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齋藤夫婦の1日(家族旅行編)

こちらのお話の続きとなっております!
興味が1mmでもあったらお読みください笑。


7/14、都内のとある撮影スタジオ。

カメラマン「はーい!
      飛鳥ちゃん目線ちょうだーい!」

カシャカシャッ、、、、、、

白いワンピースに身を包んだモデル・齋藤飛鳥がカメラに向けて美しい笑顔を浮かべている。

夏をテーマにした雑誌の表紙撮影をしているようだ。



飛鳥「お疲れ様でした。」

カメラマン「ありがとー!なんか今日の飛鳥ちゃんは
      普段より笑顔が素敵だね〜!」

飛鳥「そうですかね。」

カメラマン「なんかいい事でもあったの?」

飛鳥「う〜ん、、、強いて言うなら明日からかな。」

カメラマン「??」


飛鳥「明日から家族3人で旅行に行くんですよ。」


その日の夜。

彩「〜♪」

〇〇「彩はご機嫌だね?」

彩「お出かけたのしみなんだ〜!」


明日からの旅行に向けてパッキング中の〇〇。


土日と海の日で何ヶ月ぶりかの3連休、ようやく飛鳥と〇〇の休みが重なったのだ。


彩も幼稚園はお休みのため家族旅行にでも出かけようと前々から計画していたんだ。


向かう場所は北海道。


飛鳥は1st写真集『潮騒』の撮影地として訪れた事があるらしい。それにライブでも何回か。

だけど僕と彩は行った事がないため、今回に行ってみようという話になった。


飛鳥「ほら彩ー。
   そろそろ寝ないと明日起きれないよ?」

彩「えぇー、、、ねむくないもぉん!」

そう言いつつも目を擦っている彩。

〇〇「あとはパパ達がやっておくから
   彩は寝ちゃいなー。」

彩「、、、はぁい。」

飛鳥「ほらベッド行こ?」

彩「おやしゅみ、、、パパぁ、、、」

飛鳥に手を引かれながら寝室へ入っていく彩。

すでに呂律が回っていなかったからだいぶ眠かったんだろうなぁ、、、笑。


飛鳥「ベッドに入ったらすぐ寝ちゃった笑。」

〇〇「もうだいぶ眠そうだったからね笑。」


寝室から戻ってきた飛鳥が微笑みを浮かべながら戻ってきた。

今日も今日とて我が家の娘は可愛い。


飛鳥「よいしょっと、、、
   あとは何を用意すればいいかな〜。」

うさぎの耳が当てがわれたパジャマを着ている飛鳥。

こんな可愛い服は飛鳥からは絶対に着ない。

けど面白半分で僕が去年の誕生日にプレゼントしたら結構気に入ってくれたらしい。

それから毎晩の勢いで着てくれている。



〇〇「なんか楽しそうだね〜。」

飛鳥「それカメラマンさんにも言われた。」

〇〇「やっぱ?」

飛鳥「そんな感じでてる?」

〇〇「なんかいつもより幸せオーラ出てる
   感じがするんだよね笑。」

飛鳥「なにそれ笑。
   、、、まぁ楽しみなのはほんとだけど。」

〇〇「そういや僕らって旅行行くの初めてじゃない?
   飛鳥は仕事が忙しかったし、彩が生まれてから
   はそんな暇なかったし。」

飛鳥「あーたしかに。」

〇〇「だから楽しみだったんでしょー?」

飛鳥「うるさいなぁ笑。」

そう言ってほっぺたを膨らませる飛鳥に愛おしさが増してくる。

飛鳥「もう!はやく準備終わらせて寝よ!」

〇〇「はいはい笑。」


翌朝、5:30

僕たちは早い時間の航空券をとったため、日が上る前に起きる必要があった。

僕は早起きが得意な部類だからこの時間でも余裕なんだけど問題は後の2人、、、、、、

〇〇「飛鳥ー。」

飛鳥「、、、、、、ん。」

寝ながら返事をしている飛鳥。

〇〇「旅行のお時間ですよー。」

飛鳥「、、、、、、明日にしゅる。」

