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サイト運営を成功に導く!効果的なサイトマップの作成方法

皆さんこんにちは!かんです!

5月も下旬になり、GWの余韻もすっかり消え、仕事モードに完全に切り替わったこの時期、webサイトのリニューアルや新規立ち上げを計画している方も多いのではないでしょうか。そんなリニューアル時などに欠かせない存在が「サイトマップ」です。

皆さんは、サイトマップという言葉を聞いたことがありますか?
webサイトの設計や運営において、サイトマップは欠かせない重要な要素です。サイトマップは、webサイト全体の構造を明確にし、ユーザーが目的の情報にアクセスしやすくするための道標になります。

また、検索エンジンがサイトを効果的にインデックスするためにも、サイトマップは非常に重要な役割を担っているのです。

この記事では、サイトマップとは何か、その必要性、作成のメリットについて紹介していきます。

初心者の方でも理解していただけるように、具体的な例を交えてご紹介します。サイトマップの基本をしっかりと押さえて、webサイト運営をよりスムーズに、そして効果的に進めていきましょう。


サイトマップとは

サイトマップとは、下記図にあるようなwebサイト全体のページ構造を一覧表や図で表したものです。例えるなら設計図のようなものになります。何がどこにあるかを一目で理解できるようにするための重要なツールです。

サイトマップ例

サイトマップの種類

サイトマップには主に大きく分けて、以下の3つの種類があります。

①webサイト全体の構成(サイトマップ)
②サイトマップページ(HTMLサイトマップ)
③サイトマップファイル(XMLサイトマップ)

しかしここでややこしいのが、上記の3つとも「サイトマップ」と呼ばれることがあります。

それぞれの役割や用途に応じて使い分けると、悩むこともなくなるでしょう。ここでは、それぞれのサイトマップについて、違いを紹介します。

①webサイト全体の構成(サイトマップ)

webサイト制作において、最初に作るのが前述した「サイトマップ(ホームページの構成図)」です。

webサイトを作る際には、まず「構成」を練る必要があります。
このサイトの全体の構造を表したものがサイトマップです。

サイトがどのような構造になっていて、どのページがどこに分類されているのかなどを示すのがサイトマップになります。

②サイトマップページ(HTMLサイトマップ)

HTMLサイトマップは、ユーザー向けのサイトマップです。webサイトのページを一覧形式で表示し、訪問者がサイト内のコンテンツを簡単に見つけられるようにするために使用されます。

サイトマップページを作成する主なメリットは、大きく以下の3つが挙げられます。

・ユーザーが目的のページにすぐに遷移できる
・ユーザーの求める情報の有無が判断できる
・Google(検索エンジン)がクロール範囲を広げられる。

ただ、数百ページ以上を抱える大きなサイトでは全ページを含むことは難しいので、重要なページを整理したうえで掲載することが多いです。

例えば以下の宮城県のwebサイトにアクセスすると、ページのフッター部分にサイトマップへのリンクが設置されています。

サイトごとに設置場所は異なりますが、主にヘッダーやフッター部分にサイトマップが設置されている場合が多いです。

宮城県

そしてサイトマップをクリックして遷移すると以下のように構成されています。それぞれの見出しの中にいくつか項目があり、クリックで該当ページへ遷移できます。

宮城県サイトマップ


なお、所説あるようですが、現代においてはHTMLサイトマップの重要性やSEO効果は薄れつつあるようで、その役割はこのあと紹介するXMLサイトマップに取って代わられているようです。HTMLサイトマップによるSEO効果はほとんど期待できないため、サイトマップを設置しないサイトも増えているのが現状です。

③サイトマップファイル(XMLサイトマップ)

検索エンジン向けのサイトマップです。主にXML形式で書かれており、検索エンジンのクローラーがwebサイトを効率的にクロールし、インデックスするために使用されます。

こちらのXMLサイトマップについても調べたところ所説あるようですが、Googleは以下の場合に、サイトマップファイルが必要になることがあるとしています。

・サイトのサイズが非常に大きい。
・サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。
・サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている、またはサイトが Google ニュースに表示されている。

Google 検索セントラル「サイトマップについて」

しかし、以下の条件に当てはまる場合は、サイトマップが必要ない可能性があるともしています。

・サイトのサイズが小さい。
・サイトのすべてのページを内部リンクが網羅している。
・検索結果に表示させたいメディア ファイル(動画、画像)やニュースページが多くない。

Google 検索セントラル「サイトマップについて」

XMLサイトマップはSEOにおいて一定の効果が見込める可能性があるため、作っておいて損はないようです。

強いてデメリットを挙げるとするなら時間を要するということぐらいしかありません。また最近では、WordPressなどのプラグインを使えば、XMLサイトマップの作成や送信は、難しくもなく、デメリットにもならないことが多いようです。

まとめ

①webサイト全体の構成(サイトマップ)

全体のページ構造を直感的に確認できる重要なツール。
サイト制作においては重要な役割を担う。

②サイトマップページ(HTMLサイトマップ)

結論、HTMLサイトマップが無くても全てのコンテンツに問題なく辿り着けるならば、HTMLサイトマップを設置する必要性は薄い。

逆に、回遊性やUIに問題があり、目的のコンテンツに辿り着けない場合には、設置するメリットは大きい。

③サイトマップファイル(XMLサイトマップ)

時間に余裕があるならば作っても損はない!

本日はサイトマップのそれぞれの違いや役割、作成するメリット・デメリットについてご紹介しました。


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