京都在住・ライター歴18年の江角悠子さんが考える「読書感想文」の書き方とは?
今年も全国的な猛暑の中、長い夏休みがやってきた!と思っていたら…
あっという間にお盆休みが過ぎて、夏休みの終わりが見えてきました。
例年、子どもたちが圧倒的に後回しにする宿題と言えば、「自由研究、読書感想文(作文)」と言われています。
さあ、皆様のお子さんは、いかがでしょうか?
今回は、京都ライター塾を主宰されているプロのライター「江角悠子さん」に「読書感想文」の書き方をインタビューしました。
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江角悠子さんプロフィール
夏休みも後半、お子さんの「読書感想文」について悩まれている声を聞くのですが、書くプロである江角さんにお聞きします。
ズバリ!江角流の「読書感想文の書き方」とは?
【言語化のお手伝い】
いきなり子どもに「感想文、書こうね」って言っても書きませんよね、大人でもいきなり書くことは、難しくありませんか? 私は「京都ライター塾」で多くの受講生たちと関わってきましたが、「書きたいことがあってもなかなか言語化までいかない、そして構成はもっと難しい」と言われます。だからこそ子どもは、なおさら書くことは難しいんじゃないかと思うようになりました。
言語化のお手伝いとして、まずはいっぱい子どもにたくさん話してもらうんです。そして、思っていることを話してもらうには、親がどんな質問をするかが大事です。例えば、「本の中のどのシーンが好き?」「どうしてそのシーンがいいと思ったの?」「どんな風によかった?」「自分だったらどうしてた?」といった感じです。
同じ本を読んだとしても、子どもによって面白いポイントは違うので、親がどんどん質問して子どものアウトプットのお手伝いをしてあげてください。そして話してくれたことを、ノートに書き留めるようにしてみてください。
【構成を決める】
アウトプットしたことを箇条書きにした後は、「書くこと」と「書かないこと」を選んでから、書く順番を決めていきます。順番が決まったら、構成ができたということ。あとは、原稿用紙に向かって一気に書き切ります。(直しながら書かない)最後、一緒に見直しまでしてあげてもいいかもしれませんね。
構成がある程度決まったら、子どもたちも悩まずに書くことができそうですね!
読書感想文の書き方~まとめ~
1、本を選んだわけ
2、あらすじ
3、心に残ったところ
4、自分だったらどうするか?
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子どもと一緒に考えていく夏休みに
私生活では、2児のお母さんでもある江角さんですが、保護者の皆様にエールをお願いします。
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長年、ライターとして在宅ワークをしているのですが、夏休みになると、ずっと子どもたちが家にいるわけですから、ほぼ仕事はできません。なので、数年前からは、なるべく仕事をセーブするようにしています。
子どもたちがまだ幼い頃は、夏休みもですが学校の宿題に対して、口出しすることがありました。夏休みのスケジュールを決めてあげた年もあります。親としての役目を果たしている使命感?みたいな気持ちからやっていたのですが。
でも次第に、口出しすることは減ってきました。なぜなら、それは親の宿題ではなく、子どもの宿題ですから……やっていなくて困ったとしたらそれが1つの経験になります。親が最初から何もかも先回りして考えてあげることが子どものためになるわけではないことに気づきました。
以前、本好きな子にしたくてあらゆる本を勧めたことがあるんですが、ことごとく私が勧めた本は読まなかった……ですが、子どもが自分で選んだ本を読み聞かせしてあげると、喜んで聞いてくれるんです。そのとき、やはり親の思いを押しつけるものではないことに気づかされました。
なるべく、子どもたち自身で考えるようになってくれたらいいなと思っています。
理想かもしれないんですが、「夏休みの宿題をどうやったら達成できると思う?」と質問をして一緒に考えたり。(笑)
子どもは、自分で考えて決めたことは守るような気がします!
今年こそは子どもたちと一緒に考えていく夏休みにしたいと思っています。(あっという間に後半ですけどね)
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【終わりに】
プロのライターさんだからこその、「読書感想文の書き方」は必読です!
ブログで本の感想を書く際にも活用できるとのことなので、早速、使っていこうと思いました。
”子どもは、自分で決めたことは守るような気がします!”
このお話をされているときの江角さんが印象的で…フリーランスとして、自分のライフスタイルを決めてきた江角さんが言うからこそ、説得力がある言葉だと感じました。
(インタビュー・文 yoko)
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【江角悠子さんのインスタグラム】
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