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Apple製品で発達障害が改善した話

 改めまして、最近Apple信者になりつつある者です。
 タイトルの文字通りApple製品を使う事によって発達障害が改善しました。(ここで言う改善とは、障害自体をどうにかするという意味ではなく生きづらさを少し改善出来たという事です)
 誰かの役に立てるとまでは思っていませんが、個人的な備忘録として残しておきます。
 まず、この記事を書いている者は現在大学生です。大学生という身分でApple製品を使っているため、仕事等で役に立ったという記事ではない事はご了承下さい。(仕事に通じる部分もあると思います) 


執筆者について

 この記事を書いている者は、現在大学生で、発達障害(自閉症スペクトラム、ADHD)を抱え、現在も月一で精神科に通院をしています。
 そんな私を大きく助けてくれたのはApple製品でした。いや、発達障害とAppleに何の関係が?どういうことやねんと思われるかもしれませんが、かなり多くのメリットが享受できると感じたので、発達障害の自分が特に役立った機能を紹介させて頂きます。

アクセシビリティの凄さ

 これは私のiPhoneのアクセシビリティ設定です。スクリーンショットを見ていただければ分かると思いますが、多くのサポート項目があります。

 発達障害だけでなく、多様なハンディキャップを持つ人たちにもオススメな機能が揃っていて、私はAirpodsのアクセシビリティ機能を主に使っています。これについてはまた後で詳しく解説させて頂きます。

これがすごいぞ編

 ここからは私が現在使っている製品ごとに便利だと思う機能やアプリを紹介させて頂きます。本当は機種ごとに分けて説明しようと思ったのですが、Apple製品はそれぞれがお互いに影響を与える製品が多いと感じているので、まとめて説明します。見出しのタイトルセンスがないのは見逃してください。

①「探す」機能
 これは凄いです。発達障害者のために開発されたのでは?と思うほど。基本的には様々なApple製品に初期からインストールされているアプリで、今自分の端末がどこにあるかが一目瞭然です。え?それだけ?と思うかもしれませんが、それが大事なのです。
私はApple Watchを普段身につけていますが、iPhoneを置いて出掛けるとどうなると思いますか?そう、Apple Watchに通知が来るのです。そして Watchからスマホを鳴らす事も出来るので、家の中で無くしたとしても見つける事が出来ます。忘れやすい特性を持つ人にはピッタリな機能だと思いました。
 そして、家族のiPhoneなども登録が出来るので、万が一自分の持っている機器が無くなったとしても、家族から探して貰えます。

②ノイズキャンセリング
 私は聴覚過敏を持っているので、普段耳栓が必須です。ですが、耳栓をしていると危険な状況でも音が聞こえなかったり、大事な声が聞こえなかったりします。そんな時にはAirpods proのノイズキャンセリング機能を使っています。proだとノイズキャンセリング機能と外部音取り込みモードが使えます。少し音を遮断して、ゆったりしたいときはノイズキャンセリング、人と話をするときは外部音取り込みで使い分けをしています。そして何より音質が良い!!!良すぎる!!!最初はイヤフォンに数万円なんてちょっとな、と正直思っていましたが、ごめんなさい。買ってよかったです。ノイズキャンセリングをして音楽を聴く事も勿論できるので音の世界にどっぷりと浸かる事が出来ます。
アクセシビリティ機能で、音の聴こえ方の調整をする事も出来るので、それも気に入っています。

③Apple Pay
 皆さんは普段、財布の中身を綺麗に整理出来ているでしょうか。私は不可能です。財布を開ければレシートやカードがごちゃごちゃしていて何が何だか分かりません。そうだ、ぐちゃぐちゃになってしまうなら財布を開けなきゃいいんじゃね?という現代のマリーアントワネットの願いを叶えてくれます。iPhoneやApple Watch、私は所持していませんがMacBookなどにもこの機能があり、支払いを店頭やネット上で簡単に済ませる事が出来ます。電車などに乗る際、suicaをエクスプレスカードに設定しておけばiPhoneや Apple Watchをダブルクリックしなくても電車の運賃を支払う事が出来ます。

④フィットネス
 これは主にApple Watchを持っていると重宝する機能です。毎日どれくらい動いているか、座っているか、勿論運動の記録も取る事が出来ます。これで引きこもり状態だった自分が、朝にウォーキングをするまでに改善する事が出来ました。

⑤ヘルスケア
 フィットネスと連携も出来るその名の通りヘルスケアアプリ。これはかなり個人的には役に立っている機能です。指定した時間に、服薬のリマインダーが通知で来るので薬を飲み忘れる事が劇的に減りました。
 他にも睡眠時間や、歩数、呼吸など様々な事を記録してくれます。自分の健康状態が視覚で分かるので、発達障害の私でも健康を意識する事が出来るようになりました。

⑥集中モード
 勉強や仕事などに集中したいけれど、ついついスマホをいじったり、通知の音で中断されるという経験は多くの人にあるのではないでしょうか?集中モードはアプリの通知を遮断してくれ、そのモードをオフにすると通知がきちんと表示されるので大事なメールなどを逃す事もありません。そして、機能をカスタマイズする事もできるので、このアプリの通知は来ていいけど、他のアプリは来ないでほしいという願いにも応えられます。

終わりに

 Apple製品にはまだまだ発見できていない便利な機能があると思うのですが、少し文章が長くなってしまったのでここで一旦終わりたいと思います。最後に言っておきたいのが、発達障害は他の人のサポートや支援、医療などがあって初めてApple製品の機能が役に立つと思います。ですが、これを読んで少しでもあなたの生活が良くなる参考程度にして頂ければ嬉しいです。今回は最初からインストールがされているアプリや機能をメインに紹介させて頂きましたが、またいつか気が向いたら次は便利なダウンロードで使えるアプリ編を紹介したいなと思っています。
 ここまで読んで頂きありがとうございました!

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