ドキュメント72時間とnote

動画の視聴はもっぱらYouTube。
テレビを見る機会は昔に比べて随分減りました。

しかしそんな私でも、必ず見ている好きな番組があります。
それがNHKで放送している「ドキュメント72時間」

もうずいぶん長い間放送しているので、知っている方も多いと思いますが
ひとつの現場にカメラを据え、そこで起きる様々な人間模様を72時間にわたって定点観測するドキュメンタリー番組。

どんな現場かというと、それはありとあらゆる現場。

最近放送された舞台をつらつら書くと
「真夏の昆虫専門店」「大阪コリアタウン」「全国うどん自販機の旅群馬編」「さらば呑んべ横丁」「初夏の木曽路」「兵庫西宮マンボウトンネル」・・・などなど

コンビニや病院、花屋さんにお弁当屋さんなど、身近にありふれた場所の時もあれば、私的にまったく興味がなく絶対行かないであろう場所も登場します。

たとえば春頃放送された「いとしのドールに見つめられて」では秋葉原のドール専門店が舞台。おそらく行くことはないだろうなあと思いながら見てました。

そんな様々な舞台でたまたまカメラが回っている3日間に訪れた人に対して、インタビューをしていくという番組。

ほんとによくある日常を描いている回もあれば、話を聞くと壮絶な人生を送っている方に出会うことも割とあったりします。

いまパッと思いつく印象に残っている放送回は、どしゃ降りのガソリンスタンドが舞台の回。確か最後に出てきた40代ぐらいの明るい女性の方が、とても印象的でした。

娘の部活の試合の応援にいくために寄ったガソリンスタンド。どこにでもある風景。でもこの方の人生が壮絶でした。

この方自身、子供が小さい時に離婚。そして同時期にお姉さんも離婚。その後、お姉さんは心の病になってしまい、二人のお子さんを残して自ら命を絶ってしまったといいます。

そして今は自分の子供とお姉さんの子供、計3名を育てているとのこと。

でもこの方、インタビュー中、お話しながらめっちゃ笑顔で話していたのが印象的。どう考えても壮絶な人生だけど、子供のために真っすぐ前を見て、しかもポジティブに生きていらっしゃっる様子は、今でも覚えています。

この番組を見て感じるのは、100人いたら100通りの人生があるということ。

前向きな人を見ると、「私も頑張ろう」と思い、苦労している人を見ると、「私も苦労してるよ」と共感し、壮絶な人生の人を見ると「頑張って！」と勝手に応援する。

そして見終わったあとに、よくわからないけど、なぜかすがすがしい気持ちになることが多く、改めて自分の人生頑張ってみようと思える、そんな不思議な魅力の番組です。

そして3週間前から始めたnote。

ドキュメント72時間と同様に、noteという街には、本当に色々な方がいらっしゃるなあとしみじみ感じてます。

共感できる記事、ためになる記事、ためにならないけど面白い記事（笑）
癒される記事だったり、美しい写真が掲載されている記事もあります。

noteの皆さんの記事を読むと、72時間のインタビューを見た後になんだか前向きになれるあの感覚と、少し似ている所がある気がしているんです。

自分をさらけ出すと、何か相手に伝わるものがあるんですよね。

ドキュメント72時間とnote。
これからも末永くお付き合いしていこうと思っています。

そして今日は金曜日なので、このあと22時45分からドキュメント72時間の放送日。今夜の舞台はフジロック。

どんな人と出会えるのか。
今夜も、ぼーっとリラックスしながら、皆さんの人生を垣間見たいと思います。