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【2度目で合格…!】キャリアコンサルタント学科試験、私の行った対策。

キャリアコンサルタント国家試験。
初めに受験した2024年3月の第25回試験では、学科試験不合格、実技試験のみ合格。
2024年7月の第26回、学科試験に再チャレンジをして無事に合格しました。

これから試験にチャレンジする人、学科試験の勉強が思うようにいかない人…など、どなたかの参考となればと思い、これまでの学びの振り返りを書きます。


※「キャリアコンサルタント国家試験のための養成講座は、どんなことを学習するの?」ということについては、ぜひ過去の記事をご覧ください!↓




◇過去問題を解く。知識以外にも磨くべきことがある

試験合格のためには、まず必要な勉強は過去問、とにかく過去問。
実際に解いてみて「どんな内容を問われるか」だけではなく、「どのような文章で問われるか」「どんなパターン(引っかけ問題含む…)があるか」という、傾向・特徴を知ることが大切!です。
また、しっかりと知識がついていても、実際の問題では不要なキーワードを含んだ選択肢に気を取られたり、むやみに勘ぐってしまい選択を誤ったり…、ということも非常に多い。
知識だけではなく、冷戦になれる「注意力」読み解ける「国語力」も合わせて磨く必要があります。

◇でも、過去問だけやればいい、とういう訳でもない

過去問に取り組んで行くと必ず、凡ミスや、問題文を良く読めば本当は解けていたのに…!という悔しい不正解がでます。(私はウッカリなので、これが特に多い…!)
それも復習するとできるようになりますが、別の「初見」の問題に取り組むと、やっぱり文を正しく読み込めず、残念な不正解が出る。

結局、いつまで経っても、新しく挑戦する問題の正答率は70点くらいにしかならないんじゃないか…!と不安になることもありました。

過去問を攻略するのは大切だけど、「過去問だけ」解ければいい…という訳でもない。私はそう感じて、模擬試験や予想問題集にも取り組みました。
模擬試験の良いところは、「初見の問題」に触れられること「時間内に問題文を正しく読み解く」訓練ができること最新の時事問題に触れられること
また、解説がある場合は、内容をしっかり読み込んで理解することで知識の定着につながります。

模擬試験や予想問題集は、有料で提供されているものも多くあります。
(養成講座の料金も、試験代もかかるのに、さらにいくらお金を使えば良いのだろう?…となりますよね…)
自分なりに納得できる価格〇〇円までなら、必要経費と割り切って使おう!など)を決めておくのも大切かな、と感じます。


◇テーマ別に知識を深める…①サイトの活用

試験範囲は広いので、様々な理論・知識を幅広く習得しないといけない。
それぞれの分野についてしっかり理解を深めるために、様々なサイトを活用しました。

▶キャリコンスタディ
サイトに統計資料、理論家などのテーマ毎に、ポイントと◯✕問題がまとめられています。教科書がわりにいつでも検索できて、練習問題にも取り組むこともできます。
また、オープンチャットに参加すると一日一テーマの問題に取り組めたり、ロープレ練習や模擬試験を受けることもできます。
(毎日コツコツ取り組むことで、自分はここまでやってこれた…という自信につながりました…!)

▶みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験
「能力開発基本調査」「労働経済の分析」などの官公庁系資料の対策は、このサイトだけ繰り返し取り組めば充分ではないか…と思うほど便利にまとまっており、内容も充実。
無料の模擬試験や、学科試験の解答速報の提供もあり、受験者の心強い味方です。
(本当にお世話になりました…ありがとうございました…!)
私は2級技能士試験や古い過去問解説も閲覧できる有料プランに申込みました。

