見出し画像

上弦の鬼・童磨のモデルは「酒呑童子」じゃないかなという話

⚠️本稿には漫画『鬼滅の刃』のネタバレ内容を含む可能性があります。

単行本「鬼滅の刃」16巻より



上弦の鬼・童磨のモデルはやっぱり
酒呑童子だろうなと最近確信を持ち始めている。
理由としては

・女好き(女をやたらと攫っていく)
・酒好き(酒呑、という名前からもそうだし、酔うと超ご機嫌になる)
・宗教者(当世の宗教者に対して批判)
・自分が善だと疑わない(打たれるときにどうして自分がこんな目にみたいなことをいう)
・名前に「童」が入ってる

公式ファンブックによると
童磨は人間のとき酒好きで
鬼になってからも酒風呂に入っていたらしいので。

ここでいった私の酒呑童子の知識は
能「大江山」の謡本の冒頭の解説のところにもとづいてます。

大江山っていうのが、酒呑童子の住む山ですね。

ちなみに能「土蜘蛛」という演目があるのですが、そちらは下弦の鬼・累が土蜘蛛ぽいです。
能舞台でも土蜘蛛がビャーって沢山の蜘蛛の糸を両手から出しまくって見応えあります。
長い和紙を細く切って丸めてある小道具で名前も「蜘蛛の巣」とそのまんまです。
YouTubeなんかで「能 蜘蛛の糸 
土蜘蛛」とかで検索すると動画出てくるので興味ある人はぜひ。糸がシャアッと伸びたあと、ふわふわ〜っとなるのが綺麗で面白いです。

ちなみに野村萬斎の演出の鬼滅の刃能狂言でもこの蜘蛛の巣が使われてるようで、こっちは赤く染められている画像がネットとか検索すると出てきます。
アニメとか原作マンガだと累がガチおこになって糸が血鬼術で赤くなるシーンですね。

童磨の話じゃなくて累の話のほうが長くなってしまった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?