マガジンのカバー画像

エッセイ

10
運営しているクリエイター

2024年7月の記事一覧

夏祭り放浪記 その4:出「ダンサー」記

夏祭り放浪記 その4:出「ダンサー」記

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その4である。今回は、当局の圧力によるダンスサークルの離脱と最終的な会場となる「チカノバ」の発見をお送りする。他編もぜひ読んでいただきたい。





(まだないよ)

6月14日――ダンスサークル離脱か――「分断政策」説の答え?

 14日の説明会後に来た連絡は職員からだけではない。「自主学祭」の中核を成すはずだったダンスサークルの代表からも1通のD

もっとみる
夏祭り放浪記 その3:夏祭り「南北朝」時代と逃げ上手の職員

夏祭り放浪記 その3:夏祭り「南北朝」時代と逃げ上手の職員

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その3である。今回は、当局からの「代替案」提示と、夏まつり中止の説明会における当局との対峙の二本立てでお送りする。他編もぜひ読んでいただきたい。





6月13日――彼方より電撃的に到来した「ホコテン」―― 13日の朝8時、夏まつり実行委員会より一通のメールが届いた。

この朝、可能性ではあるが、(少なくとも元々夏まつりに出展する予定だった団体には

もっとみる
夏祭り放浪記 その2:役者、出揃う

夏祭り放浪記 その2:役者、出揃う

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その2である。今回は、「個人夏祭り」初期のプラン、当局との「接敵」、見えはじめる「裏事情」を扱う。他編もぜひ読んでいただきたい。





空想から現実へ――合法路線への道――6月7日――「個人夏祭り」当初案――

 「夏まつり」中止とともに始まった自主学祭「個人夏祭り」計画だが、その当初の案は、本当に「個人」で夏祭りをしようというものだった。

 す

もっとみる
夏祭り放浪記 その1:激動の24時間・「夏まつり」中止編

夏祭り放浪記 その1:激動の24時間・「夏まつり」中止編

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その1である。ここでは、「夏まつり」中止までの流れと、「個人夏祭り」の提唱を取り扱う。続きもぜひ読んでいただきたい。



「#阪大個人夏祭り」 今年、大阪大学箕面キャンパスの7月6日は「何も無い」土曜日のはずだった。開催が予定されていた学祭「夏まつり」が当局により中止に追い込まれたからだ。
 当然ながら箕面キャンパス敷地内はがらんどう。ただオープンキャ

もっとみる