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大企業を飛び出して40代を前にキャリアの方向性を見失った私が人生の軸を確立した話

はじめに


「転職して路頭に迷ってしまった人がいたけど大丈夫?」
「次の会社でもまたすぐに転職を繰り返すよ?」
「50代のキャリアまでしっかり考えての決断なのかな?」

2年前に新卒から14年間務めた会社を辞めた。その後に周囲から言われた上記の言葉が自分の頭の中をグルグルと反芻していた。自分の人生は自分自身で描いていくと決めたはずなのに、いつからか呪いにかかったように不安と葛藤の日々が続いていた。 新卒で入った会社で自分自身がやりがいを感じ、納得しながらキャリアを歩んできたつもりだった。ただ40代を前にしてコロナという未曽有の災禍を前に、会社に頼る人生に疑問を感じ始めていた。

「このままこの会社に居続けて将来は大丈夫なのだろうか」
「自分は他の会社でも通用するスキルが身についているのだろうか」

そのような気持ちが増大し、気がつけば行動へと突き動かされていた。 登録していた転職エージェントからの誘いもあり、かねてから憧れていたコンサルファームにご縁があって内定をいただいた。元々、ベンチャー企業への出向経験や様々な子会社への常駐経験があり、環境変化に対するアレルギーは少ないと思っていた。 ただ、未経験職種へのチャレンジはかなりの負荷を自分自身に強いる事になった。スキルは上がっているが、何か没頭というより謀殺されている・・。 慣れない仕事に悪戦苦闘する中で、

「今の仕事を心から楽しめているのだろうか?」
「人生が何か悪い方向に向かっているのではないか?」
「本当にやりたいことが定まらずこの先の人生はどうなってしまうのだろう?」

という漠然とした不安を抱えていた。 そう、私は転職を目的化してしまい、自分が仕事に何を求めるのかの内発的動機や人生における仕事のバランスが定められておらず、覚悟が無いまま転職をしていたことに気がついてしまった。コンサルタントとして1年が経つタイミングで人生がこのままで良いのかという焦りを感じるようになっていた。

①私の経験とポジウィルとの出会い



【年齢】38歳  【学歴】大卒 (社会学) 【業界】小売・コンサルティング 【経歴】<1社目>入社14年<2社目>1年経過<3社目>内定中 【職種】販売、店舗マネジメント、事業開発、経営管理、経営企画、コンサルタント 【内容】営業、業務改革、新規事業開発、ITコンサルティング 【得意技】提案書作成、面談・面接


上記のようなキャリアを歩んできた私は、やはり事業会社の方が自分自身の志向にあっており、キャリアにおいても有益なのではと考え再度の転職を決意し、ポジウィルと出会う時点で別の会社から内定を頂戴していた。ただ、自分自身が内省して深く考え、覚悟を決めて下したその決断に対しても、まだ自信を持てずにいた。また、悪魔のささやきが聞こえていた。転職を繰り返す・・。路頭に迷う・・。
本当に自分は何がしたいのか。どんな人生を歩むからその選択をするのか。様々なメディアや本を読んでも分からなかった。そんな時、日々キャリアに関してリサーチする事が日課になっていた事が功を奏して、SNSでPOSIWILL CAREERというサービスがあることを知った。 直感で良さそうと感じた私は、藁にもすがる思いですぐに無料カウンセリングを予約した。

【無料カウンセリングリンクは下記】

https://posiwill.jp/career/?utm_source=note&utm_medium=social&utm_campaign=usernote


他の似たようなサービスは内定が出ている人へのアドバイスは出来ないと断られてしまった。でもポジウィルは違った。すぐに返信が来てアポイントを取ることができ、そこで衝撃を受けた。
「今のキャリアであれば顧問として活躍する事も十分可能です。ただその前に人生で培ってきた価値観やスキルを整理する必要があります。」
会社に頼らない人生がある。全く考えたことが無い選択肢だった。自分自身がとる選択肢の幅が広がる可能性があることを知った。 ポジウィルはキャリアや転職を考えるだけでなく、人生を変えるという難題に伴走し、共に考えてくれるという。自分の中で新しい玩具を与えられた子供のように、ワクワクする感覚が芽生えていた。私はポジウィルに再転職前の人生の棚卸を一緒にお願いすることにした。

