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多才な五男

我が家の末っ子、五男。
小学校の時は、
「弟を産んで!」
と、よく言っていました。

兄たちにめちゃくちゃ可愛がられ
チューをされまくり、
なめられまくって育ちました。

そんな五男のことを書きます。

生まれた時👶

助産師さんが、まだ新米の方でした。
私が5人目だというので、安心されていました。

そしたら、陣痛室から分娩室へ移動したのに、なかなか生まれず、
陣痛室へ戻されたら破水し、また分娩室へと逆戻り。

長男の次にしんどい出産となりました。

おまけに、部屋が空いていなくて、一晩廊下で過ごしました。

生まれた時から、ハプニングの連続でした。

しかも、その日はなんと!
Xデー‼️
ツイッターの日ではありません。

今では、ほとんど名前を聞かなくなった、オウム真理教の
麻原彰晃が逮捕された日でした。

幼児👶

黒目が大きくて、
まつ毛が長くてカールしていて、
爪楊枝が乗りそうでした。
とても可愛かったです。

この子が保育所に入った時は、まだ兄2人も行っていて、
3人分の保育料は、高かったです。

何しろ共働きなので、
保育料のランクは最高額でした。

保育所の先生が付けた呼び名は、
◯◯ピー
(◯には、五男の名前の一部が入る)

みんなから、「◯◯ピー」と呼ばれ
可愛がられていました。


五男が3歳ぐらいの時に、私が、初めて担任になりました。
やはり、仕事がいろいろと忙しくなり、心に余裕がなくなりました。

五男は、私の顔色を窺うようになり、チックの症状が表れました。

それまでは、副担任だったので、職員会議など保育所の迎えがあるのでと、お先に失礼させていただいていました。

けれども、担任となると、そうもいきません。
それで、保育所の迎えを、時々兄に頼みました。

自宅から保育所まで、自転車で20分ぐらいかかります。
後から聞いたのですが、時々、お兄ちゃんに
コンビニでお菓子を買ってもらっていたそうです。

お兄ちゃんたちからすると、
長男とは、11歳違い。次男とは、9歳違い。
可愛くて仕方がなかったようです。

お兄ちゃんたちに、いろいろと鍛えられていました。
そのせいか、3歳ぐらいですでに腹筋が割れていました。

小学校

兄たちの時は、あまり心配しなかったのに、この子は、よく寝てしまうので、1人で電車で帰らせるのは、心配でした。

それで、いつも学童保育所に迎えに行っていました。
長男の時には、一年生の時から、たった1人で帰らせていたのに!

やっぱり末っ子には、甘くなるのでしょうか。


低学年の時は、兄の影響もあり、言葉づかいが乱暴だったり、
他の友達に偉そうにしたりして、先生からご注意をいただいたりして、ちょっと困ることもありました。


五男も、ラグビー、ミニバスをやっていましたが、
なんと、学校のオーケストラクラブに入りたいと言い出しました。

ホルンを担当することになりました。
小さい身体で、重たいホルンを持ち帰って、練習していました。

学校の帰りは、電車に乗って、さらにバスに乗って帰ります。

後で聞いた話ですが、
バスの運転手さんにパンをもらったことがあったそうです。

ほんとうは、いけないことかもしれませんが、
いろんな人に可愛がってもらえる得な子だなと思います。

何もかもよく頑張っていました。
6年生では、運動会で応援団長をしました。

中学校

吹奏楽部でも、バスケットボール部でもなく、
ラグビー部に入部しました。

身体が小さくて、レギュラーにはなれませんでした。

それでも一生懸命に頑張っていました。

早く筋肉をつけたからかどうかは、分かりませんが、
身長がなかなか伸びませんでした。

学校から、低身長で病院に行くように勧められて、
時々通っていました。

異常はなく、治療は特にせず、
ただ定期的に通っていただけでした。

たぶん、うちは全員奥手なので、そのうちと思っていたら、
最終的には、170cmほどになったので良かったです。

高等学校

俺は、三男とは違う。
ラグビー部は無理やから、部活には、入らない。

と言っていたのに、
新入生に対する部活動の勧誘会みたいなのを見て、
早速、ダンス部に入りました。

ダンス漬けの3年間を送っていましたが、
兄の話を聞いて、一年生の時から、勉強も頑張っていました。

しかも、就職のことを考えて、
兄たちとは別の大学に、推薦で進みました。

大学

兄たちとは違う大学に入ったので、
入学式は、学校見学がてら、見に行きました。

ずっと自宅から通ってくれたので、助かりました。

兄のコネも利用(書類選考だけ、あとは実力らしい)させてもらい、
無事に三男と同じ会社に就職しました。

最後に

5人目だったら、今までの経験から、きっと今度こそうまく育てられると思っていましたが、なかなかそうはいきませんでした。

五男は、弟が欲しかったのに、弟がいなくて、私が弟代わりと言ったら
おかしいですが、家の中で、偉そうにできる相手が欲しかったんでしょうね。

なぜか、いつも私とよく言い争いになっていました。

五男が聞いたことに対して、私は、正確に答えようとするのですが、
それがかえってうまくいかないのです。

横で見ていたお父さんは、
「適当に答えといたらいいねん。まともに相手するからや」

と言うのですが、どうしてもそうなってしまっていました。

今から思えば、弟代わりなのですから、
「はい、はい」
と、聴いておけばよかったんだろうなと思います。

それが出来ず、ついムキになってしまいました。

5人の中で、一番真面目だと思います。
真面目と真面目がぶつかったのでしょう。


ケンカ(?)もするけど、甘えるのも上手でした。

女の子だったら、彼氏のために作ったであろう
バレンタインデーのチョコ

それをホワイトデーのために、チョコを作るのを手伝うことになる
とは、思ってもいませんでした。

高校のダンス部の子たちに配るために作るのだということで、
手伝いました。

兄たちは、そんなことがありませんでしたので、
いい思い出になりました。

そのダンス部で一緒だった子と
昨年、結婚しました。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました☺️

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