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ペットフードは、雑貨なのか、食品なのか。
ある日、いつもお世話になっている
木村海産さんの女性から一本の電話があった。
「山下さん、ペットお好きでしたよね!
うちで作っているペットフード見にきませんか?」
「えっ見に行きたいです!!」
ペット愛と、取材魂に火がついた僕は、二つ返事で行くことにした。
後日、女性のもとを訪れると
![](https://assets.st-note.com/img/1709896213635-YDQgqbApWm.png?width=1200)
木村海産のオフィスにある、
立派な会議室に通してもらった。
「ペットフード事業を始めてどれぐらいなんですか?」
「15年弱になりますね
今となっては売り上げも増えてきましたが、
ここまで色んな壁があったんですよ。
最大の壁としてあったのが
ペットフードは基本常温なので、
しらすを常温で販売しないといけないことでした」
「えっ常温で提供することなんてできるんですか!?」
と思わず、大きな声が出てしまった。
しらすは消費期限が短い食材だと知っていたからだ。
「実現はかなり大変でした。
こういうときって大体、防腐剤を入れるか、
商品の塩分を高くすることで腐りにくくするんですけど、
ペットの健康を考えて、
無添加で塩分を抑えた商品にすることにしたので
より一層難しかったですね」
塩分を摂りすぎると、
ペットの腎臓や心臓の負担になってしまうもんな。
「じゃあ、どうやって??」
「加圧加熱殺菌の技術を使って、実現させました。
ただ、ここでも問題があって、
加熱しすぎるとしらすが変色してしまうんです。
やっぱりしらすは白いものが
よしとされています。
しらすが黄色くならないように温度や時間を調節して
「白くて腐らないしらす」を実現させたのが
今の商品たちなんです。」
「健康面でも、見た目も、腐らないことも、もちろん味も
![](https://assets.st-note.com/img/1709896244375-QMr5ZItdCd.png?width=1200)
一切妥協せずに完成させたんですね!」
「じゃあちょっと時間もあるんで、
実際にペットフードを作っている工場を見学しにいますか?」
「ぜひ、お願いします!」
工場に入りまず気がついたことが、
人用のしらすとペットフードのしらすを作る場所を
分けているところだ。
「お客様の中には、
この2つが同じところで作られていることに対して
不快感を感じる人もいるので、分けています」
徹底しているなぁ、、、
しらすの他にも
鱈やにぼし、カニカマなど他の魚を使った
ペットフードもたくさん!
![](https://assets.st-note.com/img/1709896278302-nWVkX8me06.png?width=1200)
「ペットフードは雑貨にくくられているので
人が食べるものより規制が緩く、品質が高くないものが多いです。
でも近年、ペットにも人間と同じ品質のものを
食べさせたいと考える飼い主さんも増えてきました。
だからペットフードも
人用の食品を作るときと同じ品質で作っていますよ」
確かに、人間の僕から見てもどれも美味しそう。
今回の取材を通して、
木村海産さんは
じゃこの可能性を信じて、
色んなチャレンジをしている、
その1つがペットフード事業なんだな
と感じました。
早速、実家にいる猫のために
爆買いして帰ろうと思います!
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