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大食い選手の心境

 リバー  著・奥田英朗

 !ネタばれあり!

 図書館に予約して、約半年待ちました。
 頁数640頁あり、夏バテ気味の体調読んだので、思うように読み進められずに久しぶりに読書が苦痛とさえ思うほどでした。
 それは、まるで大食い選手が試合の終盤食べることがままならなくなり、苦戦する状況と似ているんじゃないか、なんてふっと思いました。(知らんけど)。

 さて、まず本作のあらすじをざっくりと紹介したいと思います。
 10年前に渡瀬川河川敷で発生した連続殺人事件。未解決のまま、類似の事件が発生する。同一犯か、模倣犯か!?警察、マスコミ、容疑者、被害者家族、容疑者家族の視点で綴られる群像劇となっています。

 登場人物のなかで、一番何とかしてあげたいと冷や汗を掻きながら見守る気持ちでいたのが、10年前の事件被害者の父親である松岡さんです。
 写真館を営む傍ら、警察に邪険にされながら事件現場付近の写真を撮り続けるその執念には敬意を示したいとさえ思う。

 事件を追うに従い、容疑者候補の解離性同一障害やヤクザとのすったもんだなど、風呂敷は止まることを知らないかの様に広がっていきます。
 まぁ、私の心配をよそに事件は無事解決します。色々詰め込まれていて、半年楽しみにする程のものではなかったと毒を吐いて終わりにしたいと思います。
 
 以上、ここまで拙い感想をお読みいただきありがとうございます。
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