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「恋愛」を描くことの困難——「石子と羽男」「プリズム」から考える
「プリズム」「羽男と石子」、今期のドラマでは、群を抜いて面白かった二作品。ともに現代社会におけるジェンダーや多様性の問題、そしてそれをドラマで表現することの困難について考えるうえで、きわめて示唆的な論点が含まれていた。それは、ドラマにおけるいわゆる「恋愛」要素の「取り扱い」に関係している。
「羽男と石子」は軽妙な台詞のやりとりにカタルシスがあり、毎回楽しみに観ていた。しかし観終わって、何かす
「プリズム」「羽男と石子」、今期のドラマでは、群を抜いて面白かった二作品。ともに現代社会におけるジェンダーや多様性の問題、そしてそれをドラマで表現することの困難について考えるうえで、きわめて示唆的な論点が含まれていた。それは、ドラマにおけるいわゆる「恋愛」要素の「取り扱い」に関係している。
「羽男と石子」は軽妙な台詞のやりとりにカタルシスがあり、毎回楽しみに観ていた。しかし観終わって、何かす