〇〇「いや出来るか。」


彩「すぅ、、、すぅ、、、」


そこから何とか2人を起こし、空港へと向かう。

うちの女性陣は朝がとにかく弱いのがたまに傷。

飛鳥「まぁその為にパパがいるんだもんね〜?」
彩「ねー!」

〇〇「僕の役割って目覚まし時計と同じなの?」

彩「でもパパは他の時計さんとちがうよね!」

〇〇、飛鳥「「なにが?」」

彩「だってふつうの時計さんはママに
  チューしないもん!」

〇〇、飛鳥「「なっ、、、///」」

彩「きょうもママがパパにチューしてっておねだ」

〇〇「あー彩!奥の部屋から荷物取って来な!」
飛鳥「うんうん!」

彩「え?パパたちのチューのおはなし」

〇〇「それはまた今度ね!!」

彩「はぁい、、、」

僕は娘から恥ずかしエピソードが語られる前に荷物を撮りに行かせた。

〇〇「、、、見られてたんだ。」

飛鳥「まぁいつも行ってきますのチューしてるし
   いいんじゃない?」

〇〇「っていうか飛鳥が朝も夜もねだりすぎじゃ」

飛鳥「ん?」

〇〇「、、、なんでもないです。」

飛鳥「よろしい。」


〇〇「それじゃあいこっか、運転はどうする?」

飛鳥「私がする!」

〇〇「おっけ。」

最近の飛鳥は車の運転にハマっているので、ここは飛鳥に任せる。

飛鳥「ふんふ〜ん♪」

〇〇「そういや飛鳥の運転って初めてだなー。」

飛鳥「上手すぎて驚くなよ〜笑。」

彩「、、、、、、」

〇〇「どうした彩?」

パッと彩の方を見ると、不安50%と楽しみ50%みたいな顔をしていた。

彩「ママの車に乗るとね?すごいんだよ?」

飛鳥、〇〇「「すごい?」」

彩「うん、、、」


すごいってどう言う事だろう?
本当に上手すぎるって意味なのかな?


飛鳥「あっはは!!」

〇〇「おい飛鳥!」
彩「ママー!」


なんか飛鳥がハンドルを握った瞬間、すんごい笑い始めてすんごい運転になったんだけど?!

彩の言ってた"すごい"ってこう言う意味だったのか!

いやハンドル握ると性格変わる人っているけど笑い上戸になる奴なんていないだろ!!

どうなってんだうちの妻!!


飛鳥「あはははっ!!」


飛鳥のトンデモ運転で何とか空港にたどり着いた僕たち、、、

でも僕が運転するより3倍は速く着いてるから上手いっちゃ上手いのか?

とりあえず飛鳥に運転は控えさせたほうがいいな。

〇〇「はぁ、、、はぁ、、、死ぬかと思った、、、」
彩「パパ、、、あーや生きてる、、、??」

飛鳥「なにやってんの2人とも?
   はやく搭乗手続きしちゃおうよ!」

〇〇、彩「「はい、、、」」

飛鳥「ん?なんか顔色悪いけどどうかした?」

〇〇「ん?!大丈夫だよ!!
   少しだけ疲れちゃった位かな?!」

彩「あーやも!!」

飛鳥「あー坂道とか続いたもんね。」

〇〇「うっ、、、うん、、、
   あーとりあえず運転お疲れ様でした、、、」

飛鳥「どういたしまして〜♪」


『君の運転のせいだよ』と飛鳥の士気を下げる事は言いたくないので適当に流しといた。

そうして僕たちは飛行機に乗り、北海道へ向かった。


飛行機内。

彩「うわぁ、、、!!」

彩は初めて飛行機に乗るためワクワクが止まらないようだ。

飛鳥「あんまりはしゃぎすぎちゃダメだよ?」

彩「はーい!」

〇〇「まぁ初めてならテンション上がるよね笑。」

彩「みてみて!雲よりたかいよー!」


彩「ついたー!!」

僕たちは約2時間のフライトを経て北海道の地に降り立った。

飛鳥「やっぱ北海道って涼しいね〜♪」

〇〇「なー。今も気温は22°cだって!」

彩「すずしー!」

東京とは全く違う気温に驚く一方、初めての旅行に興奮していた、、、!

