2410キャリアデザインセンター

イチオシ決算の中から、
決算の反応が良かったものを見て見ます。


会社概要

求人情報誌やサイトで転職情報を提供。エンジニア分野に強み。人材紹介・派遣もしている。
メディア情報事業(Web求人広告・適職フェア等の商品・サービス)
人材紹介事業(登録型人材紹介 を運営)
新卒メディア事業(新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービス)
新卒紹介事業(新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹 介を運営)
IT派遣事業(求人企業の採用ニーズに最適な人 材を派遣する一般労働者派遣を運営)

売上構成はIT派遣とメデイア情報が主力事業
業績は右肩上がりですが、リーマン・コロナなどの時に大きく凹んでいるのが特徴的。

1/31の決算の発表を受けて、翌日ストップ高になっています。

業績修正


上期経常を一転16%増益に上方修正・最高益更新へ
23年9月期上期(10-3月)の経常利益(非連結)を従来予想の5.6億円→7億円に23.5%上方修正
エンジニアや女性領域を中心に旺盛な採用需要が継続し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げ

第2四半期累計期間 の 業 績 予 想 の 修 正 に 関 す る お 知 ら せ

1Q決算を受けて、2Qの決算の業績の修正を発表。
売上83.7億→84.9億+1.4%の修正 営業利益5.7億(6.9%) →7.1億(8.3%) +23.5%の修正

修正理由:「エンジニア」領域を中心に高い採用需要が継続 回復が鈍化していた「女性」領域にお いても採用を再開する企業が増加したため
計画を上回る売上となった。
2Q以降も「エンジニア」領域を中心に「女性」領域においても高い採用需要が継続する見込み。
登録者の獲得につきましては競合との競争は激化
2023年2月よりオードリーを起用した広告宣伝を開始し、typeブランドの認知度・ブラ ンディングの向上を実現していく
より効率的な広告宣伝を実施し、業績の更なる拡 大を進める


1Q決算


売上42.8億+20.8  営業利益4.7億+52.1  利益率11.1%
進捗率は67.1%と昨年に対してもかなり高い進捗率となっている。

今期予想:売上175億+12.9  営業利益13.1億+19.2   営業利益率7.5%
売上・営業利益とも過去最高を見込んでいる。
通期の進捗率は35.8% と昨年より(28.1%)と進捗は良い

3ヶ月の業績の推移:
40億程度の売上は継続しており、四半期別で見ると、過去最高の売上を記録
 営業利益においても2018年に記録した5.1億に迫る利益を確保。
利益率も過去の実績と比較してもかなり高い数値を出しています。

2023年9月期 第1四半期決算短信


定性情報
2022年11月の有効求人倍率は1.35倍と伸び率は前回調査から横ばいで推移しており、「エンジニア」領域を中 心に高い採用需要が継続するとともに、回復が鈍化していた「女性」領域においても採用を再開する企業が見られ ました。
特 に人材紹介事業の売上高は計画を上回る
メディア情報事業における「エンジニア」領域の売上 高は順調に推移
「女性」領域の売上高が大幅に増加
売上:エンジニア+11.1%  女性+73.5% 営業+33.6%
売上高の増加に伴い取引社数が増加 
期首から広告宣伝費を前年同四半期より大 幅に増加
売上高は、4,284,821千円(前年同期比20.8%増)
営業利益476,465千円(前年同期比51.8%増)

メディア情報事業  
売上高は1,360,044千円(前年同期比26.2% 増)
集客面においては、スマートフォンアプリや『女の転職type』のサイト改修を実施 登録者の獲得 のための広告宣伝を実施したことにより『type』『女の転職type』ともに登録者並びに応募者獲得は堅調に推移

人材紹介事業
売上高は818,825千円(前年同期比31.6%増)
「女性」領域の採用需要が増加するとともに、引き続き「エンジニア」 「営業」領域の成約件数が増加  ミドル領域の成約件数が増加
知人紹介キャンペーンの施策を強化したことで知人紹介経由の登録者数は増加
競合他社との競争が激化しており、新規登録者数はやや鈍化

新卒メディア事業
売上高は209,346千円(前年同期比15.7%増)
2024年度卒業予定の学生を対象としたイベントの拡販が順調、取引社数が増加  求人企業の個社 別の採用ニーズに合わせた個別セミナーの販売も順調
イベントをオンライン化したことにより、全国での集客の強化につながった

新卒紹介事業
売上高は36,500千円(前年同期比13.7%増)
新規案件の獲得が堅調
2023年度卒業予定の学生については IT業界を中心に成約件数が増加し、2024年度卒業予定の学生については採用活動早期化ニーズの高い求人企業の 案件開拓を強化、成約件数が増加

IT派遣事業
売上高は1,860,104千円(前年同期比13.8%増)
求人企業の採用需要は増加
多様化する派遣スタッ フの働き方に合致する案件が減少傾向
派遣スタッフの新規稼働人数はやや鈍化
登録者獲得については引き続き各登録経路を強化したことにより、新規登録者数は順調

コメントを見ると非常に好調なことが伺えますが、主力のIT派遣事業についてはややネガテイブなコメントがあり少し不安があります。
メディア情報は好調な様子が見られます。人材紹介については競争が激しくなっていますし、新規獲得経路では、知人紹介ルートで増えているので、新規案件が鈍化しているので、今後の見通しはどうなのか?は気になるところです。

その他

レポート・中計も出しているので、また見て見たいと思います。
レポート
2022年9月期 通期決算説明会
中期経営計画





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