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秋は短し、無になれ乙女

私の大好きな季節がやってきた。
夜風に吹かれることのできる季節、秋である。

私は夜風に吹かれることが大好きだ。
昼の景色とは違い、夜は目に入る刺激がとても少ない。
そして昼に比べると周囲はいくらか静かである。
その中で風に吹かれていると、日頃あれやこれやと気にもんだり、小難しいことをこねくり回している思考がオフになって、ただ無になってぼーっと過ごすことができる。
秋の夜風はしっかりと秋のにおいがする。
遠くからは虫の音も聞こえて、少し哀愁もあるけれども、心が安らぐ。


そして何かを「温かい」と思う感覚もとても好きだ。
「温かい」という感覚は、「寒い」があるからこそ感じられる。
例えば、肌寒くなってきたときに、もこもこしたニットを羽織った時のぬくもり。
温かいカフェラテを飲んだ時の、ほっこりした感覚。
湯船につかった時にじんわりと身に染みる温かさ。
とはいえ、私は大の寒がりなので、冬は苦手。
元気もなくなるし動きも鈍くなってしまう。
ほどよく寒さを感じられ、対比するように温かさを感じるのに、秋は抜群の季節だと思う。


そんなに大好きな秋が、最近はとてつもなく短い。

夜、カフェのテラス席で温かい飲み物を飲むこと。
スーパー銭湯に行って、露天風呂で体を温めたり涼ませたりしながら星を見ること。

今のうちにたくさんしておかなくちゃ!!

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