他にもいろいろなサイトがあります。YouTubeにも面白いものがたくさん。自分に合うものを探して対策するのも楽しいです。


◇テーマ別に知識を深める…②ノートやクラウドツール

たくさんの理論家を理解するため、過去問や模擬試験で出会った知らない知識を習得するため、作りはじめたのがノート。(やっぱり、学生時代と同じですね…。)私は、取り外しできるリング式のものにまとめていきました。
直接書き込んだり、ホームページをプリントアウトしたものを貼り付けたり。いつも持ち歩いていました。

ノートと併用して、クラウドツール(メモアプリ)も使いました。
私はevernoteを活用していました(が、…徐々に無料でできる範囲が狭まり、使い勝手は低下してきたため、その後Upnoteに乗り換えました)。
メモアプリのメリットは、PCからもスマホからも書き込みやコピー&ペーストができるので、時間があるとき、自宅でも外出先でもサクサク書き込むことができて、いつでも閲覧ができること
まとめたノートやクラウドツールは試験の3週間前くらいには完成させて、繰り返し眺めたり加筆修正をしたりしました。


◇その他あれこれ

▶古い過去問や問題集を見ていると、養成講座でも触れられていない、見覚えのない名称が…。あれ?という違和感。
制度の内容や名称は、頻繁に変更がされています

▷ジョブ・カードについて
「ジョブ・カード制度総合サイト」→2015年10月に運用開始→2023年1月末に閉鎖
「ジョブ・カード作成アドバイザー」→ジョブカードを活用したキャリアコンサルティングに特化した専門家の名称→2024年3月末に終了
「マイジョブ・カード」→ジョブ・カードをオンライン上で作成・更新・保存できるサイト。2022年10月開設

▷キャリガク→リスキル
「キャリア形成・学び直し支援センター」(キャリガク)
→2024年4月より、「キャリア形成・リスキリング支援センター」及び「キャリア形成・リスキリング相談コーナー」へ名称変更
などなど…

厚生労働省HPより引用

新しい情報については、過去問題集よりも公式ホームページの確認が重要。気になるテーマや名称は、納得するまで調べました。

▶その他、使用した文房具たち
シャープペンシル
→芯は、3ミリ、5ミリ、7ミリを使い分け。論述には3ミリ?マークシートは7ミリ?(自分にとって使い心地のよいものを使いたい…!)
・紙を閉じる、レールファイル
→過去問題や官公庁系の資料をプリントアウトして閉じるのに使いました。サイトで見るのも良いけれど…内容が多いので、全体を俯瞰して見られるとわかりやすい!
・勉強用タイマー
→最近流行っているようで、本屋さんの学習参考書売場の近くでも販売されています。時計でも用は足りるけれど、時間が来るとジリリとなるタイマーは緊張感が出る。
過去問を解くのに使ったり、「あと〇分だけ集中する!」というときに使ったり。(我が家は試験前の息子とシェアして使っていました…!)

レールファイル
私は「時っ感タイマー」を使いました


◇最後に…、一番大切!だと思うこと

試験勉強では「キャリアコンサルタントの活動について」「カウンセリングについて」、知り、学び、たくさん触れる機会となります。
みなさんは試験合格後、キャリコンとしてどのように活動したい、とイメージされているでしょうか。

・キャリアコンサルタントの活動の場として一番多い場所は… (→自分はどこで活動がしたいだろうか…)
・ブリッジズは、「転機は終わりから」と言っているけれど…(→転機を迎えたクライアントに、私だったらどんなカウンセリングができるだろう…)
・中高年のライフステージを唱える理論家はたくさんいるけれど…(→実際にターゲットに伝わりやすいのは、どの理論だろうか…)

私は試験が終わった後に、「目的を見失ってしまうのが怖い!」と感じて、試験勉強の傍ら、「時間ができたらもっと追及したいこと」「これいいな、私も使いたい!と思った理論」などをメモしていました。
試験終了後にやりたいこと、目指すことをぼんやりでも考えておくことができたら、その後の行動のヒントになると思います。

これから試験を目指す方が、自分の信じる方法で勉強を進めることができて、結果とともに新しい世界が広がることをお祈りしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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