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ロングとショートでは曲げる関節の効果が違う

【テクニックブック Vol.3】

第3回目を迎えましたテクニックブック。
前回お話ししましたベーシック運動。

実はこれロングとショートで全然違うことをやるって知ってました?
似たような動きにはなるんですが、意識するべき点が全く違うのです。
ベーシックショートの理解が進まない理由がここにあります。

今回はそれらを整理。

ロングターンのベーシック。
ターン中は沈み込みですね。曲げです。
ロングはターン後半に斜面を横切るようになります。雪面状況に対して関節を柔らかく使い『吸収・調整』をメインとした運動が適切になります。

一方ショートでは、『曲げている』のが重要ではなく、『曲げ切った時』が重要になります。関節がロックされた時です。
この関節のロックにより、瞬間的に自重がボードに伝わり、ショートターンに必要なエッジングが可能になるのです。

ロングでは関節を柔らかく使い、雪面状況に対応する。
ショートでは関節を硬く使い、自重をしっかりとエッジに伝える。

このポイントさえ知っていれば怖いものはない!
ですが、この整理の仕方を教程本を見ても研修会内容でも、デモ合宿などでも見つけることは出来ませんでした。
検定をする検定員が全員この理解か?と言われるとそうでない部分が大半だと思います。
僕もようやくこういったところまで整理できるようになって来たので、これからどんどん発信していきたいです。

曲げている時と曲げ切った時の違いを整理して、ロングもショートもクリアーしていきましょう。

『サイズによるベーシック運動』
=ロングは柔らかく。ショートは硬く。

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