腹が減っては、いわしも戦はできぬ。
風の噂で、聞いた。
約20年前から瀬戸内海で獲れるじゃこの量が減ってきているらしい。
僕の大好物が減っているなんて…耐えられない。
でもなんでなんだろう。
今度木村海産さんの女性にも聞いてみようと思うが、
その前に自分でも少し調べてみようと思います。
調べてみた結果、
他にも色々原因はあるのだろうけど、
今回取り上げたいのは、
イワシの餌となる動物性プランクトンの減少について。
これは瀬戸内海の水中にある栄養塩(生物が生活するための海の栄養素)
が少なすぎることと、
高水温化が引き起こしているとされているらしい。
じゃあプランクトンの減少がどんな影響があるかが
重要なわけですが、
餌が少なくなることでイワシの雌が痩せてしまって、
質の良い卵を産めなくなってしまうそうだ。
それが、漁獲量の減少に繋がっているみたい。
実際、総産卵数は増えているのにも関わらず、
仔稚魚数は減少しているデータがあって、
元気な卵を産めずに、
発育初期の仔稚魚の生き残りが
かなり悪くなっていることが分かる。
腹が減っては戦はできぬ。
って、人間だけじゃないな。
高度経済成長期には逆に富栄養化(栄養塩が多すぎる状態)
が問題になって、
赤潮が大量発生するなどの問題もあったらしい。
海の健康を守っていくバランスってめちゃくちゃ難しいなと思った。
自分で調べてみて分かったのはここまで。
漁獲量が減っている原因は他にもあるだろうし、
もっと詳しく知りたいから今度は、木村海産さんの女性や、
日々海と魚に向き合っている
漁師さんにも話を聞いてみたいと思います!