【展覧会感想】国立新美術館『CLAMP展』 私の好きな言葉
乃木坂の国立新美術館で開催中のCLAMP展に行ってきました。やはり凄い人気。予約制ですが、それでも待機列待ちは下の一階まで伸びており、入場に30分くらいかかりました。マティス展やメトロポリタン美術館展など、他の巨匠の展覧会でも待機列は2階で収まっていたので、歴史的画家以上の集客です。
商業デビュー作品『聖伝-RG VEDA-』から最新作まで、全作品の生カラー原画と漫画の原稿が500点近く展示されている物凄いボリューム。
代表作だけでなく『学園特警デュカリオン』も『Wish』も『合法ドラッグ』もきちんと扱われており、漫画以外の参加作品『創竜伝』の表紙イラストや『コードギアス 反逆のルルーシュ』のキャラクターデザイン画まで網羅された決定版の内容です。
漫画家の展覧会としては珍しく、普通の美術館では当たり前の、展示品1枚毎の画材表記もあり、美術品として扱われているのが素晴らしいです。しかも多くのコーナーは写真撮影OK!
心を動かされるメッセージ
超美麗な絵を拝めるだけで感謝しかありません。しかし、絵だけでなく、作品のメッセージが強調されているという、CLAMPわかりみ人が構成しているCLAMP理解度の高い展示構成でした。
展示は名場面のテーマ別にコーナー分けされており、強調されたメッセージに触れると、その言葉に心が動かされ、感動しました。
近年、様々な漫画家の展覧会が行われていますが、質・量共に日本最高レベルの漫画展覧会。
おススメです。物販コーナーは財布がカラになるのでご注意ください。
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