何も得れなくとも良い!!本を読む時に僕が考えていること/読書につまずいた時に/本の読み方選び方
僕は高校生くらいまで、読みやすいライトノベルや小説を中心に読んでいて教養書ビジネス書は全く読んでいませんでした。
最初は難しい本が読めなかったのですが、今では普通に難しい本も読むことが出来ています。
読書を始めるに当たり「オススメで見て面白そうだったけど読んだら全然わからなくて凹んだ」
「読書を始めたらなんか目が滑って内容が入ってこない」みたいなことがあると思います。
そんな人のために本を読むときどう考えるべきか、どう読むかを書いてみたいと思います。
選ぶ時に考えること
本には難易度があります。RPGの敵みたいにレベルがあるのですがそれが明確になっていません。
なので最初に本を選ぶ時にこのレベルについて考えて本を選ぶ必要があります。
自分の読書のレベルは体調とかで変わるので平均どれくらいの本なら読めるか本屋でパラパラ本をめくって確かめたりしてください。
それがわかったうえでなんとなく選んだ本が何レベルくらいか考えて読むと難しくて読めなくても自分を異常に下げる事が減ると思います。
ほんの難しさは読書の経験が溜まると、出版レーベルとか作者でわかるようになると思いますが、
最初は手にとってパラパラ見てみると何となく分かると思います。
分量が少ない字が大きい本や挿絵がたくさん入っているもので大丈夫です。
僕も新しい分野に足を踏み入れるとき、「漫画でわかる」とか「高校生のための」とかわかりやすく書いてくれているものから入ります。小学生向けのものを買うこともあります。
本を選ぶとき一つの基準として本に難易度があって自分の読書レベルがどれくらいか考えてみてください。読書レベルが高くないことは全く悪くないです。新しい分野に挑戦する人がその状態になるのでめちゃくちゃ良いことです!!
もう一つ、本を選ぶとき考えてみてほしいことがあります。
本を読んだ先になにか目標を持ってみてください。魔法で戦ってるのが見たいとか、会話のコツを一つ知りたいとか、この本に他の分野で学んだあれについて書いてたらいいな、とか何でも良いのでなんとなくの指針を立ててみてください。
指針を立てていると本を読んだあとなにか残ることが多いです。
目標が全く達成されなかったり、本の内容がイマイチと思っても良いです。
読書レベル
読書レベルと言いましたが。
これは、環境や体調によって変化します。
僕もメンタル的に余裕がないときや、タスクが溜まっているときは僕も難しい本を理解するのは無理です。
読書をするとき、読書レベルが高いときだけ読める本、普通ぐらいのとき読める本、調子悪いときでも読める本、と分けて考えられるようになると楽になると思います。
この前は難しくて読めなかったんだけど、体調良い気持ちの良い朝だったらこの本読めるなとか、この本調子悪くてもわかるみたいな本もあるとなんとなく理解してください。
これがわかっているとその日の体調に合わせて本を選んだり出来るので、全然本が読めない日が減ります。
本自体に上も下もない
漫画ばっかり読むなとか絵が沢山入った方しか読めないとかそんな話をよく耳にしますが、本に上も下もないです。
本は読んでどう感じてどう行動するかです。
なので難しい本にいきなり手を出さなくても、絵本だって言いし、漫画だって言いし、小学生向けでもよいです。
人を読んでいる本でバカにしたりするやつは、無視していいです。おそらくその人からは学びはないです。
あなたも、読んでいる本で人を馬鹿にしたりしないようにしてください、絵本や漫画を読むのは読書ではないという人もいますが、そんなことはないです。
もとから本が読める人は絵本や漫画を読むところから始まった人もたくさんいるのに本人はそれに気づいていないです。
途中まででも良い
本は別に全部読み切る必要はありません。「わからないところ」「自分の興味と関係なさそうなところ」「面白くないところ」飛ばしてよいです。
途中まで読んでこの本ちょっとおもしろくなさそうと思ったら一旦読み終えて大丈夫です。
本は最後まで読まないといけないと思っている人が多すぎる気がします。
よく考えてみてください、学校ですら教科書の最初から最後まで読まなくないですか?
