『潜在的に』Day One。15日目。
起床、吸いたいと思わない。
下半身の一部が健康の証明として、お腹につく。
殺さない彼と死なない彼女、ふと脳裏にこの言葉が浮かぶ。映画だ。この言葉が浮かんだのは、女優が、アプリゲームのキャラクターに扮して3連ガチャもらえる!みたいな広告を何度も見たからかも知れない。
桜井日奈子は写真集を出すようだ。
次に、お願い社長をダウンロードする。
はい。ストップ。
桜井日奈子は知っていて綺麗な女優だなと思いつつ潜在意識の中で、保管されていた。激レアさんを連れてきたの進行を桜井日奈子がやっていて、とてもうまかった。さらには事務所がどう売っていいのかわからずバライティに出ているのを見たことがある。
女優も主演なのか助演なのか、脇役なのか、演技派なのか、それらのあるラインに乗っからないと、たちまち仕事は来なくなる。でも彼女は、商品として売り出さなければならない。そこで、写真集からの、アプリゲームのキャラクター。
潜在意識の中では美しい存在と認知していた自分からすれば、ああ、桜井日奈子ね、と脳内の記憶を呼び起こし、購入、ダウンロードに結びつく。
普段意識するほどでもないが、過去になんか好きだな、なんかいいなと思えていたものを、掘り起こす感覚。美少女としてデビューして30間近まで芸能界にいる。手を変え品を変え、自分自身の、あらゆる価値を模索し提示していく。それを潜在的に求めている自分みたいな人が居て、少ないお金をそこに投げる。それで、彼女の価値が再構築される。おたくの発想か。
桜井日奈子について何故か熱弁しているわけだが、広告、マーケティング、ブランディング、プラン、個人の持つパーソナルイメージ、それらすべてを、総動員しても、消費者の元へ届く可能性は限りなく低い。自分が目にするということは、自分みたいな層に向けて広告を、打っているのか、はたまた、自分が潜在的に桜井日奈子を覚えていて、気になる記事だから目に入ったのかはわからない。
うん、写真集、予約しよう。
絵に描きたいから!!
煙草をやめてから、ラーメン専門家くらいラーメンを食べている。舌が敏感になり、味がよくわかるから以前より美味しく感じられるのだ。
岩手、青森に4店舗の横浜家系ラーメン木村屋という店が、少し前にオープンしていた。
国道沿い、通勤途中の絶妙に入りやすい位置にできていて、駐車場も30台あるから、するっと入れた。
入りやすさって商売の肝だよね。
食後の一服。いつもなら吸いたくなっていた。
吸うか吸わないかじゃなくて
吸わないか、吸わないか。
やることより、やらないことを決めるのが重要だ、みたいなことをなにかで読んだ。
そうゆう意味だったのか。
煙草は?吸わない。
酒は?飲まない。
1択だと脳の負担が、わたあめくらいに軽くなる。
また、成長だ。
成功する?
する。
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