Photo by maxima_s 詩 少女性 5 結城きき 2024年7月18日 14:07 黄色い花弁が風に揺れるそれは髪をなびかせる少女のよう物憂げに揺れる細い身体悩ましげに微かに俯くその姿あれは あの夏に取り残してきた少女性だ夏の熱にうなされて 陽炎の彼方に淡く輝く幼いままの私を 大人たちは許してくれなかった遠くなる雷鳴が 少女時代に終わりを告げるもう少しこのままでいられるなら夕立に濡れてたたずもうきっとすぐに止んでしまうのだろうけど少女性を纏った向日葵が今年もまた揺れているわたしはそれに背を向けて街の中に今日も繰り出す ダウンロード copy #詩 #ポエム #夏 #詩のようなもの #少女 #ひまわり #向日葵 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート