アメリカ代表の5連覇
パリオリンピックのバスケットボール男子決勝のカードは絶対王者アメリカと開催国のフランスでした。
結果は98-87でアメリカの勝利。
アメリカは今回の優勝で5連覇を達成しました。
決勝戦の見どころはなんといっても終盤のカリーの4連続3ポイントでしょう。
フランスに追い上げを許し、勢いそのまま逆転されるのではないかと思われた時にカリーのクラッチタイムの活躍がはじまりました。
あの活躍がなかったらアメリカの優勝はなかったかもしれない。
それぐらい神がかったプレーでした。
グループリーグの試合では安定した活躍ができていなかったカリーでしたが、準決勝から一気に調子を上げてきたように思えます。
カリーのシュートはとにかく見ていて気持ちがいいです。
会場の雰囲気、チームの勢い、勝利を手繰り寄せる場面で驚異の確率で決まる3ポイントは誰が見ても興奮すること間違いなしです。
お決まりのセレブレーションおやすみポーズもやってくれて、
ファンとしては嬉しい限りです。
簡単に勝てる試合はなくて、準決勝でもセルビア相手に終盤まで大量のビハインドを背負うなどあわや敗戦まで追い込まれた試合もありました。
プレッシャーがかかる中でチームで勝ち取った金メダル。
授賞式では選手全員の嬉しそうな姿を見てとても元気をもらえました。
近年はどこの国もバスケのレベルが上がってきています。
かつては国際大会といえばアメリカが基本は優勝していました。
しかし、去年のワールドカップなどアメリカが決勝にさえ勝ち上がってこれない大会もあります。
バスケ王国は優勝以外は失敗と捉えている人もいると思います。
そんなプレッシャーもある中でパリオリンピックを全勝で戦い抜いた
アメリカ代表の選手達は素晴らしいし、輝いていました。
個人的にはまだまだバスケットボールという種目に関してはアメリカが
一歩先を歩んでいると感じています。
今後はレブロンやカリー、デュラントなど今大会でチームを牽引した
主力選手は年齢を重ね代表でプレーをしなくなると思います。
しかし引き継ぐ若い選手も魅力や実力がある選手が揃っています。
アンソニー•エドワーズはその筆頭でしょう。
爆発的なオフェンス力に加えてデフェンスも全力で取り組む選手です。
デビン•ブッカーも東京オリンピックではイマイチなパフォーマンスでしたが、パリオリンピックではチームに欠かすことのできない選手になったと感じます。
出番が少なかったジェイソン•テイタムも本来であればもっと良いプレーができるはずです。
このように若い選手がまだまだアメリカにはいます。
チームUSAの時代はこれからも長く続いていくでしょう。
本気のアメリカ代表に黒星をつける国が今後現れるのか、国際大会は
これからも盛り上がっていきそうです。
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