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本分学生

何があってもどう足掻いても時間は経つし次の日は来る。
私自身学生なもので、二度寝の為に7時に一旦アラームを掛ける。そこで起きれればラッキー。起きれなくとも自分を責めたりしない。時間に余裕がある時程、何故か遅刻未遂する癖があるのできっと二度寝の為にアラームを掛ける、これくらいがちょうど良いのだろう。

8時を告げた二度目のアラーム音で起こされ布団と癒着した身体を引き摺る。朝はめっぽう弱く、気持ちよく起きれた日はない。

適度にメイクを施すものの、上手くいかず途中で放棄。諦めて全てを落としきって伊達メガネをかける。マスクとメガネがあればどうにかなったので、鏡の前に立ち自分の寝癖を治すかどうか考えた。
治さざるをえないんだけど。

毎日同じ時間同じ電車に揺られる。違いと言えば天気か自分の情緒か、座れるか座れないかくらい。息苦しくて堪らない。たまに、周りを見渡した時スマートフォンを見つめる人々の群れが怖くなり孤独を感じる時がある。

留年がかかっているから、雪の日も意地でも行った。片手で数えられる人数しかおらず、義務教育過程ならばそうそうに返されるのに少数人の為に授業を行う先生が可哀想に思えてきた。先生だって来たくないだろ。

まともに授業なんか受けないで、適当にアプリを開いてそれを見つめているか先生を見計らっては睡眠時間に充てる。なんて怠惰。日によってはまるまる睡眠学習だ。学費を自分で払っていなかったのであれば、必死こいて勉強していたのだろうか。何のために学校行ってんだろ。ただ、責任感のある仕事ではあるし、人を相手する仕事であるから、ちゃんと勉強はしないといけないし、軽率な判断、行動も許されない。

その反面、なりたくもない職種の為に、生きたくもない将来の為に何を必死になれば良いんだろうと途方に暮れる日もある。

こんなことを書いている今も授業中である。

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