ちゃんと勉強する場ですら全部読む必要がないのです。なので安心して読み飛ばしたり途中でやめたりしてください。
そのうち面白くて気付いたら読み終わっていたという経験ができる時が来るので安心してください。
そして、できれば知りたいものがあるならそれより簡単そうな、そのジャンルの本を読んでみてください。作者や文章の違いでサクサク読めたりします。
サクサク読めた経験が自信や読書レベルの上昇に繋がります。
何度でも言いますが読書レベルが現時点で低いことはチャレンジしている証なので良いことです。
脱線して良い
本を読んでいて途中で別のことが気になる時があると思います。
僕はそういうときは脱線してしまっていいと思います。本にこう書いてるけど他の本に似たようなこと書いてたかもと別の本を開いてもよいですし、気になった所をグーグルで検索しても良いと思います。
本を読んだことでそうしようと思った行動も、その結果も。まとめて「読書体験」です。
本を読んでも途中で飽きるから読まないとかではなく本をきっかけにいろんな行動が取れるならそれは素敵な読書体験だと思うのでむしろ羨ましいまであります。
この世の大体の人はそんなに本が読めるわけではない
有名な書評家さん、有名人、作家色んな人が本の話をしますよね。
多くの人は彼らが特別能力が高く本の内容を完璧に理解し覚えていると考えがちですが、そんな事ありません。
大学教授の部屋ってめちゃくちゃ本や資料があることがほとんどですよね。本の内容を全てちゃんと読んで覚えていたり理解できるならあんなに本を貯める必要はありません。
忘れたり理解できなかったりしたものも一旦置いておいて後でもう一回読めばいいです。
つまらなくて売った本もだいたい売ったブックオフでもう一回買えば安く書い直せます。
本に何が書いてあるかより大事なこと
以前自分を労るための本達で紹介した。お探しものは図書室まででも紹介したのですが、本は本自体に特別な力があるわけではなく、読んだ人がどう読んでどう受け取ってどう行動したかが大事です。
僕の本紹介の記事は、ほとんど本の内容の話というより本を読んで僕がどんな経験を思い出したかとか、どう解釈したかを書いてます。それは、本に書いていること以上に本を読んでどう考えたか何を感じたかどう行動するかみたいなことが大切だと思っているからです。
ついついこの本を読んだらこうなれるみたいなことを考えてしまいがちですが、本自体には特別な力はないです。本を読むほうがどう感じてどう動くかです。
なので本を読んで何も感じなかったわーとかつまんなかったくらいにしかならないときは、現在の自分とあっていない本だと思っていいです。
極端な話をします。本を読んで難しくて読めなかったとき、この本を読めないなんて…と卑下する必要はないです。むしろ「もっとわかりやすく書いてよ!!」位に思っても問題ないです。
大切なのは本の内容ではなく、読んだ人がどう受け取るかなので、受け取りづらい玉を投げてくるヤツのほうが悪いと考えても良いです。
但しインターネットに書き込んだり星一レビューでこけおろしたり、友達に言ったりはしないでくださいね。
ビジネス書や教養書を読むコツ
あくまで僕がやりやすい読み方なのでやらなくてもよいですが参考になるかもしれないので書きます。色んな本の読み方を書いた本を悪魔合体させたやつです。
何度か書いた気がしますが、小説や物語の本ではない物を読むとき、最初は後でもう一回ちゃんと読みたいなという所に付箋を貼る作業をしてください。これなら興味があるか大切そうかだけ判断してパラパラ進めばよいのでつまずきにくいと思います。
2回目以降は付箋を貼った所を中心に読んで章ごとや付箋のポイントごとに面白いことがあれば、こんな発見があってテンションが上ったとか、こういう経験談が書いてあって自分の経験とリンクして涙が出たとかメモしてみたりしてください。
最終的に、使いたいものや心に留めておきたいものがあるなら、ほんの総括として自分の感情をベースにこういう事が書いてある泣ける本とかこういう滅多に聞けない経験が書かれてるめっちゃ笑える本とかどこかにメモしておくと本を見たときなんとなく思い出せたりするのでオススメです。
1周目は興味がある大切そうな所に付箋を貼る
2周目以降は付箋の場所を中心に読む
章ごとでも付箋ごとでも良いので感情を軸にまとめておく
最後にどういう本か感情をベースにまとめてみる
僕がビジネス書や教養書の分野の本を読むときはだいたいこんな感じで読んでます。
自分もこんな体験してるからこの部分は共感した、ここはこんな僕のこんな経験からもこういう事が言えるかもしれない。みたいなことがメモとして残っていました。
何も得られなくてもよし!!
本を読むうえでいちばん大事なこと、それは、ハードルを高くしないことです。
最初から最後まで全部読まなくても良い
わからないところがたくさんあっても良い
難しい本じゃなくても漫画や挿絵がたくさんある本でも良い
本からなにか学び取れなくても良い
読書を抽象化すると、情報を得る行為です。
その情報を自分は、笑えるなと思ってもいいし、使えるなと思ってもいいし、勉強にったと思っても良いも悪いもないです。
是非、気軽に本を読んでください。
買った本が難しくて読めなくてもあなたは悪くないですし、誰かに罵倒されたりもしないと思いますのでYouTubeを見たりTikTokを開くくらい軽い気持ちで本を読んでくれる人が増えれば僕は、なんか嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。上手く伝わったかわかりませんが本を読むとき参考になれば嬉しいです。
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