してみてください。始めは大変かもしれませんが、慣れたら10分くらいでパパッと用意できます。食費の節約にもなりますし、食べ過ぎも抑制できるのでダイエットにも効果的です。

仕事の稼働日数が22日間として毎日800円のランチを食べてたら、月に17,600円、年換算だと211,200円も削減できます。これに格安スマホに変更して浮いた7万を足すと年間28万も節約出来ます。3年もすれば84万にもなるので大きな金額を節約出来ます。


⑦おまけ:金利が高いネット銀行で預金をしてキャッシュバックをこまめに受け取ろう

効果は薄いですが地味にオススメなのが金利が高いネット銀行を使うことです。
今では考えられませんが、昔は銀行にお金を預けているだけでお金が増えた時代でした。しかし現在は銀行の金利が低くてお金を預けてもお金は増えません。むしろ今はマイナス金利が適用されているのでほぼ増えることはないです。
それでもメガバンクよりも高い金利を設定しているネット銀行にお金を預けていた方がキャッシュバックとして銀行からお金が入ってくる回数が断然多いのでお得です。

会社員で夜の仕事や掛け持ちができれば一気にお金を稼ぐことが出来ますが、それが出来ない人向けにまとめた内容でした。簡単ですぐにできるものから少し難しい物もありますが、この機会に行動してしまえば歯列矯正の治療が終わっても節約できる環境は続くので長期スパンで見るとお得だと思います。

他にもお金をお金で稼いでもらう仕組み作りを考えることも出来ます。それはまた別の機会にシェア出来たらと思います。

これで少しでもお金の悩みが減って歯列矯正ができる人が増えることを祈ってます。ありがとうございました!


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