【自宅焙煎日記】10
前回は、焙煎機を予熱することでこれまでよりも上手く焼けることがわかった。
ちょっとここまでのチャレンジとその結果を振り返ってみよう。
[チャレンジ] [結果]
・焙煎時間を15分→25分に延長 △
・容積率を36%→75%に増加 〇
・容積率を75%→100%に増加 △
・焙煎時間を合計60分に延長 ×
・焙煎機を10分予熱 〇
こうして見ると「焙煎時間の延長」、「容積率の増加」、「焙煎機の予熱」と新しいチャレンジは概ねいい結果。だけど、それらをさらに増やしても思ったような効果が上がっていないことが分かる。
「容積率200%」とかもチャレンジしてみたいけど、この結果からするとおそらくそれほど効果はない気がするな…。
あと、試していないチャレンジは「生豆の予熱」くらいだ。
焙煎機の予熱は空焚きすればいいだけなので簡単だった。しかし、生豆の予熱はどうしたらいいのか…。豆の内部をダイレクトに加熱する方法があればベストなんだけど…(外側から熱を伝えるとどうしても内部に到達するまでに時間がかかるし、ロスも出る)。
あ…、あるな! 大体どこの家庭にもあって、直接内部を温めることができる機械。
そう、電子レンジだ。
電子レンジは、マイクロ波と呼ばれる電波が水分子だけを振動させることで加熱する仕組み。
これは「生豆から水分だけを蒸発させたい」というコーヒー豆の焙煎にピッタリなのでは?!
でも、ちょっと待てよ…。
電子レンジで卵を加熱すると爆発して大変なことになるのは有名な話。
もしコーヒー豆も卵みたいに大爆発して、電子レンジが壊れちゃったりしたら…。それはまずい。…家庭崩壊の危機だ…。
(こんなことになったら、目も当てられない………)
よし、事前にインターネットで調べてみよう。
でも、コーヒー豆を電子レンジで加熱するなんて話、聞いたことない。
やってる人、いるのかな?
いやいやいや、おかしいでしょ。
しかもクックパッドにレシピまで公開されているし。
さすがコーヒーマニア。こんなに電子レンジ焙煎をしている人がいるなんて…。自分みたいな素人が考え付くことは、そりゃみんな考えますよね…。
さて、気を取り直して記事をいくつか見ていくと、どうやらコーヒー豆は電子レンジで加熱しても大爆発したりはしないようだ(もちろん長時間加熱すればハゼは起きる)。
そして、なんと電子レンジ一つで最初から最後まで完璧に焙煎しているツワモノもいた!
(https://www.build-on-strength.work/entry/2020/11/12/012039)
(リンク先から画像お借りしました)
これを見てもらうと分かりますが、めちゃくちゃキレイに焼けてます。
…いや、自宅焙煎のコストパフォーマンスだけを追求するなら、もうこれが最高到達点なんじゃないだろうか…。
ただし電子レンジで最後まで焙煎すると、どうしても電子レンジへの匂いや油分の付着などは避けられない。台所の電子レンジでは家庭崩壊のリスクが高く、難しい。
いっそ、焙煎専用の電子レンジを買うか?!
いや……やはりまずは電子レンジ+焙煎機のハイブリットでいけるところまで行こう。
道が見えて、楽しくなってきた!!!
次回につづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?