足元を見れば黒い水溜りが 前を向けば白い霧が だけど空を見れば、雲間から月が見えた あなたの事を引き止めたい 暗闇について行かないで 精一杯そう叫ぶけど 何万光年も離れているから 私の声は霧と一緒に消えていった それでも諦めない この声が枯れるまで、あなたに届くまで 何度だって愛を叫ぶよ
一人がこんなに苦しいなんて知らなかった 自由がこんなに怖いなんて知らなかった ただがむしゃらに目の前の事に一生懸命で 何も考える暇もないくらい時間に追われて 自分の心の隙間には何もなかったのに やっと手に入った時間は空っぽで 真っ白なスケジュールを見ながら 目の前が涙でぼやけていく 過ぎてしまえば、なんて美しい日々だったんだろう あの頃に戻りたい だけど僕には魔法が使えないから こうやって思い出の写真を眺めるしか出来ない 夢の中だけでもあの頃の君に会いたいよ
誰に何を言われようと いくら批判されようと 私の心は自由だから 淡々と、この道を歩いていく 唯一揺さぶられるのは あなたの音楽 泣きたいくらい優しい声で お日様みたいな明るさで 孤独を包み込んでくれる ひとりぼっちは寂しいけど この時だけは ひとりじゃないって思えるよ いつもあなたに幸せの光が降り注ぎますように
心が優しい怪物は 頭に全てを詰め込んで 心が折れる時がある そんな時は 隣に座ってぼーっとして 涙が出たら拭いてあげて 天気が良いなら外に連れ出し 手を引いて歩いてあげる 心が優しい怪物は 見るもの全てを抱え込み 自分一人で進んでしまう 遠くに遠くに行く前に 急いで隣へ行かなくちゃ 僕をおいていかないで 心が優しい怪物は 傷付く事を恐れずに 愛する人を守ろうとする 僕は一緒に盾になって あなたの事を助けたい お腹が空けばスープを作り 寂しくなったら手を繋ぐ 君は一人じゃな
私は今、玄関の前で呆然と立ち尽くしている。家の鍵が無くて中に入れないのだ。遡ること数分前、よく物をなくす私は鍵が見当たらなくて焦っていた。だからまだ寝ている旦那に声をかけ、内側から鍵をかけてもらったのだ。そのまま急いで家を出て、全速力で自転車を漕いだ。 無事娘を幼稚園に預け帰宅しいつものポケットにそれを探したが何の感触もなかった。そうだ、旦那に鍵を閉めてもらったんだ。開けてもらおうと思いインターホンを鳴らすもの返答はない。玄関のドアを叩いてみた。しかしドアの向こう側にはなん