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『お正月は実家に帰るんですか?』の言葉の暴力

今日は「生い立ち」じゃない内容を書きます。

この数年、年末になると感じる事がある。
仕事や接客を受ける時に多いのだが、『お正月は実家に帰るんですか?』と聞かれる事が増える。これはお盆にも言えるのだが。
そう、私は毒親と対決をして疎遠になるまで、この挨拶みたいな文言に傷付く人がいるなんて考えもしなかった…

大学になって実家を離れる頃から、皆んなが当たり前に使って来たセリフだろう。
今やお盆前や年末には『こんにちは、お天気が良いですね』のような挨拶感覚で使われる。
私も何の違和感も無く使って来た。これに傷付く人がいるなんて知らずに!

仕事や旅行で実家に帰れない人は傷付かないかもしれない。
でも親がいない人、親と疎遠な人、病気や金銭面で帰れない人も世の中には一定数いるのだ。
少なくても私はこの数年、『お正月は実家に帰るんですか?』で傷付いた。
胸が締め付けられるように苦しかった。帰ると言えば自分に嘘をつくみたいで嫌だし、帰らないと言えば理由を聞いてくるだろう。

そう、単なる季節の挨拶であり、相手はたいして本当は興味も無いのだ。もちろん悪気もないし。
軽く嘘を付いて流せば良いだけ!それでも辛いのだ。
色んな差別と同じように、帰る実家が無い人がいる事を知って欲しい!
そして何気なく使うその挨拶のようなセリフは、言葉の暴力にもなっている事を…

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