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いじめの加害者

私の『生い立ち』⑥

前回では、いじめのループを書いた。
いじめる側にも家庭などでストレスがあり、はけ口を求めている。
では、いじめられた子は人の痛みを知り優しい子になるのだろうか?
決して自分のような思いを、他人には与えないと言う教訓になるのだろうか?
それなら、世の中の犯罪は減っているように私は思う・・・

私は小学校3、4年生の頃にグループ内のいじめのループにはまり、抜け出せなかった。5年生になりクラス替えがあって、ようやくその環境から抜け出せた。その安堵感と、`次こそは 新しい友達を作らないと‘ と言う緊張感があった。
5年生になってから出来た友達は、席が近い人で出来たグループだった。
授業でも一緒に活動する機会が多いし、明るくて活発な男子をリーダーにまとまっていた。私も打ち解けて楽しく生活していた。
それなのに、またいじめが発生した。あんなにいじめる側も、いじめられる側も経験をしたはずなのに。
私は自分の経験を生かす事は出来なかった。

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