彩「ママのお写真ってここでとったの??」

飛鳥「そうだよー。」

彩「ママかわいかった!」

飛鳥「おっ!うれしいなぁ〜♪」

〇〇「ママの写真集、見たことあったっけ?」

彩「あるよ!パパのおへやにあったの!」


〇〇「、、、え?」
飛鳥「へぇ〜、、、笑。」

彩「なんかほかのお本とはちがう所にあって」

〇〇「よーし彩!最初はどこ行こっか!」


僕は本日2度目の強制カットインを挟み、会話を別の方に待ってこうとしたが、、、


飛鳥「どんな感じで置いてあったの?」ニヤニヤ

彩「パパのつくえからよく見えるところに4つ!
  同じやつが2つずつあったんだ〜!」

嬉しそうに飛鳥へ報告する彩。
もーいつの間に部屋に入ったんだ、、、


飛鳥「そっかそっか〜♪」

〇〇「、、、恥ずかし///」

飛鳥「私なんていつでも見られるくせに笑。
   しかも結婚前は持ってなかったでしょ笑。」

〇〇「いやまぁ、、、」

飛鳥「それにちゃんと2冊ずつ買って笑。

〇〇「、、、あーもう!
   写真集の飛鳥が可愛かったから買ったの!」

飛鳥「あっはは!!
   パパは私のことが大好きだね〜♪」

彩「パパのお耳まっかっかだー!」


妻と娘にめちゃくちゃイジられながら僕たちは空港を後にした。


まず僕たちは移動用のレンタカーを借りた。

飛鳥「よーし今度もママが」

飛鳥がその言葉を全て口に出し終える前、僕と彩にさっきのトラウマが、、、


〇〇「ママは行きで運転してくれたから!
   今度はパパがするよ!!」

彩「うんうん!ママはつかれてるもん!」

飛鳥「そっか。じゃーお願い!」

〇〇、彩「「ふぅ、、、あぶないあぶない。」」

飛鳥「??」


それから僕たちは北海道旅行を満喫した。


そして時刻はあっという間に夜へ。

僕たちは函館山に来ていた。
どうしてもみんなで見たいものがあったから。


飛鳥「ふぅ〜、、、ついたついた。」
彩「パパがみせたいものってなぁに?」

〇〇「それじゃあ2人ともあっち向いて!」


飛鳥、彩「「、、、わぁ!!」」

目の前には何万かのライトが函館の街を美しくライティングしていた。

飛鳥「きれい、、、!!」
彩「キラキラだぁ、、、!!」

〇〇「でしょ。
   これをみんなで見たかったんだ〜。」

飛鳥「前に来た時は見れなかったからなぁ。」

目の前の絶景にうっとりしてる飛鳥。

〇〇「知ってる?この中に『ハート』の文字が
   隠れてるってやつ。」

飛鳥、彩「「ハート?」」

そう言ってじっくりと夜景を見渡す2人。

あまりにも一生懸命に探す姿が可愛らしくて、、、笑。

飛鳥「、、、ないんだけど。」
彩「、、、みつかんないよぉ。」

〇〇「えっとね。こことここ、、、あとここ!」

飛鳥「ほんとだ!」
彩「パパすごーい!」

〇〇「そうでしょー笑。」


ハートを見つけた僕をすごい褒めてくれる2人。

後でこの情報をくれた愛萌には感謝しておこう。

愛萌「私が教えました〜💕」


行きたかった場所にも全部行けたし、大満足の1日だった。

〇〇「それじゃーホテル行くか。」

飛鳥、彩「「おー!」」


車の中は今日の思い出話で溢れていた。


飛鳥「お昼に食べた海鮮丼美味しかったね〜♪」

彩「おいしかった!」

〇〇「ねー。綺麗なところも多かったし。」

飛鳥「最後の夜景が1番凄かったかな〜。」

〇〇「お、なんか嬉しい笑。」

彩「パパもすごいね〜!
  ハートの文字みつけちゃうなんて!」

〇〇「僕からの気持ちだから笑。」

飛鳥「いつの間にそんなカッコいい事するように
   なったの?」

〇〇「僕の普段がダサいみたいじゃん笑。」

飛鳥「そんなことないもん。
   いつも〇〇はカッコいいよ笑。」

彩「かっこいい!」

〇〇「ありがと笑。」


車を走らせて1時間弱、予約していたホテルに僕たちはたどり着いた。

〇〇「ふぅ、、、やっとついた!」

彩「おつかれさまでしたぁ!」ギュッ

後部座席から可愛い天使がハグをしてくれる。

〇〇「ありがと彩〜!」


もう1人の天使は、、、

飛鳥「すぅ、、、すぅ、、、」

彩「ママねちゃった?」

〇〇「うん。疲れちゃったのかな。」

僕が声をかけて飛鳥を起こそうとしたら、、、

彩「じーっ、、、、、、」

