すかいらーく(3)


4/4に月次を発表しましたので、見てみたいと思います。
全店が、+23.3  既存店+26.6  客数+11.9  単価+13.1でした。
19年対比で見ると、90.4%になります。

コメント::深夜営業再開に伴い、21時以降の売上も上昇
地方のヤングファミリー層が相対的に弱かったが、春休み入りより回復
ガスト、バーミヤンなどの売上が回復基調

ガスト:9日に導入した「サーロインステーキスペシャルコース」が高単価ながら好調。また、抹茶スイーツも好評で客単価に貢献
ジョナサン:16日のグランドメニュー改定で客単価増
 13日よりガスト、バーミヤン、ジョナサンの一部店舗で深夜営業を再開、深夜の飲食需要の拡大
2月1日オープンの新ブランド、飲茶TERRACE『桃菜』が2019年比で客数が約1.5倍、売上が約2.6倍と引き続き好調

株価は前回よりさらに上昇していますね。
月次が良くなったのは、1月の月次からだと思いますので、
株価に織り込まれているには、早いなとは感じます。

昨年の状況を振り返ると、3/21にまん防が解除になっていますね。
ただ夏に感染者が増加して、悪くなっていましたね。
すかいらーくはずっと良くなかった印象が強いです。

19年対比で見ると、7割ぐらいです。
売上で見ると850億程度は戻っているのではないでしょうか?
売上総利益が68%程度で推移していますので、580億程度だと想定すると
黒字化するかもしれませんね。

ただ今の株価水準は、コロナ前の200億程度まで織り込んでいるようには見えます。
ただ値上げの浸透が進んでいるので、期待感はあるのだと思います。

会社計画では売上3550億+16.9  営業利益60億
ですが、コンセンサスでは、売上3453億+13.7  営業利益30~50億と予想されていますが、来期は倍増の55~100億に回復予想となっています。


すかいらーくではこんな記事もありました。
このネコ型ロボットで認知も上がっているようです。
ロボットと協働するには新たなオペレーションを作り直さないといけないようで、この短期間で、うまく稼働させたことは素晴らしいことだと思います。
フロアスタッフの歩数は、広い店舗ではわずか数時間で1万歩を超えるらしく協業することで歩数は半減したそうです。
実際、サイゼリヤで、どのくらい歩いているのか、検証してみましたが、
店舗規模によりますが、稼働率が高いと、1万歩ぐらいは歩いていましたね。


これ、面白いのが、店舗によって使い方が違うことです。
すかいらーくは配膳に使っていますが、このサイゼリヤの例では下げ膳に使っていることです。
下げ膳に使っている理由としては、
よく飲食店に行くと、席は空いているが、案内がされないことをよく見かけると思いますが、待っているお客さんの席の案内をスムーズにして、回転率を上げることに使っているようです。

移動回数、移動距離の削減にも繋がりますし、お客さんの目配りもできますからね。
サイゼリヤの場合はすごく効率的にホールの人は動いているように見えますので、必要ないかと思いますが、色々、検証しているようです。

サイゼリヤのスタッフはかなり歩くのが早いので、下げ膳に使うのが最適なように思います。


外食の月次を少しだけ見てみます。
今月も居酒屋系は強いですね。
ファミレスだとジョイフル、すかいらーく、ロイヤルHDが強いですね。


客単価で見ると、すかいらーくが飛び抜けて高いですね。



株価で見ると、ラーメンが強いですね。
もうさすがにラーメンには飽きたことかな?と思っていましたが、
この前、新宿にいったら、ラーメン屋に長蛇の列ができていました。
昼間は暑いですが、夜になると、肌寒いので、ラーメンは恋しくなります。
ラーメン屋は比較的よる遅くまで営業しているのもプラスに働くのでしょう。
ラーメン屋を見ると、外国人が並んでいる割合も高いですから、依然強いのだと思います。

力の源HDの月次です。

日高屋の月次です。
日高屋はコロナ前の数値をうわまってきていましたね。

日高屋も配膳ロボットを入れるようです。
値上げしてこの月次は立派です。値上げも小幅なので、それほど上がっている感覚はないのかもしれません。

ギフトの月次です。
都市部に多く構えるラーメン店は強い傾向があります。
外出している傾向はマスク規制がなくなってかなり強まっているように思えます。マスクを外す人が増えるとさらに強まるのではないかと思います。
ただ気がかりは物価の上昇圧力です。


また値上げもあるのかもしれません。そういう期待値もあるのかもしれません。
結果的に、値上げが収益改善につながって、値上げしている会社ほど株価は強いです。

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