②担当トレーナーとカウンセリング内容


トレーナーは希望して永井さん│ポジウィル(@kei_napo)/ツイッター (twitter.com)にしていただいた。同い年くらいの男性の方が、自分と近い価値観で物事を捉えてくださり、壁打ちをさせていただくには良いのではないかと考えたからだった。その判断は大当たりだった。

様々なことに興味があり知識量が多いのにもかかわらず、相手の考えや価値観の前提に立って、共感や指摘を的確にしていただけることで、自分の中で言語化出来ていない感情や想いが、永井さんの言葉によってみるみる言語化されていく感覚があった。

カウンセリングは自分自身のネガティブに陥る思考の癖、いわゆる妨害者的な思考を認知して、そのルーツを辿ることから始めた。どうやら自分の中には人生の中でいつの間にか「恐がり」「移り気」「被害者」という、本来備わっている力を発揮しにくくさせる心の中の存在が巣くっているらしい。その存在が自分のグルグルと反芻する悩みの根源であることを認知することができた。

それからその妨害者が人生の中のどのタイミングで発生したのかを人生理解ワークで辿っていった。そこでも永井さんの的確な指摘が遺憾なく発揮された。「人生のこのタイミングでこのように感じたことで生まれた存在ですね」いとも簡単に永井さんは私の妨害者のルーツを明らかにしていった。自分では分からない人生の環境や些細な出来事が、自分の妨害者を生み自分自身を苦しめる存在となっていることを知った。
ただ、永井さんは言う「妨害者は上手に付き合う事で自分の強みにもなるんです」ハッとさせられた。自分自身を苦しめる思考の癖は、自分がここまでたどり着いた特性でもあり強みであることを知った。相手を深く知った事でもう妨害者は自分の中で恐い存在では無くなっていた。現れたら客観的に見つめ、自分の一部であることを認めてあげることで、どこか可愛らしい感覚や愛着をもって付き合っていける存在。現れた事実を永井さんに報告し、どのように感じたかを共有することで対処方法を体得することができるようになっていった。

次のカウンセリングまでの間に課題図書が出された。これも永井さんのセンスで提案されるが、本当に私の心に響く書籍ばかりだった。数ある書籍の中から自分に状況に合わせておすすめしていただけることは本当にありがたいことだった。具体的な書籍の内容は割愛するが、今必要なサプリメントを処方されている感覚。一気に読み進めて感想を共有し学びを深めることができた。

過去の深堀が終わった事で次は未来に目を向けるフェーズとなった。今まで自分が培ってきたスキルや強みは何なのか。永井さんは曰く「人の発達は止むに止まれずに成長した部分が一番強い。呼吸をするように自然に出来る事が自分自身の強みであることが多い」 私は自分が意識して取り組んできたことが強みになると肩に力をいれて考えていた。でも確かに人から認識される強みは得てしてそうではないことが多い。自分が自然に出来ていることは人によっては困難なことなのかもしれないと思えた。自分では気づかない自分自身の強みを言語化することは、人生の中で自信を取り戻すことに非常に効果的であった。

最終工程は、キャリアではなく人生の目的(Being)を考える難題。自分の中で漠然としていた「周囲の関わる人を幸せにしたい」という目的はかなり抽象度が高く、自分自身ではここで思考停止してしまっていた。ただ永井さんのBeingを共有いただいた時に道が開けた。このように腹を割って話してくれることも気づきになってありがたかった。私はもっと解像度を高く言語化しなければいけないことを知った。最終的にたどり着いた答えは

[自分の周りを幸せにするということは、相手が気づいていない大切にしたいコトや価値観を引きだし尊重する存在となること。セカンドペンギンになってフォロワーシップを発揮し、ムーブメントを起こす存在」と定義した。