〇〇「あや?」

彩「チューしないの?」

〇〇「え?」

彩「ママを起こすときはいつもしてるじゃん!」

〇〇「いやなんで知ってるの!?」

彩「ねてるフリしていっつも見てるの〜♪」

うちの娘が末恐ろしい感じに育ってますが、僕は普通に飛鳥を起こします。

〇〇「飛鳥ー。ホテル着いたよー。」
彩「むぅ、、、」

飛鳥「んっ、、、ついたぁ、、、?」

〇〇「うん。荷物下ろすから少し手伝ってほし」

チュッ

僕の言葉を遮るように唇を重ねた飛鳥。

彩「きゃあ〜♪」

飛鳥「んっ、、、おはよーのチュー、、、///」


ホテルの廊下。

飛鳥「、、、、、、///」

〇〇「、、、、、、///」

彩「ふんふ〜ん♪」

飛鳥「まさか娘の前で私からするなんて、、、///」

〇〇「いやその前に娘にバレてたのが1番恥ずい、、、」

彩「やっぱりパパ達はラブラブさんだね〜♪」


ホテルの部屋。

彩「ふかふかベッド〜♪」ピョンピョン

〇〇「こら彩〜。
   ベッドの上で跳ねちゃダメだよ〜。」

飛鳥「ほんとだ〜!
   すっごいふかふかだぁ〜♪」ピョンピョン

どうやらうちに子どもは2人いたようです。

〇〇「はぁ、、、、、、あっ、お風呂どうする?」

飛鳥「このお部屋って露天風呂ついてたよね?」

彩「ろてんぶろ?」

〇〇「お外にあるお風呂のことだよ!」

彩「えぇ〜!はいるはいる!」ピョンピョン

〇〇「ベッドから降りたらね〜。
   じゃあ彩とは僕が入るから。」

飛鳥「え?」
〇〇「え?」

飛鳥「わたしは?」

〇〇「飛鳥はゆっくり入りたいタイプでしょ?」

彩「ママはおふろだいすきだもんね!」

飛鳥「あー、、、
   私も一緒に入りたいなぁ〜って、、、///」


露天風呂。

彩「すごーい!おふろからお外がみえるー!」

〇〇「めちゃくちゃ景色いいなー!」

飛鳥「たまには3人でお風呂に入るのもいいね。」

〇〇「、、、飛鳥って意外と甘えっ子だよね。」

飛鳥「どこが。」

〇〇「週一くらいで僕の布団に潜り込んでくるし。」

飛鳥「、、、寝相だ寝相。」

彩「パパのおふとんに入るまで大変そうだよね!」

飛鳥「ちょっ、、、彩!」

〇〇「なになに〜?
   パパそのお話聞いてみたいな〜!」

彩「ママがね?パパのおふとんに入るまでね?
 『カッコいいなぁ、、、』とか『チューしよっかな』
  ってずっとおしゃべりしてるの!」

〇〇「へぇ〜、、、笑。」

飛鳥「、、、、、、///」

〇〇「素直に入ってくりゃいいじゃん笑。」
彩「ママかわいー!」


飛鳥「もう出るーーー///」


お風呂からも上がり、夕食も頂いてあとは寝るだけ。

〇〇「ふわぁ、、、」
彩「ねみゅい、、、」


飛鳥「んっ、、、重い、、、」

なんか飛鳥がベッドを動かそうと頑張ってる。
なにやってんだろ、、、??

〇〇「何やってんの?」

飛鳥「くっつけて大っきいベッドにするの!」
彩「あーやもやる!」

うちの妻ってクールにみられがちだけど意外に子どもっぽいところあるんだよなー。

まぁそんな所が可愛いんだけど。

〇〇「じゃあ僕も手伝うよ笑。」


〇〇「そいじゃおやすみー。」

彩、飛鳥「「おやすみ!」」

僕たちはいつもの様に川の字になって寝た。

ベッドはくっつけたものの使っているのは結局1つ分くらいに固まって寝た。


3人で寝始めて少し経ったあと、何かが動いた気がした。

〇〇「、、、ん?」

彩がトイレにでも行ったのかな?

彩「すぅ、、、すぅ、、、」

しかし目の前で彩は静かに寝息を立てている。
すると僕の後ろから、、、

ギュッ

飛鳥「よいしょっと、、、」

〇〇「飛鳥、、、?」

飛鳥「さっき素直に来いって言われたから。」

後ろから僕のお腹に手を回した飛鳥。

〇〇「そんな一緒に寝たいの笑。」

飛鳥「、、、大好きだもん。」

部屋の暗さで飛鳥の顔は見えないけど、多分めっちゃ可愛い顔をしていることは分かる。

するとまた何かが動く気配がした。

モゾモゾ、、、、、、ギュッ

〇〇、飛鳥「「ん?」」

彩「ママばっかずるい、、、」

そうして2人の天使に挟まれながら眠りましたとさ。

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