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アメリカで出産①妊娠初期

アメリカで妊娠・出産した記録、長いです。



妊娠検査薬

妊娠検査薬を使ったのは3〜4回くらい。友達が出産してもう使わずに余ったものをもらい、足りなくなって近所の薬局へ。どの薬局にもあるしどのメーカーでも大差ないと思います。使い方も日本のと同じ、尿をかけて数分待つやつです。
ただ日本だと検査結果がちゃんと出るのは生理予定日から1週間後以降らしいですが、アメリカの検査薬は生理予定日より前に分かるものも多いです。↓こんなの

妊娠検査薬 pregnancy test
生理予定日 missed(expected) period
排卵日予測検査薬 ovulation test もあるので注意。
妊娠検査薬はたいてい使い捨てのが1〜3つ入ったものですが、電子タイプで繰り返し使えるものもあるみたいです。高いので買いませんでしたが、長期間妊活する人にはそっちの方がお得ですね。

妊娠の兆候

私の場合は、判明する前の週に旅行から帰ってきてすごく眠かったのと、胸が明らかに張っていて、そして下腹部痛がありました。そして赤ちゃんを連れて自分と夫両方の実家に帰る夢を見てこれはと思って検査した覚えがあります。

産婦人科選び

私が住んでいたミシガン州は日本人が多く、特にノバイ(Novi)の総合病院Ascension Providence Hospital(通称プロビデンス)には日本語通訳サービスがあったり、さらに産婦人科のクリニックには日本人の看護師さんが2人常駐してくれているので、クリニックでの妊婦健診は常に通訳してもらえます。ただし、ドクターは全員英語ネイティブなので、実際に産科で出産する時はその看護師さん達はいなくて、電話通訳を依頼したり、立ち会いする夫に通訳してもらったりする感じです。
少し離れたアナーバー(An Arbor)のミシガン大学病院には日本人の産婦人科医がいるそうで、ノバイからそちらに通う人もいました。私はとにかく運転が苦手で高速なんて絶対乗りたくないので近くのプロビデンス一択。
私は妊娠がわかったあと、まずその病院で出産した友達に相談して、産婦人科の日本人看護師さんのメールアドレスを教えてもらい、受診の予約をしました。

結局アメリカで産んで娘が3歳になるまで滞在したわけですが、当時実は日本に本帰国する可能性もあったので、日本での出産も検討しました。実家の近くで里帰り出産を受け入れている病院、かつ無痛分娩ができるところを見つけたものの、どのタイミングで帰るかとか、手続きとか考えていたら面倒くさくなり笑、もうアメリカで産む!と決めてしまいました。アメリカ国籍も取得できるし!結果出産のことを会社にも考慮してもらえた部分もあり、長く滞在できて結果オーライ。

初診

経膣エコーで無事心拍を確認。妊娠6週と判明。

黒い丸の中にポツンと

検査のあとは

  • 産婦人科のパンフレット(英語で妊娠の経過や出産の説明)

  • 日本の母子手帳(バイリンガル版でB5サイズ、大きくて日本の母子手帳ケース使えない…)

  • 出生前診断のパンフレット(染色体異常の検査)

をもらって終了。母子手帳はこちらの病院では日本人が多いので置いてありましたが、普通のアメリカの病院だともらえないというか、母子手帳という文化がないので、日本領事館でもらえるみたいです。

妊婦健診のスケジュール

アメリカの妊婦健診は日本に比べると少ないですたぶん。基本の健診は月1回、後半になってようやく2週間に1回、お産直前で週に1回。特にエコーは費用が高いので最低限、トータル3〜4回。

私の健診のスケジュールは↓こんな感じでした。
【初期】
6週目 健診①エコー
10週目 健診②エコー、血液検査
【中期】
20週目 健診③
20週目 エコー検査
24週目 健診④
25週目 母親学級①
26週目 健診⑤
27週目 母親学級②
【後期】
30週目 健診⑥
33週目 健診⑦
35週目〜毎週健診
※37週目で追加のエコー検査

健診2回目(妊娠10週目)

左から頭、胴体、両足

ヒトの形してるー!と感動。すっごい足をバタバタさせてて、看護師さんが、いいサッカー選手になれるわ!と言ってました。つわりが始まって全然食べられてなかったのにちゃんと成長してるんだと安心。

出生前診断(NIPT)


2回目の健診の時に、血液検査をしました。
母体の血液から、胎児の染色体異常を調べます(染色体を調べるので性別も確実にわかる)。

出生前診断で障害があるとわかると中絶する人が多いらしいですが、私と夫はどちらにしろ産むつもりで、心の準備をするために診断を受けました。

アメリカだとこの検査の費用が保険適用で200〜300ドルで済みました。日本で自費だったら受けてなかったかも。

後日、電話で結果が。結果はどれも異常なし。
「ちなみに性別知りたいですか?」「あ、はい」「女の子です」「……?」あんまりあっけなく言われたので聞き間違えたかと思いました。
人によってはベビーシャワーまで教えないでほしいと頼むみたい。

子どもの性別って、産み分け法もあるくらい、どっちも欲しいとか、男の子がいいとか聞きますが、うちはどちらでもよかったです。その上で、性別を知るのはプレゼントを開けるみたいなわくわく感。どっちでも嬉しい、どっちだったらがっかりなんてことはなく、ただ、まだその子がどんな子か全くわからない段階だと、性別一つわかるだけでも嬉しい、そんな感じです。

つわり…

ひどかったです。検査薬で妊娠がわかったあとからどんどん気持ち悪くなって、初期はもちろん、中期でもたまに吐いてました。入院して点滴とまではいかなかったけれど、毎日朝から晩までぐったり。

基本は食べづわりで、2時間おきに何か食べたり、でも食べ終わっても気持ち悪い。食べたいものはころころ変わる。よく食べてたのはオレンジジュース、バナナ、ポテチ…だったかなもう忘れましたが。無性にマックのナゲットが食べたくなったことも笑 マックじゃないとダメ!と夫にリクエスト笑 匂いは意外と平気で、炊飯器も冷蔵庫も大丈夫。ただ、夜寝てる時に遅く帰ってきた夫がごはんを用意してて匂いが寝室まで来た時ににはキレました。

アメリカで妊婦するのを後悔したのは、日本食のお惣菜が手に入らないこと!日本食スーパーも和食レストランも近所にあって十分恵まれてるけど、ちょっとしたおかずが欲しかった!外食やテイクアウトじゃなくて、ほっとするようなおかずが!一度友達がタッパーにおかずを詰めて持ってきてくれたのが本当にありがたかった。

ちょうどつわりが秋から冬にかけてで、ミシガンの冬ってそもそもつわりがなくてもキツい。夏は爽やかで気持ちよくて、青空と緑!に対して冬はグレー一色、雪も降る時は降るけど、基本はずーっと曇り。日も短くて朝は8時まで暗い。私は関東育ちなので冬に日光がないのがしんどくて、毎年毎年冬鬱になってました。

毎日毎日、妊娠アプリや、友達からもらったたまひよを見てなんでもいいから新しい情報を探したり、昼間家で延々スーファミをしてみたり、iPadで無限にオセロしてたり笑 今振り返ると笑えるけど、当時はなんというか、集中力がなくて、こういうことしかできなかったです。かご編みやってたんですけど、作る物の設計とか全然無理で、しばらく封印。あとは無限にピアノで覚えてる曲を2〜3曲リピートで弾いてたり。友達はいたけど、1番しんどい時は人に会う気にもなれず、しばらくお茶会も断ってました。

妊娠初期編は以上です。次回は中期編。

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