このセカンドペンギンという言葉は永井さんのアドバイスから出てきた言葉だ。ペンギンには集団で行動する群れの中から天敵が存在するかもしれない海へ勇気をもって最初に飛び込む一羽のペンギンがいる。これをファーストペンギンという言葉自体は知っていた。ただ永井さんからの発せられた言葉に衝撃を受けた

「ファーストペンギンは、実は自分で飛び込むというよりは群れから押し出されてそのポジションになっていることが多い。一番重要なのはセカンドペンギンなんですよ。セカンドペンギンは意思をもってファーストペンギンを支えなければならないから一番大変だし勇気がいるんです」

自分は起業家や社会に立ち向かう開拓者のセカンドペンギンでありたい。むしろ関わる人々価値観を尊重し、共に成長することが出来るセカンドペンギンになりたい。アイコニックな表現が腑に落ち、心から自分という存在の根源的欲求を知った瞬間だった。

③心境の変化


明らかに私の心は前向きに変化していた。自分との向き合い方を知ったことで、課題にはないワークまで自ら実行するようになっていた。過去の出来事を1年毎に振り返る自分史のワークを、50歳の未来まで描くことを自ら実施していた。実施しなければいられないほど書き留めておきたい衝動に駆られていたという方が正しい。

更に自分の強みと弱みをSWOT分析し、10年後の機会や脅威を考えてクロスSWOT分析を実施してしまうくらい、自分の未来をありありと描けるようになっていた。ここまでの変化は想像していなかったので、永井さんも面くらって「最終日を待たずしてプログラム終了しても良いくらい内省できている。もう教えることはない。」と鬼滅の刃の鱗滝師匠のようなことを言っていただけた(笑)。
もちろん最終日はキャリアに留まらないパートナーシップや人生相談をさせていただき、最後まで充実したプログラムは幕を閉じた。

④転職間際の話


心境の変化があった私は、現職でもしっかりと上司や関係があった方々へ感謝と自分なりの想いを述べていった。
皆が理解してくれ、そしてまた一緒に働きたいから戻ってくるチャンスはいつでも用意しておくと暖かい言葉を言っていただけた。

自分が自信をもって次のキャリアにチャレンジしたいと言い切れたのは、間違いなくポジウィルそして永井さんのおかげだと思う。自分の中に確固たる軸が出来たことで人に伝えることができ、結果として相手にも明確に伝わり理解者が増えたことを実感した。

きっとこの先も関わった人達とどんな形であれポジティブに付き合っていく事ができると確信している。自分が何者かを知ることができたことで、人生における人との出会いを心からありがたいと味わうことができるようになった。 

⑤POSIWILL CAREERを検討中の方へ



自分が明確になると人にも明確に伝えることができる。自分に実行できていることは、きっと人にも再現することができる。自分を知り大切にすることは人を知り大切にすることにつながっている。
キャリアだけでなく自分自身を深く理解し、他者を深く理解する喜びと人間的な成長を促してくださった永井さんとポジウィルに、良く分からない武者震いをしながらこの文章を書いている自分を1カ月前は想像できなかった。そんな素晴らしい出会いがポジウィルにはある。

ポジウィルというパートナーと共に自分と向き合う旅に歩みを進める体験は素晴らしいものでした。今モヤモヤされている方もきっと言語化することによって、言語化出来ないほどのえも言われぬパワーが与えられる素晴らしい体験になると信じています。ここまでお読みいただきありがとうございました。

 最後に


出口の見えない迷路を歩んでいた私に、光を与えてくれるポジウィルと何より永井さんとの出会いに感謝申し上げます。そして、この感動をより多くの方に届けたい。自分自身がトレーナーにチャレンジすることも真剣にありだと感じています(笑)。でもまずは、自分が描いた具体的な未来に向かって邁進していきます。

先が見えない世の中で、行動して確かめなければ答えが分からない。そこには想像を絶する不安と葛藤が伴います。でも私はもう不安では無い。確固たる軸と迷った時の指針となるポジウィルメソッドがあるから。自分の人生は輝いていて、自分の物語を生きることは素晴らしいことである。人生の出会いは偶然ですが、ポジウィルとの出会いは心から価値ある出会いでした。沢山の気づきをありがとうございました。

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