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ストレングスファインダー~『最上志向』を考えてみた~

今回は久しぶりに、ストレングスファインダーのお話です。

ストレングスファインダーについては、以前に何度か記事を投稿していますので、ストレングスファインダーとは何ぞや?と興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

改めて、まずは簡単にストレングスファインダーのおさらいです。

ストレングスファインダーとは米国のGallup社が提供している有料のオンラインサービスで、4つの領域・34個に分類された資質のうち、自分がどの資質を持っているかについて知ることができます。

スキイキ!プロ活らぼ by マイナビより

資質がそのまま強みになるわけではありませんが、自分の得意分野であることには間違いないので、その資質を自覚して意識的に活用することにより、強みになると言われています。

そして、私の上位資質がこちら。

1位から10位まで順位付けはされていますが、実態は、1位が一番の強みというより、上位10個の資質が、並列的に、無理なく自分のパフォーマンスを発揮するのに適した資質と捉えてください。

そんな私の1位の資質は「最上志向」。
今回は、その「最上志向」について、お話したいと思います。


『最上志向』とは

「最上志向」とは、自分自身や他人が持つ強みを最大限に引き出すことを得意とします。言い換えると、人の短所より長所に目がいくこと。

昔、大谷選手がプロ野球に入団した時、偉そうな年寄りの解説者たちがこぞって、「二刀流なんて通用するはずない!」と決めつけていた言動に、めちゃめちゃ腹を立てたのをしっかり覚えています。

私の中の「最上志向」が反応しまくっていたんでしょうね!
その偉そうな解説者たちも、今では全員壮大な手のひら返しですが(苦笑)

何事に対しても、一つでも上を目指す資質であるがゆえ、昨日より今日、今日より明日と、自分を向上させたいと思っています。

忙しくて時間が迫っていても、ワンランク上を目指して「もうちょっとこだわりたい」と感じる方は、きっと「最上志向」の資質が上位にあるはずです。

そんな長所をどんどん伸ばしていきたいと感じるのが、最上志向です。

どうせやるなら

生きていく上で、特に仕事なんかは面倒くさいことも多いですが、どうせやるなら、少しでも良い結果になるようにベストを尽くしたいですね・・・

・・・
・・・
・・・

そうなんです。「どうせやるなら」って、「最上志向」が上位の人の口癖だそうです。私もよく言っている気がします(笑)

もう一つ「どうせやるなら」をよく言う資質があるそうです。
それが「ポジティブ」・・・はい、私、これも上位です(笑)

そりゃよく言うはずだよね(^^ゞ

でもやっぱりどうせやるなら、適当にやらずにベストを尽くした方が気持ちよくありませんかね?・・・(くどい?)

『最上志向』の反対は?

「最上志向」の反対に位置づけられるのが「回復志向」。

「回復志向」とは問題を見つけて解決することが大好きな資質で、「できること」よりも「できていないこと」に目が向きやすく、それをなんとかしようとする傾向があります。

80点を90点、100点にするより、30点の課題を合格の60点に持っていくのが得意なタイプ。

ちなみに、私の「回復志向」は全34資質中32位と極めて下位なので、意識しないとまったく出てこない資質であります(苦笑)

『最上志向』の弱み

ストレングスファインダーの各資質は強みばかりではありません。その強みを発揮するあまり、逆に副作用として、弱みになってしまうこともあるのです。

「最上志向」の弱みと言われているものはたとえば次の3つ。

  • 細部にこだわりすぎて、どこまでやっても満足できない

  • 「出来ること」を「もっと出来ること」に主眼を置いているので、「出来ていない」問題点を見過ごしがち

  • 他人に高いレベルを求めすぎてしまいがち

『最上志向』の解説を読んでいると、よく出てくる言葉の一つが「神は細部に宿る」です。

この言葉の意味は、「細かい部分までこだわり抜くことで、全体としての完成度が高まる」と、一般的に解釈されています。

表面的な見た目ばかりを気にし、細かい部分を疎かにすれば、結果として作品全体の完成度も落ちる、だからこそ、本物は、細部に至るまで念入りにこだわりが貫かれている、ということを表現した言葉です。

しかし、世の中、ある程度で妥協して次のステップにいかないといけない場面もたくさんあります。そんな時に、こだわりすぎが原因で物事がストップしては逆に不都合な事が起こってしまいますからね。

あと個人的には、怪しい情報商材に気を付けようと思っています(笑)

少しでもより高みを目指したいがゆえに、それが実現できそうな怪しいキャッチコピーが躍る情報商材がよく目に留まります(汗)

騙されないように気を付けないといけませんね。

何事も突っ走るだけでなく、一旦、立ち止まって考えることも人生では大切だということを、改めて肝に銘じます。

これからの『最上志向』との付き合い方

①継続する力に活かす

何事も継続することは簡単ではありませんが、せっかく始めたことはできれば長く続けたいですよね。

そのために上位の資質を上手く使って継続力の向上に繋げればと思っています。

私の場合、継続するための資質の使い方が何パターンかあるのですが、そのうちの一つがこの「最上志向」を使う事。

もう少し正確に言うと、「共感性」という資質とセットにすることで、継続する力に変えていきたいと思っています。

「共感性」というのは、他人の感情を理解し、共有する能力が非常に高い才能のこと。他人に限らず、自分の感情も含めて、”五感”とか”直感”を大事にした方がいいと言われています。

ですので、直感でイイなと思ったことは、まずは始めてみるが吉。そして、それを継続していくために「最上志向」を使います。

なんとなく気軽に始めて(共感性)、追加要素を考えていく(最上志向)。
そうすることによって、自然と継続するサイクルに持っていくのが、私にとっての理想です。

春ごろから始めたAI音楽生成はまさにこのパターン。

最近は、動画のクオリティをもっと上げたいと思うようになり、曲作りと並行して、動画編集のスキルも鋭意勉強中。

これからも楽しく続けていきたいですね。

②基本的に自分のために使う

前述の『最上志向』の弱みでも書きましたが、他人に高いレベルを求めすぎてしまいがちなのが、『最上志向』の弱みの一つです。

ただし私の場合、これまでの人生を思い返してみても、そのような弱みを出さないように、無意識的に行動していたような気がします。

他人に強要する感覚が昔から大嫌いなんですよね。束縛するのもされるのも大の苦手。

そう考えると、ひょっとしたら、この『最上志向』が必要以上に反応してしまうのを、無意識的に抑えていたのかもしれません。

他人と接する時は、上位10個中6個もある、人間関係構築力のカテゴリーの資質を自然と上手く使えば、円滑なコミュニケーションが築けるはず。

ですので、この『最上志向』は基本的には自分のためだけに使おうかと思っています。

最後に

どんなスキルであっても、どれだけ勉強して知識を得たとしても、それを実践(アウトプット)しなければ意味はありません。

そういう意味では、ストレングスファインダーを勉強して、本当に良かったと思う事は、資質の強みだけではなく、弱みを理解できたことです。

強みと弱みを理解して、それを自覚するだけでも、パフォーマンスは上がってくるはずです。

ワンランク上を目指し、こだわりを持って何かを極めようとするその姿勢で、前へ前へと進んでいく、それが「最上志向」の役割です。

その役割を忘れずに、人生後半戦、楽しみながら進んでいきたいと思います。

おまけ

以前、制作したストレングスファインダーをテーマにしたAI曲です。
よろしければ、お聴きください。

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