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弱い自分、それが「愛嬌」へつながる

「また、お前かよ!!」

月土日。僕がジムへ行く日。
ずっと変わらないルーティンです。

ジム入りたての新米トレーニーだった頃、
僕が当初通っていた店舗に、
まったく同じ日、同じ時間にやってくる男性がいました。

同じような体格、同じような重量を扱う男性。
僕がやろうとしたマシンに結構な確率でカブるのでした。

ジムでは仕方のないこと。わかってるけど、
「また、お前かよ」って突っ込みたくなる。

繰り返すたびに、段々その方をライバルとして
意識するようになりました。

「プライド」が邪魔をするもの

「お前には負けない」、
こんなプライドが芽生えました。

その人が、
アームカール5kgでやるなら、俺は7kg。
ベンチプレス50kgでやるなら、俺は60kg。
虚勢を張るようになりました。

上画像:アームカール 下画像:ベンチプレス

俺のほうが重量を扱える。
俺のほうが上だと。

結果、体を壊しましたww
明らかに自分のペースを逸脱した
過度な重量に肩が悲鳴を上げ、
トレーニング困難に・・・

この人と同じは悔しい、負けたくない。
そしてプライドが見栄や虚勢に走らせる。
ペースを失い、結果バタンキューとなる。

プライドが成長を遠ざけるということですね

厄介な人材になりかねない

当初の僕のような、
プライドが高い人材は、
何かと厄介な人材です。

職場のケースで例えましょう。
僕の職場にこんな人がいました。

名はAくん。プライド高い性格。
自分のやり方が正しいと思うタイプ。
周りの意見は聞き入れない保守的なタイプ。

先輩から営業のアドバイスをもらった時の話。
「その表現は誤解を生むケースがある。改めたほうがいいよ」
というアドバイスに対し、
「大丈夫です。伝わってるし、実際トラブル起きてないんで」
と一言で一蹴。

アドバイスを聞き入れず、
行動を改めない彼に対し、
正直に僕が抱いた感情は、
「何を言っても無駄だ、もうほっておこう」
といったものでした。

プライドは自分を滅ぼすだけではなく、
周りの人間を遠ざけてしまう恐れもある、
恐ろしいものです。

弱い自分を受け入れる、そんなあなたがステキ

ジムの僕のケース。職場の彼のケース。
共通しているのは、
「ありのままの自分」を受け入れられないということです。

「ほんとは彼と同じレベルだ・・・」
「言っていることはわかってる・・・」
プライドが邪魔し、
ありのままの自分、言い換えると弱い自分を受け入れられない。

その結果、周りの意見を受け入れないギラギラ尖った、
プライド高めの人間になってしまいます。

しかし、人間は弱みがあるものです。
そしてそれを隠さない素直な一面に、人は惹かれます

言ったことを素直に受け入れてくれたら嬉しいですよね。
ダサくても、泥臭く頑張ってる姿のほうがかっこいい。

プライドという鎧で守ったあなたより、
包み隠さない生身のあなたが何よりもステキです。

弱みは愛嬌につながる。
ありのままの自分を受け入れて前に進みましょう。











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