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やる気のある人、やる気のない人

やる気の見極めは、実はとても難しい
日常生活やビジネスの場でよく耳にする「やる気がある人」と「ない人」の区分け。しかし、実はこの分類は非常に曖昧で、誰もが「やる気があります!」と言えることができます。本人が自身の意欲を過大評価している場合も少なくなく、その「やる気」を客観的に測る明確な指標は存在しません。
成果による区別の明確さ
客観的に区別がつくのは、「結果を出した人」と「結果を出さなかった人」の二つです。ダイエットを例に取ると、本当に体重を減らす意志がある人と、ただダイエットをしていると言いたいだけの人がいます。前者は実際に体重が減っているかで判断がつきますが、後者は言葉だけで終わってしまうことが多いのです。
「仕事」の本質とは
物理学では、「仕事」とは力と移動距離の積で表されます。これをビジネスに当てはめると、何かを「動かす」ことが真の意味での仕事と言えるでしょう。例えば、単にデスクでパソコンを操作しているだけでは、それがどれだけの価値を生んでいるかが問われるべきです。実際に何かを動かし、明確な変化を生み出して初めて、それは「仕事をした」と言えるのではないでしょうか。
実績を基にしたアプローチの重要性
結局のところ、営業の現場でも他のビジネスシーンでも、「言ってるだけ」の人に対していくら真剣なアドバイスをしても効果は薄いものです。本当の成果を出している人は自ずと行動が伴います。だからこそ、私たちは「やる気」だけでなく、実際に成果を出しているかどうかを評価の基準にすべきです。そうすることで、真の意味で価値を生み出し、組織全体の成長に繋がる人材を見極めることができるでしょう。

まとめ: 実績に基づく評価の推進

「やる気がある」という言葉は誰でも口にできるものですが、その言葉が実際の成果に結びついているかは別問題です。実績が何よりの証明であり、成果を出した人と出さなかった人との間には明確な線引きが可能です。
ビジネスにおいても、「仕事」とはただ時間を費やすことではなく、実際に何かを変える、動かすことであるべきです。目に見える変化や具体的な成果を生み出すことが、真の仕事の証です。
組織やチーム内で人材を評価する際は、単なる努力や意欲を超えて、具体的な成果や実績に基づく評価を行うことが重要です。これにより、真に価値を提供する人材を正確に評価し、育成することが可能となります。

営業マネージャーとしては、チームメンバーの「言葉」ではなく「行動」と「結果」に注目し、それに基づいた適切なフィードバックと指導を心掛けることが求められます。これが組織全体の成長と効率の向上に直結し、持続可能な成功への道を切り開く鍵となるでしょう。

今日も頑張ります。


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