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笑うマトリョーシカを最後まで観て気づいたこと

あまりドラマを観ない方なんだけど、笑うマトリョーシカは観た。

原作があったんだね。

昨日、最終回だった。
ハヌッセンは誰なんだとワクワクして観た。
で、衝撃を受けた‼️
「ラスボス・ハヌッセンなんて居なかった」というオチだったことにではない。
清家一郎の「みくびるな」にである。
「強い怒り」…
でも、道上さんが見抜いた「深い悲しみ」にも衝撃を受けた。

2日続けて行ったセルフセラピーカードの疑問の部分の答えがそこにあった。

「ああ、これだったのか」と思った。
私も思っていた。
「みくびるな」と。
清家一郎が話し続ける内容に対して、わかり過ぎて涙が出た。
本当に「ああ、これだったのか」と。

私がハヌッセンだったわけではない。
娘に対してハヌッセンだったわけではない。
ハヌッセンだったのかもしれない?

今まで生きてきた中で、利用・誘導されることは多々あった。
若い頃は断れないタチだったから、断らずに全部受け入れた。
「良い人」になっていた。
これは「都合の良い人」になっていたんだよね。
それには限界があって、あまりにも要求されるので断ったら、逆ギレされたり、関係が途絶えたり💧

あ〜、違う人間関係を築いていく必要があるんだね。
「みくびるな」って思わない、思うことのない人間関係を。
対等な人間関係を築く方法ってどうやったらできるんだろう?

あっ‼️
頭にふいに浮かんだ‼️
四国遍路の時のスペイン人のヒッチハイカーを乗せた時のことを。

一日中、行動を共にした。
都合の良い日本人の運転手兼道先案内人になった。
最後に無茶振りをされた時に私は断った。
相手は自分の意見を押し通してくる。
でも、私はそれには応えられないので断る。
押し問答の末、相手が折れた。
私はそこで強い罪悪感を感じた。
そして、次の札所に行くまでの方法を検索し対処しようとした。
すると、そのスペイン人は「あなたが思い悩むことではないですよ」と言った。
「私達のことで思い悩まないでください」と。
私はその言葉を聞いて、「え〜?異国に来て知らない土地でどうするつもりなの?私、何かしたいんだけど。」と思った。

これはメッセージだったんだな。
今、気がついた。

娘のこと、娘が乗り越えること、それは娘の人生であって、私が乗り越える問題ではないんだ。
私が思い悩むことではないんだ。
私はどこかで、「助けなければ」と思い、どこかで「薄情な人間と思われたくない」と思っていたんだな。
なんかいまいちフィットした言葉が見つからない。

夏季休暇で娘が2日間だけ帰ってきた。
たったの2日間。
帰ってきたら一緒の布団で寝たがるのに、今回は来なかった。
娘も変わろうとしているんだ。
大人になろうとしているんだ。
だから、私は遠くから見ているだけでいいんだ。
娘が何か言ってきた時だけ対応すればいいんだ。

「薄情な人間と思われたくない」って思いを「みくびるな」と同じくらい的確に表せる言葉を見つけ出したい。


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